自分で価値を決めず、気軽にアウトプットしよう
yktakaha4と申します🐧
2025年1月より株式会社MIXIに転職し、『家族アルバム みてね』のSREとして働いています
ことのおこり
試用期間も過ぎ、これから成果を出していくぞというところではあるのですが、2025年7月11日〜12日にかけて開催される SRE NEXT 2025 IN TOKYO にて、『オンコール入門〜ページャーが鳴る前に、あなたが備えられること〜』という内容で採択いただき、登壇できることとなりました
ちなみに、みてねからは同僚のkohbisさんも採択されています
めでたいぞ🎉
SRE NEXT 2025プロポーザル採択いただきました!
— sushimoto 🍣 (@kohbis) April 30, 2025
ありがとうございます🙇
「 〜『世界中の家族のこころのインフラ』を目指して”次の10年”へ〜
SREが導いたグローバルサービスの信頼性向上戦略とその舞台裏 」
というタイトルでお話しさせていただきます🚀
(もうすでに胃が痛いです)#srenext
先ほど書いた通り私はまだ入社して日が浅く、発表内容にあるオンコールについても、プロポーザルを提出した段階ではまだローテーションにすら組み込まれていない…というような状況でした
しかし、今振り返って、それでも書いてみて・提出してみてよかったな〜と思うことが少なからずあったので、そのことについて書きたいと思います
オンボーディングをテイクして
私は2012年からシステムエンジニアとして働いており、現職は4社目、オンボーディングを受ける側になるのは4年ぶりになります
前職の時も思うことがあってアウトプットをしていました
読み直すと、前回はタスクの進め方や同僚とのコミュニケーションの取り方といった話題に関心があったようです
その後、前職在籍中にSWEからSREに転向することとなり今に至るのですが、その時の経験を踏まえて現職に採用してもらったことや、キャリア・経験年数を鑑みても、伸び代でなく具体的な成果を期待される時期に来てしまったな〜と日々感じています
今回改めて感じたのは、自身がオンボーディングを ソフトスキルだけ引き継げる強くてニューゲーム のように捉えていたかもしれないということでした
ゲームに例えたのは、採用する側(個々人・組織・会社)にもそれぞれが持つコンテキストがあって、そこから作られた枠組みや期待が自身が行動する上での前提となるからです
RPGならストーリー、対戦ならルールや勝利条件などの制約がまずあって、その中でどのように行動するか考えることになります
ソフトスキルが〜と限定したのは、その環境で求められるハードスキルやドメイン知識を、すぐさま身につけることはできないからです
これらは多くの場合、ドキュメントやメンターの方であったり、環境から教わることになると思います
私は、様々な経緯や今ある状況・期待をよく理解して、そこに成果を積み上げていける人になりたいという想いを強く持っています
これは、前職におけるオンボーディングが、お互いの期待をまず明確にしてその上で成果を出すにはどうすればよいか…という進め方をしていたことに影響されています
しかし、今回オンボーディングを受けていて、そうしたマインドだけだと単に環境からテイクしているだけになってしまうな〜と感じる時がありました
自身がオンボーディングを行う側であれば、採用にコミットし、入社したら期待を伝えつつ伴走し、ある段階からは対等な同僚になる…という一連のストーリーを提供できるのはよいことのように思えますが、
逆の立場になった時、対称的に同じことを期待するのでなく、より主体的に行動するためには何を意識できるとよいのでしょうか
一つには、単にテイクするとしても、その方法を効率的にしたり、人として気持ちのよいものにしていくことができると思います
エンジニアの周辺には、HRT、ボーイスカウトルールといった素晴らしい考え方が数多くあります
効率化という面では、ドキュメンテーションやテキストコミュニケーションの方法を工夫したり、昨今では生成AIを活用することもその一つになるかもしれません
これらのプラクティスに学ぶことは後生続けていくとして、もっと能動的な行動に繋げられる考え方をしたいな〜と思っていました
自分がギブできることってなんだろう
話は少し遡るのですが、オファー面談の際にisaoshimizuさんからいただいた入社前期待のひとつに、 (中長期的に)課題を発掘し、率先して解決に導いていただきたい というものがありました
課題を発見するのは、とても難しいことだと感じています
前職では2年半ほどLead SREという肩書きで働いていたのもあり、チームとして今取り組むべき課題はなにか考え意思決定することが度々ありました
最初の方こそ、プロダクトの安定性、コスト最適化、採用といったトピックに対してメンバーやCTOと話しながら(恐らく)最善のアクションを決め、あとは発生する結果に対して責任を負う意識さえあれば物事を進めていけますが、コストパフォーマンスのよい改善を一通り打ってしまった後は、いかに課題を発掘できるか…という部分がボトルネックになっていきます
そもそも人は環境に適応するようにできており、在籍年数が長くなるほど環境に慣れてしまって、課題発見の難易度もあがります
詳解 システム・パフォーマンスという書籍で、あらゆる複雑系の重要原則として There are unknown unknowns というフレーズで知られる一文が引用されています
本の中では、システムに対して理解を深めることで Unknown-Unknowns(知らないことを知らないこと)を Known-Unknowns(知らないことがわかっていること)に変えていくことの重要性を説いています
本は900ページ近くあるのですが、Unknown-Unknowns の存在に気づくためにそれだけのボリュームがあるのだとすれば、個人として課題を発見するために必要な知識・経験量がいかに多いか示しているようにも思えます
また、経験者を中途採用することは、組織として効率的に Known-Unknowns を手に入れる方法とも言えるかもしれません
視点を変える
そのようなことをぼんやり考えつつ働いていたところ、SRE NEXT 2025のCfPが開始されました
SRE NEXTでプロポーザル募集を開始しました!
— SRE NEXT (@srenext) March 14, 2025
たくさんの応募をお待ちしております。
SRE NEXT 2025 の CFP についてのご案内 - SRE NEXT Staff Bloghttps://t.co/Dc97ybkXCz
社内で盛り上がりを見せる中、個人的にも何か出せたらいいな〜、でも入ったばっかで実績もなく書けること何もないな〜と思っていたところ、
SRE NEXT 2025 の Proposal を書いてみる会 というイベントが企画されていたので、軽い気持ちで参加することにしました
イベントは、前半はセッション & 後半はプロポーザルの内容についてディスカッションするグループともくもく書いていくグループに分かれて作業…という感じだったのですが、他の参加者の方とプロポーザルのアイデアや業務上の課題について話し合ったり、CfPリードやChairの方々に壁打ちをしていただいたりと、大変有意義な時間を過ごすことができました
運営の皆さまにも感謝したいと思います。ありがとうございました
こちらのイベントに、「直近オンコールに向けて色々やってはいるけど、経験者にとっては初歩的な話だろうし、まだ実際にやってもいない内容を出すのは変じゃないかな〜」という気持ちを携えて行ったのですが、
相談してみると「オンボーディング期間中である今でしか書けないことはあるし、聞きたい人はいるんじゃないか」というアドバイスをいただきました
それはそうかも…!
過去に一度だけ別のカンファレンスで登壇したことがあったのですが、その時は自身がプロダクトに対して具体的な改善を行なった経験を元にした内容だったので、登壇するならそれくらい内容のあるものを出さなければいけない…というバイアスを勝手に作っていたように思います
審査基準としても、多様性やあなただからこそ話せる理由が重要だとはっきりと書かれています
そもそも、その発表がカンファレンスの趣旨に添うものか、基準を満たすものか(価値のない経験など一つもありませんが)どうかは自身で決めるべきことではなく、単に今置かれている状況に課題を感じていて、それを改善できていて、人に伝えたいと思うならそれをただ書くだけでよかったのでした
先ほど紹介した There are unknown unknowns に当てはめると、オンボーディングはチームの Known-Knowns を個人の Known-Knowns に転換していく取り組みと捉えられそうですが、
この瞬間チームでオンボーディングを受けているのは私だけであり、そこで発見したことはチームにとっての Unknown-Unknowns 、引いては Known-Unknowns 、 Known-Knowns になり得るのでないかと思います
また、チームの人にとっては Known-Knowns な事柄だったとしても、チームに次に入ってくる方(過去の私も含まれます)や、オンボーディングについて課題を感じている社外の人にとっては価値のある情報かもしれません
オンボーディングをしてもらったというテイクに見合うギブってなんだろうという疑問については、
価値は他人が決めることで、重要なのは課題(Unknown-Unknowns)の発見であり、それが解消できたと感じるならただアウトプットすればよい…という、気づいてみれば当たり前で、なんなら昔は意識できていたような気すらする答えが見つかり、差し当たって納得できました
10年以上もエンジニアやってるんだし、やる以上は価値のあることをやらないとな〜と、要らぬことを考えていた気がします🐣
そうした気づきを与えてもらえたという意味でも、SRE NEXTに感謝したいと思います
おわりに
ということで、捉え方次第で課題は見つけられるし、それを改善できたと思ったら気軽にアウトプットしていきたいなと思います
当日は、みてねのオンコール制度の紹介や、取り組んだことについての具体的な話をするつもりなので、聴きに来ていただけると嬉しいです
現在、みてねのSREチームのポジションで募集が出ています
カジュアル面談からでも、私にDMいただいてもOKですのでよければどうぞ
そして、SRE NEXTのLT募集の締切が本日に迫っているようです…!
こちらもぜひどうぞ
📢【SRE NEXT 2025】LT募集スタート!
— SRE NEXT (@srenext) April 14, 2025
今年もやります、LT枠の公募開始しました!
あなたのSREな経験・失敗・挑戦等々、ぜひ5分でシェアしてください。
〆切は5月7日(水)23:59まで。
「いつか話してみたい」が「今話すチャンス」に変わるかも?
詳細はこちら https://t.co/dbxBGtQUqD#srenext…
