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万感ミッドナイト


万感ミッドナイト

━━車に感情があると思ってしまう夜━━


こんにちは、ヨノタロウです。


今日は、私も含めた
車好きの少し不思議な行動について
書いてみたいと思います。


たぶん車に興味がない人からすると、
今回の話は、
かなり滑稽で意味が分からないと思います。

人によっては、
ちょっとしたホラーに感じるかもしれません。


それでも良ければ、
頑張ってついてきていただけると、
嬉しく思います🍀


それでは本題です、どうぞ。


みなさんは、
車に話しかけている人を
見たことはありますか?


洗車をしながら何か話していたり、

運転席で「今日も頼むよ」とつぶやいていたり。


車好きの中には
案外こういう人たちが一定数います。



車とか、

「ただの機械やん」
「鉄とゴムとプラスチックやん」
「話しかけても返事せんやん」

はい。
その通りです。


正論です。
反論の余地もありません。



でも車好きって、
その車から何かを感じてしまうんです。

いや、
感じたいと思っているのかもしれません。



なんか今日は機嫌いいな。
逆に、今日は少し機嫌わるいな。

そんなふうに。



もちろん、理屈では分かっています。

エンジンの調子。
天候、気温や湿度。
油温や水温。
タイヤの空気圧。
路面状況。
そして、自分の体調。


いろんな要素が重なって、
その日の車の印象が変わっているだけです。


でも、
そういう理屈を全部わかったうえで、
車に感情があるように感じる瞬間があります。


朝、エンジンをかけたとき。

少し高く響くアイドリングの音。
暖まっていく金属の気配。

その音を聞いていると、
つい言ってしまうんです。

「今日も頼むよ」


誰に言っているのか分かりません。

車に言っているのか。
それとも、自分自身に言っているのか。


言った本人も、深く考えてはいません。
でも、無意識に言ってしまうんです。



洗車をしながら、
「綺麗になったな」
と思ったり。

長距離を走ったあとに、
「おつかれさま」
と労ったり。

調子よく走ってくれた帰り道に、
「ありがとう」
と感謝したり。


冷静に考えると変です。
もはや変を通り越して、
変の態です。


機械に話しかける。
機械を労う。
機械に感謝する。

なかなかの重症ですよね。

……はい、自覚はあります。


でも、車好きにとって車は、
ただの移動手段ではないんですよね。


ハンドルを切ったときに、
思った通りのラインで曲がってくれる。

アクセルを踏んだときに、
こちらの気持ちに応えるように前へ出てくれる。

ブレーキを踏んだときに、
不安なくスッと止まってくれる。


それはただの操作感なのかもしれません。


でも車好きには、
それが会話みたいに感じる時があります。

ハンドルの重さ。
ペダルの感触。
シートに伝わる振動。
エンジンの音。


言葉ではない何かが、
返ってきているような気がするんです。


だから無意識に、
話しかけてしまうのだと思います。



本当は、分かっています。
車に感情があるわけではない。


自分の感情を、
車に重ねているだけなのかもしれません。


嬉しいときは、車も軽く感じる。
落ち込んでいるときは、車内が静かに感じる。
何かを決めた夜は、
エンジン音が少し力強く聞こえる。


車が変わったのではなく、
自分の心が変わっている。



でも、
その心の変化を受け止めてくれる場所として、
車という空間は、
不思議なくらいちょうどいいんです。


誰にも聞かれない。
誰にも見られない。
でも、完全にひとりでもない。


ハンドルがあって、
シートから伝わってくる振動があって、
エンジンの音があって、
窓の外に流れていく景色がある。


車内という小さな空間は、
ときどき自分だけの避難所になります。



だから私は思うんです。


車に話しかける人は、
車と会話しているようで、
本当は、
自分の心と会話しているのかもしれない。



「今日も頼むよ」

それは車への言葉でありながら、
自分への言葉でもある。


「ありがとう」

それは車への感謝でありながら、
今日一日を、
なんとか終えた自分への労いでもある。


万感。

嬉しさも、寂しさも、
後悔も、誇らしさも。

言葉にしきれない感情が、
ひとつの場所に集まってくること。


だからこれは、
万感ミッドナイト。



夜の道を走りながら、
車に話しかける。


返事はない。


でも、なぜか少しだけ
分かってくれているような気がする。


その感覚を、
馬鹿みたいと笑う人もいるかもしれません。


でも私は、
そういう一見無駄に見える感情こそ、
人間らしさなのかもしれないと思います。


車は話しません。

でも、
たしかに何かが伝わってくる夜。


そんな夜に、
私はまた車に話しかけてしまいます。

「もう少しだけ、走ろうか」


返事はありません。


でも、
エンジンはいつものように回ります。

それだけで十分なのです。


おわり。


ヨノタロウ☕️


今日聴きたい曲🍀
アニメ『湾岸ミッドナイト』オープニングテーマ
TRF     『lights and any more』



あとがき

今回は、車を題材にして話をしました。

本来、意思の無い物に何かを感じたり、
自分の思いを重ねたりするのは、
車だけでは無いと思います。

それは、
思い出の詰まったおもちゃだったり、

長年大切に使った楽器だったり、

あの頃を思い出す曲だったり、


みなさんの中にも、
そんなものが何かしらありますよね。


そして、
ヨノタロウからのお願いです。
もし身近な人が、
車や楽器など機械的な物に
話しかけている時は、
少しだけ温かい目で見てあげてください🍀

そのささやかな自己満足が、
仕事や家庭など、
日常を頑張るための
モチベーションのカケラかもしれませんので✨


ただし、
将来のことも考えず、
家庭をかえりみずにお金や時間の浪費を
くり返している場合には、
遠慮なく怒ってわからせてあげてください。
「遊びたければ、まずは稼げ!」と。

それはただの自己満足の暴走なので🥹


#車に話しかけるタイプです
#返事はありません
#でも伝わると思う夜
#ある意味怖いですがホラーではありません
#異論は認めます
#変の態
#車好きあるある
#今日も頼むよ
#万感ミッドナイト

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