見出し画像

外面のよいアスペルガー夫が、家でだけ舌打ちをする理由

外では「師匠」と慕われ、家では舌打ちをする。
その謎が解けた日、私の怖れが静かに消えていきました。

夫は、職場では誰もが認めるコンサルタントでした。

後輩から「師匠」と慕われ、上司からは「火が吹いているプロジェクトも必ず立て直してくれる」と厚い信頼を寄せられていました。

なのに。

帰宅してドアを開けた瞬間から、眉間にしわが寄ります。

廊下ですれ違うたびに、チッという舌打ち。

朝、私がダイニングテーブルに着席するだけで、また舌打ち。

気がついたら私は、夫と息子が朝食を食べる間、一人でキッチンに引っ込んでいるようになっていました。


「外ではあんなにいい人なのに」—この矛盾にずっと答えが出なかった

同じコンサルティング会社に勤めていたから、職場での夫の姿を私は知っていました。

相談に来た後輩たちの話を丁寧に聞き、時間を惜しまず飲みに連れていく。
クライアントの心をつかんで、次々と案件を受注する。

「こんなに周囲に慕われる人が、なぜ家では私を無視するのか」

その問いは、長い間、答えが出ないまま私の中に残り続けました。

私の何かが悪いのか。私の接し方が間違っているのか。私がいたらない母親だから認めてもらえないのだろう。

そう考えるほど、自分を責める気持ちが募っていきました。


距離ができて初めて、見えてきたもの

家空っぽ事件——夫がある日突然、小4の息子を連れて出ていった日——を境に、私たちは別々に暮らすことになりました。

最初のうちは、怖れと混乱で頭が一杯でした。

勝手に出て行ったのは夫なのに、息子と引き離されて、私は母親として失格だという烙印でも押されたかのように打ちのめされていました。

でも、物理的な距離ができてから、不思議なことが起き始めました。

夫のことを、初めて「客観的に」見られるようになったのです。

一緒に暮らしていた時は、怖くて怖くて、とても相手を冷静に観察できる状態ではありませんでした。

舌打ち、無視、真夜中の「3日以内に出ていけ」というメールとカウントダウン——日々、それらに反応することで精一杯でした。

距離ができて、ようやく私は「外の夫」と「家の夫」のギャップを、落ち着いて眺められるようになったのです。


子供が家に帰ると「別人」になる理由と同じ

ふと、こんなことを考えました。

子供って、学校や友達の前では「いい子」を演じますよね。
先生に怒られないように。友達に嫌われないように。
一生懸命、場の空気を読んで、自分を合わせます。

でも家に帰ると、お母さんに甘えたり、ぐずったり、わがままを言ったり。

それは「家が安全だから」です。外で頑張っている分だけ、家では素の自分を出せるんです。

夫も、同じだったのではないか。

アスペルガーの特性を持つ夫は、職場では本当の自分を隠し、人の感情を読もうと、常識的に振る舞おうと、相当なエネルギーを使っていたはずです。

それが、家のドアを開けた瞬間にタガが外れるんです。

外で消耗した分だけ、家では制御が効かなくなります。

ある意味、私は彼が唯一「素」でいられる相手だったのかもしれません。


「針の穴から世界を見る」

かつて一度だけ彼を診た産業医(精神科医)から言われた言葉があります。

「アスペルガーの人は、針の穴から世界を見ているようなものなんです」

つまり、相手がりんごを差し出しても、それが毒りんごに見えてしまうことがある。

相手の何気ない言葉が、鋭いナイフのように感じることさえあえる。

普通の人には何でもないできごとが、彼には脅威に映っているかもしれません。

そうしてこれまでの人生を生きてきたとしたら——職場で人の気持ちを必死に読み取り、期待に応えようと全力を尽くし、家に帰った途端にすべてのタガが外れる——それは、ある意味必死に生きてきた証だったのかもしれません。

息子と一緒に暮らすための調停の際、調停員も彼の担当弁護士さえ、手を焼いていました。
固定観念が強く、自分が正当だと思うと常識ではおかしなことでも曲げずに押し通そうとしていたのです。

自分でも、なぜそうしてしまうのかわからないまま、止められなかったのかもしれません。

「大変だったんだな」——その言葉が、私の中から自然と出てきた時、長年の怖れが少し、静かに解けていきました。


今日のひと言✨夫の特性を見つめる

「外面が良い夫が家では別人」——その矛盾に疲れているあなたへ。

すぐには無理かもしれません。

でも「彼も大変な世界を生きているんだ」と客観的に見られるようになった時、あなたの中の何かが変わり始めるかもしれません。

それは、夫を許すことでも、夫の行動を正当化することでもありません。

ただ「そういう特性を持って生きている人なんだ」と距離を持って見つめること

その先に何を選ぶか——結婚を続けるか、別の道を選ぶか——はまた別の話。でも、怖れの中にいる時よりも、はるかに自由に選べるようになります。


この記事を読んで「もっと深く知りたい」と感じたあなたへ。

「外面が良いのに家では別人」「なぜこんなに虐げられるのか」——その答えは、旦那さんを変えることではなく、あなた自身が「自分の軸」を取り戻すことにあります。

旦那さんとの距離をとれると、怖れの中にいる時には見えなかった景色が見えてきます。その一歩を、ご一緒に踏み出してみませんか。

本来のあなたらしさを取り戻し、自分軸で生きるための実践的な方法を、「自分軸で生きるメルマガ」で紹介しています。

🎁 登録特典付「アスペルガー夫に振り回されない私になる5Daysレッスン」

5日間の無料メールレッスンで——

  • 心に溜まった感情を手放し、心が軽くなる

  • アスペルガー夫との距離感がとれるようになり、疲弊から解放される

  • ありのままの自分を認める力が高まる

そんな気づきと実践スキルを体験していただけます。

▼「自分軸で生きる」メルマガはこちら▼

  • ありのままの自分を認める力が高まる

そんな気づきと実践スキルを体験していただけます。

▼「自分軸で生きる」メルマガはこちら▼


いいなと思ったら応援しよう!