本の灯が消えない、わたしだけの2泊3日出張― 福岡・LAMP LIGHT BOOKS HOTEL滞在記 ―
出張で地方に行くとき、
私にはちょっとした楽しみがあります。
それは“会社の宿泊費規定”という枠の中で、
心ときめくホテルを見つけること
(最近はかなり難しいですが)。
たとえば駅チカの便利ホテルだったり、
すてきなデザインホテルだったり…。
今回選んだのは、
“本好きの聖地”とも呼ばれる【LAMP LIGHT BOOKS HOTEL 福岡】。
旅と本が大好きな私にとっては、もう、
夢のような場所でした。





場所は福岡・大名。
活気ある街並みの中、
ホテルのエントランスをくぐると――
まるで異世界に迷い込んだよう。
高い本棚にはさまざまなジャンルの本がずらりと並び、
静かに灯るランプが空間を包み込んでいる…。
まるで図書館と秘密基地が合わさったような、
心地よく、どこか懐かしい雰囲気です。
ホテルの受付は奥まった場所にひっそりとあって、
そのさりげなさも、このホテルらしさを感じました。


このホテルの部屋には本が2冊置いてあります。
これが毎回、
何が置いてあるか楽しみでたまらないんです。
今回は、ヨシタケシンスケさんのユーモアが詰まった『あるかしら書店』、そしてAmy Okudairaさんの癒やしのメッセージが込められた
『探し物はすぐそこに』。
どちらも今の自分に寄り添ってくれるような本で、
思わず「なるほど」とつぶやいてしまいました。


このホテルのもうひとつのお楽しみは「Books To Go」
1階の本棚から2冊まで部屋に本を借りれること。
私は迷わず、
益田ミリさんの『47都道府県女ひとりで行ってみよう』を選びました。
ミリさんのエッセイは、やさしくて、くすっと笑えて、ちょっと泣ける。
旅先で読むのにぴったりな一冊です。

夜は、仕事を終えたあと、
心を解きほぐすように読書タイム。
部屋のランプをつけ、心がすっと整うような椅子に腰かけて、
ページをめくる静けさ…。



ふだんはバタバタしてなかなか取れない“わたし時間”を、
贅沢に過ごすことができました。
時には湯舟につかりながら、
時にはふかふかのベッドの上で。
朝食を待ちながらコーヒーと一緒に読むのも、
なんとも言えない幸せ。


この2泊3日で、
置いてあった本も、借りた本もすべて読みきった自分に、ちょっと感動。
心の奥に、じんわりと温かい余韻が残っています。


そしてうれしいのが、
チェックアウト後もカフェでゆっくりできること。
読み残したページを読み上げたり、
新しい本を手に取ったり…。
時間に追われる日々の中で、“心の余白”をくれる場所。
それがこのホテルだと思いました。
出張は、たしかに忙しい。
けれど、こんな風に「自分のための滞在」ができると、
出張さえもご褒美に変わります。
心が少し疲れているとき、本に癒されたいとき、
LAMP LIGHT BOOKS HOTELで“灯り”と“ことば”に包まれてみてはいかがでしょうか。

LAMP LIGHT BOOKSは福岡の他
名古屋、大阪、札幌にもございます。
