「不安」の正体(楽しい人生を過ごすため)
◆プロローグ
生きていると「不安」はつきものです。「不安」があると心身の辛さが蓄積していくものです。今回、こうした「不安」の正体を知ることが、「不安」との正しい向き合い方だと知りました。このことについて、少しだけ書き起こしてみました。
◆我慢をすること
このことについては、養老孟司さんが週刊誌の記事※1で語っていたことから連想をしておりました。 記事には、『健康のためにはがまんしろ、おじいちゃんおばあちゃんに感染させないために、いまはがまんしろ。すべては将来のため、不安をなくすため。(中略)将来のためにがまんしろ、先にはいいことがあるぞというのは、子ども時代そのものに価値を置いていないということです。』と記載されていました。この記事から感じたのは、我慢してしまう理由のひとつが将来に対する「不安」にあるのではないかということでした。
◆「不安」のために今を蔑ろにしてしまうこと
今を我慢して将来に備えることが「不安」のためであるならば、将来に備えれば「不安」は消えるものなのでしょうか。そもそも、こうした「不安」が的中する確率は3%程度しかないという研究結果があります※2。つまり、97%当たる可能性がない「不安」のため将来に備えることが、本当に正しい生き方なのかという素朴な疑問なのです。
◆「不安」は消すものではない
ただ、97%当たらないことを知っていても、「不安」は依然として消えることはありません。実は、こうした「不安」は、消すものではなく記録しておくことが大切だと聞いたことがあります(↓)。
『実感のない「不安」はしっかり記録することが大切であり、このように記録することを「ジャーナリング」※3といいます。
❶心配に思うことがあったらその心配に思うことを手帳にメモする
❷それを1カ月間続ける
❸1カ月後、メモした内容を見返して、
それが実際に起きたかどうか○×をつける
❹心配に思ったことがどれだけ起きていないかを実感する
こうした作業により、「不安」を軽減していくことが大切です。』※4
◆明示すると薄れるもの
このように「不安」を明示することで、漠然としたモヤモヤ感が消え、楽しい人生につながるかもしれませんね。
◆最後に
大人が心配している様子を見せると、子供も不安で心配になり将来を憂うことでしょう。逆に、大人が楽しんでいる様子を見せると、子供も楽しむようになるでしょうし、寛容的な大人の態度に憧れを抱いてくれるかもしれませんね。せっかくの人生ですから、楽しく生きていきたいものです。まずは、今ある「不安」を明示し、その正体を知ることから始めてみませんか。そうすることで、今を楽しむ生き方もできるようになることでしょう。
参考:
※1 『「子どもに投資を教えるなんて“アホ”」 養老孟司さんが語る「本当に子どもを大切にするということ」』
(デイリー新潮 https://l.smartnews.com/m-15HL1Nh/IpAFFr)20241219配信より抜粋
※2 L・リーヒ『不安な心の癒し方』アスペクト社(2006)
※3 「ジャーナリング」とは、自分の思考や感情を記録することです。日記を書くようなもので、日々の出来事や感じたこと、考えたことを自由に書き留めることができます。どんなことを書いても良いので、自分自身を見つめ直す良い方法です。心理学者ジェームズ・W・ペネベイカーが1960年代から研究し、その実践をひろめるきっかけとなりました。
※4 『「ネガティブな想像」実現する確率は1割のワケ~それでも人々はなぜ不安になってしまうのか』
(東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/392722 )星 渉/前野 隆司 20201204配信より抜粋
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