イチから始める.hack//感染拡大 Vol.1 ver1.13
以前BBSで見かけた”ガルデニア様”なる人物がお気に入りだとするエリアに興味本位で行ってみる事にした
そこはまさしく森の中。広大なフィールドというよりはすでにダンジョンの中にいるようだ
モンスターを狩ったり宝箱を開けたり、隅々まで探索しているとダンジョンらしき入口が目の前に出現する
ダンジョンからダンジョンへ続く珍しいというか面白いエリアだな~と感心と同時にこのゲームの奥深さに少し心が躍る
入口には4人の女性が待ち構えていた。
邂逅早々「あなた強そうね・・・これ、ガル様に渡しといてーっ」とアイテムを押し付けられる。
アイテム名は『ガルデニア宛のラブレター』
(こういうの困るんだよな~直接渡すのは恥ずかしいから仲のいい友達である俺経由で私といて~とか困るんだよな~…今回は知らない人だけど)
「こ、困るよ~」と照れながら俺主観の気持ちを吐露すると
「あなた宛じゃないわよ!」と返答
(わかっとるわ!)
「頼んだからねっ!捨てたりしたら承知しないから!」と彼女達の全意思を押し付けられた俺はトボトボとダンジョンの奥へ足を踏み入れる…
地下2階へ降りる広場にたどり着くと重槍を持った金髪ロング、背の高い女性がいた
?。まさかとは思うが…一応聞いておく
俺
「あなたが・・・ガルデニアさんですか?」
ガルデニア
「そうだが。何の用だ。」
女性だったーーー
女性が惚れる女性像。たしかに彼女の言葉遣い立ち姿には勇ましさを感じる。少し頑固な気質も醸し出しているがこれはこれでモテる要素
ファンクラブからの手紙を渡すように頼まれた事を伝え、手紙を差し出すと
「断る!」
そう言いガルデニアはダンジョンの奥へと足早に進んで行く
(追いかけよう…)
地下3階へ続く広場にたどり着くとようやくガルデニアに追いつく
「しつこい!」そう言われたが頼まれたものを渡せずにいるのも何か気持ちが悪いので早く渡したい。そんな一心で今、ダンジョンを攻略していると思うと『何やってんだ俺…』という気持ちになるので今は何も考えず流れに身を任せる事にした
「約束しちゃったから」そう伝えると
「おおかた強引に押し付けられたのだろう?」と図星を突かれる
続けざまに
「そんなものは約束とはいわん。ほうっておけ」
と言われなんだか納得してしまう
納得しているとガルデニアはダンジョンの奥へと進んでしまった
しかし渡す事を頼まれた以上は俺も押し付けなければ…
地下3階を攻略し地下4階の奥へ進むとガルデニアに再度追いつく
が、ガルデニアは巨大なモンスター『ガーディアン』と戦闘中だ
少し押されている現状を踏まえ加勢する俺
レベル帯としてはそんなに高くないので瞬殺。あっけなかったが
「オマエ、強いな…わかった、その手紙、受け取ろう。ただし条件がある…私が呼びだしたら冒険に付き合う事。さんづけはやめる事。以上だ」
そう言い手紙と引き換えにアドレスを渡し、ダンジョン入口にはファンクラブ一同がいる事を察して颯爽とアイテムで脱出するガルデニア
無事に約束は果たせたものの、面倒が面倒を呼ぶ事態に巻き込まれてしまった…
俺もアイテムを使って脱出しようとした瞬間、後ろからガルデニアファンクラブ4人組がようやくダンジョン攻略を終え到着する
「ガル様は無事でしたかぁ?」
「手紙渡してくれたでしょうね!」
「え!アイテム使って先に帰っちゃったの!?」
「みんな、ルートタウンよ!」
「おーっ!」
と俺は言葉の弾丸を浴びせられ、もう帰ったとわかると4人はアイテムを使ってダンジョンを後にする
ひとり取り残された俺。好きな人を一生懸命追いかけるファンの熱量をこの短期間に浴びせられた俺は熱中症になる前にこの場を後にした
つづく…
