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【やすらぎのピアノ曲】「私のパリ物語 PARTⅡ」YouTubeにアップしました!!

【やすらぎのピアノ曲】「私のパリ物語 PART Ⅱ」 Relaxing Piano Music. My Paris Story, PART Ⅱ


【イメージ・ストーリー】

翌朝。
ホテルでクロワッサンとカプチーノを味わった。
焼きたてのクロワッサンを一口食べる。
おいしい。
昨日の慌ただしさとは違う、静かで優雅な朝だった。

街へ出る。
マルシェには色鮮やかな野菜や果物、チーズが並んでいる。
花屋の店先にはたくさんの花。
片言のフランス語で店の人と言葉を交わす。
ほんの短いやり取りなのに、それが嬉しかった。

そして二日目の大きな目的地へ向かった。
セーヌ川の向こうに、ノートルダム大聖堂が見えてきた。
近づくにつれて、その大きさに圧倒された。
長い年月を刻んできた石造りの壁。
空へ向かって伸びる塔。
正面に立ち、私はしばらく大聖堂を見上げていた。
何百年もの間、この場所をどれほど多くの人が歩き、同じようにこの建物を見上げてきたのだろう。
華やかなだけではない。
長い歴史を静かに抱えていることも、パリという街の魅力なのだと思った。

そのあと、セーヌ川沿いを歩いてオルセー美術館へ向かった。
大きな建物の中へ入ると、高い天井から光が降り注いでいた。
かつて駅だったという広々とした空間そのものが、一つの芸術作品のように美しかった。
私がここへ来た一番の目的は、ゴッホだった。
展示室を歩き、とうとう彼の絵の前に立つ。
《オーヴェルの教会》。
深い青の空。激しくうねるような筆。静かなはずの教会が、まるで生きているように揺れて見えた。
そして、自画像。
写真で何度も見たことがある。
けれど、本物を目の前にすると、まったく違った。
燃えるような色彩。幾重にも重なる筆の跡。
一人の人間の苦しみや孤独、そして生きようとする激しい感情までが、そのままキャンバスに叩きつけられているようだった。
私は絵の前から動けなくなった。
「すごい……」
それしか言葉が出なかった。
昨日、ルーヴルで見た《モナ・リザ》とは、まったく違う感動だった。
静かにこちらを見つめる《モナ・リザ》。
そして、心の奥まで激しく揺さぶってくるゴッホ。
同じパリで、こんなにも違う芸術に出会える。
私はしばらく、ゴッホの絵を見つめ続けていた。

美術館を出ると、再び街を歩いた。
ショーウインドウには最先端のファッション。
美しい服をまとったマネキンを眺めながら、パリという街のもう一つの顔を知る。
3体並んだマネキンの服の色は、トリコロールの青・白・赤だった。
私は、それを見て、微笑んだ。

歩き疲れると、カフェのテラス席に座った。
エスプレッソを飲みながら、行き交う人々を眺める。
急ぐ人。笑いながら歩く恋人たち。犬を連れた老人。
観光名所だけがパリではない。
こうして普通に暮らしている人々の姿もまた、私には新鮮だった。

夕方、セーヌ川の船に乗った。 船はゆっくりと川を進む。
昼の光が少しずつ黄金色へ変わっていく。
橋をくぐるたび、新しい風景が現れる。
やがて街に灯りがともり始めた。
夜のパリ。
ライトアップされた建物が川面に揺れる。
黄金色に輝くエッフェル塔。
夜空に浮かび上がる凱旋門。
昼とはまったく違う街になっていた。

そして旅の最後に向かったのは、オペラ座だった。
豪華な建物の中へ入り、客席に座る。
照明が落ちる。
オーケストラ・ピットから音楽が聞こえてくる。
幕が上がった。
舞台に現れたバレリーナが、音楽に合わせて踊り始める。
白鳥の湖。
私は息をすることさえ忘れ、舞台を見つめた。
美しい。
この舞台を見ること。 それが、この旅の大きな目的の一つだった。
音楽と踊りが一つになり、華やかな劇場いっぱいに広がっていく。
やがて最後の音が消えた。
大きな拍手が起こった。
私も夢中で拍手をした。
「本当に来てよかった」
心からそう思った。

ホテルへ戻った私は、ベッドに横になった。
二日間、よく歩いた。
たくさん見た。
たくさん聞いた。
そして、たくさんの人とすれ違った。
それでも、まだ見ていないパリがたくさんある。
私は、パリのガイドブックを手に取った。
ページの端は、少しだけ擦り切れていた。
それはずっと憧れていた街への案内書だった。
そして今では、 彼女が本当に歩いた、パリの思い出になっていた。

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