あなたの「やりたいことをやる」はどちらのタイプ?【目標型or行為型】
「やりたいことをやる」。そういう生き方をしている人の割合は年々増えてきている。しかし、「やりたいこと」について語るとき、その捉え方は、大きく2種類に分かれる。「目標型」と「行為型」である。
前者は、「いつか自分の個展を開きたい」と明確なゴールを掲げる。一方、後者は「毎日、絵を描いていたい」と、「絵を描く」という行為そのものに価値を置く。実際、近い将来、個展を開く可能性がより高いのは前者のほうだろう。目標が明確ゆえ、そこに至るために必要なアプローチ設計も綿密。多少いばらの道であっても、ゴールに向けて困難を乗り越えていく力がある。
しかし、長い目で見ると、少し話は変わる。目標型の人は、その目標を達成した瞬間に燃え尽きてしまうことがある。興味を失うことがある。一方で、行為そのものに生き甲斐を覚える「行為型」は、日々の起伏に一喜一憂することが少なく、歩みが止まることもない。仮に、その道中に「個展開催」のイベントがあったとしても、そこで燃え尽きることはない。行為型の人にとって「個展開催」は単にご褒美(おまけ?)にすぎないからだ。
「行為型」の価値や尊さは、一見すると、外から見えにくい。しかし、好きだから続くし、続けることで確実に何かが積み上がっていく。積み上がったその先で、(本人が予期していない)大きな成果に結実することもある。
「目標型」と「行為型」はタイプにすぎず、単純に優劣はつけられない。ただ、こうした傾向があることを念頭に、いま一度、自分が思う「やりたいことをやる」と向き合ってみてはどうか。「目標型」か、それとも「行為型」か。あるいは、ハイブリッド型もあるかもしれない。いずれにしても、自分のタイプを知ることで、見える世界や進む世界が変わるかもしれない。
