仕事で削られた日でも戻れる、チューブトレーニングの小さな始め方
前回の記事で、私はこんなことを書きました。
休職中は続いていた筋トレが、復職後に止まった。
その時、私は自分の意志が弱いのだと思っていた。
https://note.com/yasuojiwriter/n/n739e5b54c89c
でも今は、少し違います。
弱かったんじゃない。
続かなくなる流れを見ていなかっただけだった。
今回は、その続きです。
では、今の私はどうやって「また戻れる形」に変えたのか。
結論から言うと、立派な筋トレをやめました。
きっちりやる。
毎日やる。
何回もやる。
しっかり汗をかく。
そういう筋トレを目指すのを、いったんやめた。
その代わりに、仕事で気力を削られた日でも手を伸ばせるくらい、小さくしました。
続けようとすると、続かなくなる
昔の私は、何かを始める時に、つい大きく考えていました。
せっかくやるなら、ちゃんとやろう。
毎日続けよう。
回数を決めよう。
結果が出るようにしよう。
最初は、それでも動けます。
休みの日ならできる。
気持ちに余裕がある日ならできる。
仕事が軽い日なら、少し体を動かす気にもなれる。
でも、仕事で削られた日は違います。
朝から気を張る。
職場で人に気を遣う。
帰る頃には、頭も体も重くなっている。
家に帰って座った瞬間、もう何もしたくない。
そんな日に、きっちり決めた筋トレをやろうとしても、私には無理だった。
そして、できなかった日が続くと、また自分を責める。
また続かなかった。
やっぱり自分は意志が弱い。
何をやっても中途半端になる。
この流れに、何度も戻っていました。
だから今は続けようとするより、戻れる形にしておくことを大事にしています。
1. チューブを見える場所に置く
まず変えたのは、チューブをしまい込まないことです。
以前は、筋トレ道具は筋トレが終われば、部屋の隅に片づけていました。
でも、片づけると視界から消えると同時に、次のやる気も消えました。
見えなくなると、忘れます。
忘れると、やらなくなります。
やらなくなると、また自分を責めます。
だから今は、チューブを見える場所に置いています。
立派な準備はいりません。
マットを敷く必要もない。
服を着替えなくてもいい。
気合いを入れなくてもいい。
目に入るところに置いておく。
それだけです。
仕事で疲れて帰ってきた時、そこにチューブがある。
やる気がなくても、少しだけ目に入る。
それだけで、完全に流れが切れにくくなります。
もちろん、見えていてもやらない日はあります。
それでいいと思っています。
大事なのは、やる気が出るまで待つことではありません。
やる気がない日でも、戻る場所が目に入ることです。
2. 1回だけでも終わっていいことにする
次に変えたのは、回数です。
昔は、やるなら何回。何セット。何分。
そんなふうに決めていました。
でも、疲れている日にその数字を見ると、それだけで重くなります。
「今日は無理やな」
「明日でいいか」
「落ち着いたらやろう」
そう思っているうちに、いつの間にか止まっている。
だから今は、1回だけでも終わっていいことにしています。
チューブを1回引っ張る。
肩を1回回す。
背中を少し伸ばす。
深呼吸して終わる。
それだけでもいい。
昔の私なら、そんなものは筋トレではないと思っていた。
でも、仕事で削られた日には、その1回が意外と大きい。
何もしなかった日と、1回だけでも体を動かした日では、気持ちが少し違います。
「今日も少し戻れた」
そう思えるだけで十分です。
筋トレを完璧にやるためではありません。
自分を戻すためにやる。
そして、少しでも体が変われば自信がつく。
そう考えると、1回でも意味があります。
3. やる気がある日の自分を基準にしない
これも、私には大事でした。
やる気がある日に決めたことは、だいたい疲れている日には守れません。
今日は調子がいい。
このまま続けられそうだ。
あと10回いけそうだ。
よし、毎日10分やろう。
そう決める。
でも、仕事で削られた日は、まったく別の自分になります。
帰ってきても頭が休まらない。
職場で言われた言葉が残る。
明日のことが気になる。
家のこともある。
そんな日の自分に、調子のいい日に決めたルールを守らせようとしても、無理がある。
だから今は、疲れている日の自分を基準にしています。
疲れている日でもできるか。
気分が落ちている日でも手を伸ばせるか。
仕事で削られたあとでも、これなら戻れるか。
この基準で考えるようになりました。
すると、習慣はかなり小さくなります。
でも、それでいいと思っています。
続けるために必要なのは、立派な目標ではありません。
疲れている日の自分でも戻れる小ささです。
4. 止まった日を失敗にしない
それでも、できない日はあります。
仕事で疲れた日。
気持ちが重い日。
体が動かない日。
何もしたくない日。
そういう日は、あります。
昔の私は、そこで止まるとすぐに失敗にしていました。
今日もできなかった。
また止まった。
やっぱり自分は続かない。
そう考えると、次の日も戻りにくくなります。
1日空く。
2日空く。
1週間空く。
そのうち、チューブを見るのも嫌になる。
誰かに責められているわけでもないのに、自分の中で勝手に「また失敗した」と決めてしまう。
私は、ここで何度も止まってきました。
だから今は、止まった日を失敗にしないようにしています。
できない日は、できない日。
疲れている日は、疲れている日。
休む日は、休む日。
それで終わりです。
次にチューブを手に取れたら、それが再開です。
毎日続けることだけが、続ける力ではないと思います。
途切れても、戻れること。
それも、続ける力のひとつです。
私にとってチューブトレーニングは、筋肉をつけるだけのものではない
今の私にとって、チューブトレーニングは、体を鍛え上げるためだけのものではありません。
もちろん、体力を落としたくない気持ちはあります。
年齢的にも、何もしなければ筋力は落ちていく。
それは分かっています。
でも、それ以上に私にとって大きいのは、頭に残ったものを外へ逃がすことです。
職場で言われた言葉
人に気を遣った疲れ
家のこと
介護のこと
明日の仕事への不安
そういうものは、頭の中に残ります。
本を読んでも、記事を読んでも、すぐには消えないことがある。
そんな時、チューブを少し引っ張る。
肩を動かす。
背中を伸ばす。
呼吸を整える。
それだけで、頭の中で回っていたものが、少しだけ弱まることがあります。
問題が消えるわけではありません。
上司が変わるわけでもない。
職場の空気が急によくなるわけでもない。
家の事情が軽くなるわけでもない。
でも、自分の中に溜まったものが、少し動く。
それだけでも、私には意味があります。
続けるより、戻れる形にしておく
前の記事では、筋トレが続かなかった理由を書きました。
休職中は続いた。
でも復職後に止まった。
それは、自分が弱かったからではなく、続かなくなる流れを見ていなかったからだと思っている。
今回書きたかったのは、その先です。
続かなくなる流れがあるなら、戻れる流れも作っておけばいい。
チューブを見える場所に置く
1回だけでも終わっていいことにする
やる気がある日の自分を基準にしない
止まった日を失敗にしない
大げさなことではありません。
でも、私にはこれくらいが合っています。
仕事で削られた日でも、手を伸ばせるくらい小さくする。
疲れている日の自分でも、戻れる場所を残しておく。
それだけで、少し気持ちが違います。
続けることは大事です。
でも、完璧に続けることだけを目指すと、できなかった日に自分を責めてしまう。
だから私は、続けるより、戻れる形にしておく。
今は、そう考えています。
今日できなくても、明日戻ればいい。
1週間空いても、また手に取ればいい。
完璧に続かなくても、自分を戻す場所が残っていればいい。
私にとって、その小さな場所がチューブトレーニングです。
仕事で気力が削られたあとでも、「まだ戻れる」と思える場所をひとつ残しておく。
それだけでも、十分だと思っています。
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