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感想_WEAPONS/ウェポンズ(映画)

トンデモでしたわ〜! 『WEAPONS/ウェポンズ』(2025年公開)鑑賞。ペンシルバニア州の小さな町の小学生が、深夜2時17分に謎の失踪を遂げた。それも、クラス18人のうち17人が同時に。必死の捜索にも関わらず行方がわからないまま1ヶ月が経過。責めを負わされる担任教師、怒りを抑えられない子供の父親、さまざまな関係者、そして残されたただ一人のクラスメイト。果たしてその恐るべき真相とは!?

映画の内容を一切出さない手法でアメリカで大ヒットし、その勢いのまま緊急日本上陸とのことでしたが、なかなかのとんでもホラーでしたよ。そこそこのネタバレで感想を綴ります。

もうオチがさ!!!の一言だったかなと思います。そのオチによってツッコミどころが怒涛の勢いで浮かんでしまいました。2時間中、1時間半くらいまで興味津々で楽しんでいたのに。どうして子供達は一斉に姿を消したのか。この1点を、視点をちょっとずつ変えながら追いかけていく構成です。その視点を預かるのが、一癖も二癖もある人たちでね。

まずは担任のジャスティン。クラスに何か問題があったはずだ!と親たちに責められ、学校からも休職を促される。脅迫電話もあれば、不審者の影が忍び寄り、魔女呼ばわりされちゃう始末。精神的に不安定となり観客の同情を誘う、、、と見せかけあれ、実はそんなに聖職者じゃない?なプライベートが出てきたり。子供想いではあるっぽいんだけどね。

続いて失踪した生徒の父親の一人。感情的な面を隠さない昔ながらの頑固親父風の輪郭で、子供をうまく愛せてなかった後悔みたいなものをチラ見せ。毒親と見せかけつつも、真相に迫るヒントを見つけ、ジャスティンのピンチには体を張るナイスガイっぷりも見せてちょっぴり信頼回復。欠落しているところは多そうだけど、まあ被害者だよね、実際。

で、ジャスティンを慰めに現れる警察官のポール。真面目で不器用で流されやすい男・・・と思いきやかなりのダメンズ。を通り越して作品中最もゲスだったかもしれない。いきなりキレ出したりメンタルやばすぎのいいとこなし。そんなポールに追いかけられるホームレスのジェームズ。もまあ、困ったちゃんだったかな。

そして最後に出番が回ってくるのが、残された生徒のアレックス。プチいじめもありながら健気に頑張ってた両親思いの少年。よく耐えたよ、あの地獄をさ。

とまあ、登場人物の視点から事件を眺めつつ、彼ら彼女ら自身の問題をチラ見せすることで、いろんな不穏を積み重ねがら、じわりじわりと話が進んでいくわけです。途中途中に恐怖シーンも挟まって、うわ〜となりつつスクリーンを凝視です、さあどうなるどうなる!?!?

様子がおかしくなるのは、助演女優賞でアカデミー賞ノミネートのグラディス叔母さんが出てきてから。明らかにヤバイこの叔母の登場から、一気にクレイジーさが弾けて、気色の悪さに全フリです。校長は化け物と化し、スプラッターになってきて、結局最後の大オチはアレかいってことでそっちか〜って感じ。ラストはB級ホラーでまとめつつ、ババアのダッシュで笑うに笑えないコメディからの猟奇フィニッシュ。うーんこれでいいのか!?

てことでツッコミどころが湧き出てくるわけですよ。本当に1ヶ月間ちゃんと捜査したのかよと。子供達の失踪があんだけ防犯カメラに写りまくってるんだから、絶対見つけられるだろ。そうじゃなくてもさ、あの家は最重要スポットな上、「ええ、色々隠してますが」感全開だったじゃん。ご近所絶対気づくって。アレックスもそうだよ。黙ってられるか? あの極限恐怖の家に普通耐えられないよ、大義のためとはいえ。そもそも何で子供17人よ。キャンベルスープ必要かよ。買い出しアレックス不自然過ぎるって。などなど、まあ色々出てきますわな。ホラー映画にそんな整合性求めるなって話かもしれませんが。

一番はグラディスの背景がなさすぎて、奇妙奇天烈フリークスの何でもありで終わってしまったからかなー。あんなリスク取らずとも色々できたんじゃないのか???? 知らんけど、必然性に疑問符がつきまくり。途中の思わせぶりな悪夢とか幻想みたいなのも特に回収してされなかったと思うし、タイトルも「人間兵器」って字幕が1回出ただけじゃなんだかなー。てことで期待が高まった分、ラストの消化不良感も高まったのでした。

まあでもね、そういうズッコケも含めて、それはそれで楽しい映画体験ではありましたかね。つまるところ、緻密なプロットではなく、何が来る?のドキドキを楽しむタイプってこと。最後はちゃんちゃん!で笑って終わろう。こういう映画だって全然あっていいのさ! 世界はそれを多様性と呼ぶんだぜ。今日も、いい1日を。

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