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肩書き関係なく、ご飯を一緒に食べられる社会を

社会的地位は、人生の目的ではない。
でも、誰かの声を届け、社会を動かし、自分が望む世界を実現するための力にはなる。
だから私は、地位そのものを追いかけるのではなく、信じる人との関係を育み、努力を積み重ねた先に、必要な地位や信用がついてくればいいと思っている。


◾️認知が変わっても、私は変わらなかった

総再生数13万回。
ひょんなことから、あるYouTubeに出演させていただいた。
気づけば出演4回。
面識のない方から「石井さんですか」と話しかけられることも出てきた。

と書くと、さぞかしすごそうに映るでしょうか。

違うんです。

1度目の出演は、史上最悪だった。

「ただ泣いてばかりで同情もわかなかったです。」
「金払って満足してるタイプだ。、、、と思いました。」
「泣くとかだるい」
「弱すぎて成長が遅すぎて」
「まだ精神的に不安定みたいだから、シングルマザーだったら今は守りに入って福利厚生のある堅実なパートをしたほうがいい」

たくさんのご意見をいただいた。

時を経て1年後。

自分が追っていた数値が伸び
3回目の動画出演後
こんな声をいただくようになった。

「すごい人ですね」
「もともと強い人だったんですよね」
「雰囲気が素敵です」
「あみさんは大きなことができる方だ」

私はこの経験を通して知った。

人からの反応は、いとも簡単に変わる。

だったら、ネガティブなことを言ってくる人に振り回される必要なんてないし、振り回されている場合でもない。

◾️社会的地位は、見た目の美容と少し似ている

人は結果を見て、その人を判断する。

「あの人はグランプリを取った」
だから「あの人はすごい」。

「あの人はYouTubeに出演していた」
だから「あの人はすごい」。

でも、同じように努力して、
同じだけ実力をつけた人が、
本番で実力を発揮できなかったら?

その結果を見て
「ほら、やっぱりうまくいかないじゃん」
「やめておきな」
と言われてしまうかもしれない。

結果は「本質」ではない。
でも、積み重ねの集結ではある。だから、大事なのだ。

見た目の美容と同じ立ち位置なのかもしれない。

美容は本質ではないけれど、印象をつくる。
結果は本質ではないけれど、信用をつくる。

どちらも大切にしたほうが
自分の言いたいことが届きやすくなり、世の中を動かせるかもしれない。

だから、外からの評価がどんなときであっても、
自分が納得した人生を送り、自分が信じている人との関係を育み、自分が努力を続けていこうと思った。

そして、自分自身も人の本質を見られる人間であろうと思った。

◾️地位より、大切なもの

私はかつて、お金と権力を持つ大人が大嫌いだった。

お金と権力がある人が女性の人生を奪う。
そして嘘をつく。
私は過去の経験から、そう映っていた。

でも、気づいてしまった。

私がそんな風に世界を見ているうちは、そんな人ばかりが目につく。

ちゃんと世界を見てみたら、
地位を持ち、結果を出している人ほど
努力を続けていて
見えないところでの人への気遣いが素晴らしい人がいた。
「こんなふうになりたい」と思わせてくれる生き方をしている人が、確かにいた。

美容を極めている人ほど、
自分自身と向き合った分、人のことも全力で応援していて
優しくて強い。内面から美しい。

そして今、私は確信していることがある。

何者でもなかった頃から、変わらず一緒にいてくれる人がいる。
SNSで少し露出したあとも、昔と変わらずご飯に誘ってくれる人がいる。
たわいもない話を、何年も続けてくれる人がいる。

それがお金や地位よりも貴重で、大切にしないといけないものなのだ、と。

自分が納得した人生を送り、信じている人との関係を育み、見えないところで努力を積み上げた先に、いつか結果的に地位がついてきたらいい。

そしてそのときに、揺るがず、大切なものを大切にし淡々と生きていられたら。

◾️私が社会的地位について考えるようになった理由

過去に出演したYouTubeを見返したら、こんなコメントがありました。

「このシリーズにシンママや、母親が多く見受けられ、その動機が『子育てしながら雇われて働くことに限界を感じている』な場合が多くないですか?気のせいでしょうか……。起業家の選択肢に追いやられている女性が多いのでは。子育てに理解があり、片親でも普通に働けば子供を育てていける、貯金もできる、そんな社会であれば、起業家を目指す女性はぐっと減るのではないですか。純粋な野心、ビジネスで成功したい気持ちで起業を志している女性がどれだけいるのかな、と感じました。」

私自身、起業の初手のきっかけは、妊娠が発覚し、内定が決まっていた会社の内定が取り消しになったことだった。

そして、ひとり親になったとき、35歳以上の高卒のひとり親が働ける場所は本当に一握りだと思い知らされた。

社会への怒り。
孤独感。
「社会はひどい」
その気持ちが今の行動の起爆剤になった。
とてもじゃないけれど、純粋な野心とはいえないスタートだった。

時を経て、私は起業し、去年度は会社員時代よりも多くの年収を稼ぐことができるようになった。

でも、かつての私のように困っている人を、思ったように救ってあげられなかった。

その時に気づいたんです。
人は、守れる範囲の人しか守ることができない。
なら、私が守れる人を全力で守れる存在になろう。

そう決めました。

頑張っていく中で、こんなにも支えてくれる人たちがいることを知った。
うまくいかないときには、同情ではなく、ひたすら背中を押してくれる仲間がたくさんいた。

そんな環境にいること。
そんな自分になれること。

それが、こんなにも世界を開いて見せてくれるんだ。
こんなにも生きやすくなるんだ。

そう感じるようになった。

今、日本のひとり親家庭の就業率は86%と高い。
それでも貧困率は44.5%にのぼる。
(厚生労働省のデータより)
働いても、生活できない。
発達障害のある子どもを持つ母親の多くは、就労時間の制限を余儀なくされています。

妊娠したから。
ひとり親だから。
高卒だから。
子どもに特性があるから。

そんな理由で時間とお金の選択肢がなく、「生活ができない」と嘆く人が、安心して働ける環境をつくりたい。

一緒に進化し、成長できる仲間たちとともに、
「おいしいね」とご飯を食べ、
「楽しいね」と一緒に挑戦をして、
「また明日から頑張ろうね」と、次の約束ができる。

私は、そんな世界をつくっていきたい。

社会的地位は、人生の目的ではない。
でも、誰かの声を届け、社会を動かし、自分が望む世界を実現するための力になる。

だから私は、地位そのものを追いかけるのではなく、信じる人との関係を育み、努力を積み重ねた先に、必要な地位や信用がついてくればいいと思っている。

そして、その先にあるものこそ、私にとっての本当の豊かさなのではないかと考えています。

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