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ハンドメイド作家さんのためのやさしい品質管理のはなし 第4回 パレート図(考え方編)

パレート図(考え方編)
〜全部直さなくていいと気づく方法〜

あれもこれも気になる。
どこから直せばいいのかわからない。
改善したい気持ちはあるのに、手が止まってしまう。

ハンドメイド制作を続けていると、気になることは自然と増えていくものだと思います。
最初は一つ二つだったはずなのに、いつの間にか頭の中がいっぱいになってしまって、結果として何も手をつけられない。そんな状態になることもあるかもしれません。

この回でいちばん伝えたい結論は、とてもシンプルです。
全部を直そうとしなくていい、ということです。

今回は「パレートの法則」、いわゆる80対20の法則を紹介します。
これはイタリアの経済学者・社会学者であるパレートが提唱した考え方で、「頑張る場所を減らすため」の視点だと考えてもらうとわかりやすいと思います。


パレート図とは?

パレート図というと、棒グラフと累積数の折れ線グラフを組み合わせた図を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
左の縦軸には件数や損失額、右の縦軸には累積の割合があって、AとBだけで全体の80%を占めている、というような図です。
AとBをうまく抑えられれば、全体の困りごとの大半が減る、という考え方ですね。

左縦軸は棒グラフの目盛り:個数や損失額 今回は単位省略
右縦軸は累積% 折れ線グラフの目盛り
AとBだけで全体の80%を占める。
AとBを完全に撃退できたら80%の困りごとが解消する

ただ、正直なところ、このグラフは見た目以上に作るのが大変です。
エクセルを使える人でも、これを仕上げるのはなかなか難しいと思います。

でも、このシリーズではグラフは描きません。
使うのは、考え方だけです。

ちなみに、パレートさんが法則を見つけ、
それをジュランさんが図として整理し、
石川馨さんが日本に広めた、という流れがあります。
ここでは細かい歴史は気にしなくて大丈夫です。

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