黒い線が、部屋の音を吸い取る。ビュッフェ『竜安寺 石庭』に惹かれた理由
やまアートギャラリー店長です、
この記事では、ベルナール・ビュッフェ『竜安寺 石庭』(世界限定250部・直筆サイン入りのリトグラフ)について、私が惹かれた理由をお話しします。
黒い線が、部屋の音をすっと吸い取っていく。
そんな一枚です。
正直に言うと、初めてこの絵を前にしたとき、私はしばらく口を閉じたまま動けませんでした。
賑やかな絵ではないのに、いえ、賑やかでないからこそ、目が離せなくなる。
ビュッフェは、鋭く尖った黒い輪郭線ひとつで戦後フランスを代表する画家になった人です。
そんな彼には、じつは日本と深い縁がありました。
静岡には彼のコレクターが創った美術館があり、画家自身も来日して、日本の風景をリトグラフに残しています。
その眼が、京都の竜安寺の石庭をとらえた。
草木も水もない、白い砂と数個の石だけの庭です。
ビュッフェはそこに色を足さず、黒い線と沈んだトーンだけで、砂の目と石の重みを刻みました。
飾り立てるのではなく、削ぎ落とす。
余白を、余白のまま残す。
だからこそ、数個の石がぐっと立ち上がって見えてくるんです。
でも、本当に静けさを感じたのは、部屋に置いてからでした。
『ただ静かな絵』ではない。
朝の光と、夜の灯りとで、この黒がまるで呼吸するように表情を変えていくのですが、その先の話は、ブログにゆずります。
全3パターンの額装提案と、この黒がなぜ『影ではなく静けさ』に見えるのか、色の秘密は、こちらのブログで書きました。
https://yama-art.shop-pro.jp/apps/note/?p=1097
作品の詳細・ご購入はこちらのショップからご覧いただけます。
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世界限定250部・直筆サイン入りの一点物です。一度手放されれば、次にいつ出会えるかはわかりません。
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