【GAS×eBay API】スプレッドシートだけでeBayリサーチを自動化した話
はじめに
副業としてeBay輸出に興味を持ち、いろいろ調べていく中で最初にぶつかった壁が「リサーチの手間」でした。
売れ筋を探すために、eBayで検索→価格を確認→スプレッドシートにメモ……を延々と繰り返す。
これ、エンジニアなら「APIで自動化できるのでは?」と思いますよね。
実際にやってみました。
Google Apps Script(GAS)とeBay Browse APIを組み合わせて、スプレッドシートにキーワードを入力するだけで、eBayの出品データを自動取得できるツールを作りました。
この記事では、その実装の全過程を共有します。
特にOAuth認証周りやレート制限対策など、公式ドキュメントだけでは解決しにくいハマりポイントを重点的に解説します。
完成イメージ



できること:
キーワードを入力して実行するだけで、eBayの出品タイトル・価格・出品者情報などを一括取得
既存のスプレッドシートに組み込める(新しいツールを覚える必要なし)
GASのトリガーで定期実行も可能
全体のアーキテクチャ

処理の流れはシンプルです。
[スプレッドシート] → [GAS] → [eBay Browse API]
↑ |
└───── レスポンスを書き戻し ──┘使う技術要素:
Google Apps Script(実行環境・HTTPリクエスト)
eBay Browse API(商品検索)
OAuth 2.0 Client Credentials Flow(認証)
CacheService(トークンキャッシュ)
この中で一番厄介だったのがOAuth認証とレート制限の扱いです。後半で詳しく書きます。
eBay Developer Programへの登録
まずはeBayのAPIを使うための準備です。
1. アカウント作成
eBay Developer Program にアクセスして、アカウントを作成します。
普段使っているeBayアカウントとは別に、開発者用のアカウントが必要です。
2. アプリケーションの作成
Developer Portalの「Application Keys」から、新しいアプリケーションを作成します。
Application Title: 任意の名前(例:ebay-research-tool)
Environment: まずはSandboxで試して、動作確認できたらProductionに切り替え
3. APIキーの取得
作成が完了すると、以下が発行されます。
App ID (Client ID)
Cert ID (Client Secret)
Dev ID
GASから使うのは主にClient IDとClient Secretの2つです。これらを安全に保管しておいてください。
4. スクリプトプロパティへの登録
取得したClient IDとClient SecretをGASに安全に登録します。
GASエディタを開き、上部メニューの「プロジェクトの設定」をクリック
下にスクロールして「スクリプトプロパティ」セクションを開く
「スクリプトプロパティを追加」から以下を登録:
EBAY_CLIENT_ID:App ID(Client ID)
EBAY_CLIENT_SECRET:Cert ID(Client Secret)
これでPropertiesService.getScriptProperties().getProperty('EBAY_CLIENT_ID')でコードから参照できます。
5. OAuth Scopeの設定
Browse APIを使うにはApplication Access Token(Client Credentials Flow)で十分です。
User Access Tokenは不要なので、認証フローがシンプルに済みます。
ここまでは公式ドキュメント通りに進めれば問題ないはずです。
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