「辞めたから、続けられた。」子どもの「辞めたい」に親はどう向き合うべきなのか
はじめに
これまで2回にわたって、
子どもから突然、
「もう辞めたい」
と言われた時に、親はどう向き合えばいいのかを書いてきました。
1本目では、
子どもが「辞めたい」と言った時、最初にしてはいけないのは、親がすぐに結論を出すこと。
という話を書きました。
続けさせる。
辞めさせる。
その前に、
何を辞めたいのか。
そこを知ることが大切なのではないか。
僕自身が大学のサッカー部を辞めた経験から、そんなことを書きました。
僕はサッカーを辞めたかったわけではありませんでした。
辞めたかったのは、
その場所でした。
そして2本目では、
中学2年生だった息子がクラブチームを辞めた時のことを書きました。
グラウンドへ行っても練習に参加させてもらえない。
2時間近く立たされたままになる。
そんな状況が続き、
息子は、
「もう辞めたい」
と言いました。
親として、
「ここで辞めたら逃げになるのではないか」
という迷いはありました。
でも、
僕がそれ以上に怖かったのは、
このまま続けて、息子がサッカーそのものを嫌いになること。
でした。
結果的に息子はクラブチームを辞め、中学校の部活へ移りました。
その後、高校でもサッカーを続け、
同時に社会人チームにも所属し、
今では僕と同じフットサルチームでも一緒にボールを蹴っています。
だから僕は今、
こう思っています。
辞めたから、続けられたこともある。
もちろん、
辞めることを勧めたいわけではありません。
続けることには、大きな価値があります。
苦しい時期を乗り越える経験。
うまくいかない時にも踏ん張る経験。
続けた人にしか見えない景色もあります。
でも一方で、
続けることだけを正解にしてしまうことにも、少し怖さがあります。
では実際に、
子どもから、
「辞めたい」
と言われた時、
親は何を見ればいいのでしょうか。
一時的な感情なのか。
本当に限界なのか。
試合に出られないだけなのか。
人間関係なのか。
指導者との関係なのか。
ケガなのか。
そして、
続ける。
辞める。
本当に、その二択しかないのでしょうか。
今回の3本目では、
僕自身の経験と、
息子の決断に親として向き合った経験をもとに、
子どもの「辞めたい」をどう整理し、親が何を基準に考えればいいのか。
できる限り具体的にまとめます。
この記事は、
「辞めた方がいい」
という記事でも、
「絶対に続けるべき」
という記事でもありません。
家庭によって状況は違います。
子どもの性格も違います。
競技も、指導者も、チームも違います。
だから、
すべての家庭に共通する正解はありません。
ただ、
親が何を見て、何を聞き、どう考えるのか。
その判断材料は整理できると思っています。
子どもの「辞めたい」を前に、
どうしていいか分からなくなった時。
一度立ち止まって考えるための記事として、
使ってもらえたらうれしいです。
目次
「辞めたい」を一つの言葉として受け取らない
一時的な感情なのか、限界なのか
子どもの本音を知る7つの質問
続けることを美化しすぎない
息子の場合は「辞めたから続けられた」
親が言わない方がいい言葉
「続ける」「辞める」以外の選択肢
ケース別・僕ならこう考える
親子で確認したいチェックリスト
辞めると決めた後に親がすること
続けると決めた場合も同じ
親の役目は「正解を教えること」ではない
最後に覚えておきたい3つのこと
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