イチから始める.hack//感染拡大 Vol.1 ver1.02
そこには平原が広がっていた
やたら雲の流れが速い
フィールドを探索後、ダンジョンに突入するのがこのゲームの流れらしい
とりあえず俺はオルカからカメラ操作とマップの見方を教わった
ダンジョンのモンスターはレベルが高いのでフィールドで少しレベルを上げてから突入する計画となった
どうやら空中に浮いている魔法陣に触れるとモンスターが出現する仕組みらしい
魔法陣に触れると小さなゴブリンが1体出現した
攻撃は〇ボタンを押すだけでいいらしい。簡単だな
ちなみに俺は双剣使い
ダガーを両手逆手持ちのハイセンスな戦闘スタイルだ
ゴブリンを一方的にボコし、次はスキルの使い方を教わる
今は攻撃系のスキルと回復系のスキルが使えるみたいだ
メニューから使いたいスキルを選び画面内にいる対象を選択するだけでいいらしい。簡単だな
とりあえずMAPに表示されている魔法陣に片っ端から訪問しゴブリンを蹂躙していく
俺の攻撃。18ダメージ。なかなかじゃないか
オルカの攻撃。4877ダメージ
おい
2撃目を振るうことなくバッタバッタとなぎ倒されていくゴブリンを横目に俺たちはダンジョンへと足を踏み入れた
ダンジョンで注意すべきは途中で拠点に帰れないという事
一度ダンジョンの入口から出なければいけないらしいが『精霊のオカリナ』というアイテムを使えば脱出できるらしい
後でたんまり買っておかなければ
そしてお目当ての宝箱が目の前に
どうやら普通の宝箱の他にトラップが仕掛けられている宝箱があるらしい
というかある。目の前に
なんと違いは一目瞭然。黄色い宝箱と青い宝箱があり、青はキケン!
騙す気ゼロですや~ん。モロバレルですや~ん
トラップが仕掛けられている宝箱はトラップ解除用のアイテムを使って開錠すればいいらしい
後でたんまり買っておかなければ
奥に進むと突然の地鳴り
驚いていると、目の前の通路を浮遊する白髪の少女が横切る
そのすぐ後ろを人型の無骨なモンスターが迫る
どうやら敵に追われているようだ
オルカも驚いていた
どうやらこのレベル帯で遭遇する敵ではないようだ
俺たちは少女の進む方向を追ってみるも影も形も見当たらない
いったいなんだったんだろうか・・・
とりあえず先へ進むことにした
トラップ部屋をかいくぐり、探索&殲滅を繰り返した俺たちは最終地点であるアイテム神像部屋へとたどり着く
ダンジョンの最下層に一つだけ宝箱が配置してあり、そこからはグレードの高いアイテムが入手できる
「双剣・はがね」を入手した
どうやら今使っている武器の上位互換らしい
強い武器にアップグレードした事で達成感を覚えた俺は
満足げにダンジョンを後にすべく来た道を引き返す
一瞬、目の前が真っ白になった
視界がはっきりすると、今までいた薄暗いダンジョンではなく空が見えた
外にワープしているようだがそこは閉鎖空間といっていい
無数の岩が宙に浮いている。俺たちは平たい大きな岩の上にいるようだった
すると、目の前に先ほど逃げていた白髪の少女が出現する
オルカが口にする
「まさか・・・噂は本当だったのか・・・!?」
(噂とは何のことなのだろうか・・・)
少女の前に立つオルカは少女から本のようなものを受け取る
少女が口にする
「強い力……使う人の気持ち一つで
救い、滅び、どちらにでもなる」
「……来る!」
と同時に少女が消え、代わりに少女を追っていた人型の無骨なモンスターが出現する
(一体何がおこっているんだ…)困惑する俺
オルカ「逃げろ!今のお前じゃ即死だ!」
(そんな事言われたって逃げる場所がない…!)
善戦するオルカ。しかし彼の攻撃はMISSの連続
(まったく効いていない・・・)
赤い十字架のような武器を振り下ろすモンスターの攻撃を受けたオルカは敵のスキルだろうか…空中に十字に縛り付けられてしまう…
敵の左手から光る腕輪が出現した次の瞬間、そこから放たれたビームがオルカの体を貫く
床へ崩れ落ちるオルカ
オルカ「こんなはずじゃなかったのに…ごめん…逃げ…ろ…」
オルカの体は散り、そこから本が出現。本は天高く飛翔する
敵が手を構える。標的は…俺だ…
絶体絶命と思われた次の瞬間、空から大きい槍のようなものが目の前に落下
そこから衝撃波のようなものが生まれ俺は強制ログアウトした
『System error.』
ヤスヒコは、どうしてあんなに
あわてたんだろう。
いったい何があったのか、確かめようにも
ヤスヒコは電話にも出ない
そして―――――
ヤスヒコが入院したことを、俺が
知ったのは、翌日になってからだった
すぐに病院に行ったけど
ヤスヒコには会わせてもらえなかった
でも、それでよかったのかもしれない
弱ったヤスヒコは見たくない
あいつもきっと見られたくないはずだ
それにしたって
どうして、こんなことに……
その鍵は
きっとここ―――”ザ・ワールド”にある
そんな気がする
つづく…
