うっかり星人ほどQRコード決済をやるべき理由

世の中いろんなPAYが溢れていますね。

私は父親の代からソフバンユーザーなのと、周りでもPayPayの普及率が高いのもあって、現金はなるべく持たず、PayPayカードで払えるものは全てそれで払っている。

わりとポイントザクザクでありがたい。

今始まってるスクラッチチャンス一向に当たらないけど。

小銭じゃらじゃら持たなくていい利点や、スマホひとつでなんとかなる身軽さが良いが、うっかり星人を半世紀以上やってきた自分にはもう一つ大きな利点がある。

それは、「現金を落とすより、カード(デジタル)を落としたほうがお金が戻ってくる率が高い」ということである。

そう思うようになったエピソードがある。

【財布を落とすのは落とした金以上にマイナスになる場合がある】

私が社会人になりたての頃。
ちょっと遠出をして都会的な街で買い物をし、帰宅したあとに財布がないことに気づいた。

自分好みの大好きなデザインの財布で、中身もまあまあ入れていた。
気づいた瞬間、全身から血の気が引く。

過去にも何度か同じことをしたが、あの全身から血が引いていく感覚は何度味わっても慣れない。

当時は今と違い、現金至上主義。
カードも銀行のキャッシュカードその他くらいしか入れておらず、スキミングもまだメジャーではなかった時代。

現金は惜しかったが、万が一を考え、銀行に事情を話し、カードを停め、新しいカードを作り、次の給料日までひもじい思いをしながら生き延びるのを頑張った。

そうして似たような失敗を繰り返し、現金を落としたショックをうっすら忘れかけた頃、突然我が家の家電(固定電話)に銀行から電話があった。

「前にお財布を落とされて、当行のカードを停められたことがありましたよね?」

「え? あ、はい確かそうです(自信がない)」

「あのですね、その時の財布なんですが……」

「(財布? カードじゃなくて?)ハァ……?」

「えーとですね、当行に漁師の方からお電話がありまして」

「漁師???(ますますわからない)」

「その方の網にですね、金熊様のお財布が引っかかっていたそうで」

「ハァ?!?!??!?!?!?!!?」

驚くことに、私の財布は海を漂い、漁師さんの網にかかって引き揚げられたらしい。

それでその銀行にお問い合わせがあり、中に入っていたカードから私の身元が判明したというのだ。

「まじで???(なぜか出たタメ口)」

「驚きますよねー」

「あ! じゃあその中に入っていたお金は戻ってくるんですか?!!!!!(忘れていたお金が戻ると分かった途端輝き出す瞳)」

「いえ、その……中身は空になっていました。おそらくですが、スリが現金だけを抜いて、それ以外を川か海に捨てたんだと思います」

「あ……っスか……。あ、じゃあ財布! 財布は戻ってくるんですよね! お気に入りだったので……」

「いえ、当行に送られてきたのですが、海を渡ったからかひどく損傷しておりまして……こちらの判断で処分させていただきました」

「ぇぇ……(今思えば、勝手に処分するのはどうなのよ)」

「調べたところ、他のプラスチック製の会員証などは無事でした。こちらは後日お送りします」

「……(アニメイトとらしんばんのか……やだなあ、オタクがバレた)ハイ…」

さらに、「拾っていただいた漁師の方にお礼をされるのがよろしいかと」と勝手な提案までされ、住所を教えられた。(当時は個人情報云々はまだガバガバガバナンスだった)

現金も戻らず、お気に入りの財布も勝手に処分され、アニメイトとらしんばんの会員証(当時は遠方で使う機会もほぼなかった)を拾ってもらってオタバレして恥をかいたのに、お礼に地元のお菓子を買って手紙を書いて送った。

……これは一体何のプレイなのか。

拾っていただいたことには感謝しているが、結果的にさらにマイナス(お菓子代と送料)になってしまった。
悪いのはスリか、財布を落とした私なので仕方ないが、現金を落とすのは本当に心に良くない。
これがスリの仕業だったら、そいつは永遠に弁慶の泣き所をタンスの角にぶつけ続ける地獄に堕ちるべきだと思うの。

この後から、銀行カード一体型の「nimoca(九州版Suica)」を使うようになり、小銭が出ないメリットやハイテク感に感動していたが、それすら落とした。

「ああ、また損をしてしまう……結構チャージしてたのに……」

落ち込みつつ駅に問い合わせたら、再発行手数料をいくらか払えば、入っていた残高は新しいカードに引き継がれると言うじゃないですか!!!

「あなたが神か?!」と叫びそうになった。

こういうことがあり、私は現金派から交通系IC派になり、その後にスマホ決済へと移った。

スマホを落としたらそれまでかもしれんが、現時点では一度も落としたことはない。
常に手に持ってるから無くしようがないし、Androidなら「デバイスを探す(Find My Device)」などの設定をちゃんとしておけば、電源さえ入っていればパソコンから見つけることができる(はず)。
今は落とし物トラッカー(AirTagとかtileとか)があるのでそれもあれば万全だが、これはまた別記事で詳しく語る。

最近、電子マネーなどの決済手数料が個人店の負担になるというニュースを見て、使っている側として心苦しく思うこともある。なるべく大きいお店で買うようにするくらいしかできないが、こればかりは祈るしかない。

でも、我々うっかり星人にとって、この仕組みは本当にありがたいんだ……。

「財布(現金)を失う不安」から解放されたメリットはとてつもなく大きい。

個人経営の方々にもプラスになる仕組みになればなあと祈りつつ、同じ悩みを抱えている人は、ぜひ全力でのキャッシュレス化をご一考していただきたい。

【まとめ】

ここまで読んで「よし、今日からキャッシュレスだ!」と思った同志たちへ。

最後にこれだけは確認しておいて欲しい。これをミスると、また漁師さんのお世話になるハメになってトンチキプレイをすることになっちゃうぞ!

① 交通系ICは必ず「記名式」にするべし!

私が神の恩寵(残高復活)を受けられたのは、カードが自分の名前と紐付いていたから。
駅の券売機とかで買える「無記名式」だと、落としたら最後、中身はただの誰のものでもないカードになってしまう。

必ず氏名・電話番号を登録した「記名式」にするか、スマホ内の「モバイルICカード」にするのが、うっかり星人の鉄則。でもモバイルICカードは少しややこしい(個人的に)ので、Pay系がやはり妥当か。Pay系設定したときのパスワード類は絶対に忘れないよう死守!これだけでも付箋に消えないペンで書いてスマホケースの裏とか入れておくといいです。まぁ私は入れてたこと忘れて、泣く泣く再設定したあとその紙を見つけたりしましたが…

② スマホの「デバイスを探す」を今すぐ設定すべし!

「スマホは落とさない」と言いつつ、落とすのが我々。
Androidなら「デバイスを探す(Find My Device)」、iPhoneなら「探す」の設定がONになっているか、今この瞬間に確認してほしい。
さらに、別のPCや家族のスマホから「どうやって自分のスマホの場所を確認するか」を一度練習しておくと、パニックにならずに済むのでこれを見た人は早速やるべし今やるべし。後悔はさせない。
やり方は各スマホ名と「探す」「設定」とかでググるべし。

③ 「サブの支払い手段」を分散させるべし!

スマホの充電が切れたり、通信障害が起きたりした時のために、スマホケースの裏にお札一枚と、物理的なクレカ(または記名式ICカード)を一格納しておくと、スター取ったマリオ並みに無敵になれる。

停電や災害時には電子系は死ぬので、現金は必ずどこかに持っておくべき。

なるべくスマートに予備はある程度の額を持ちたいので、一万円札がいいんだけど、非常時に小銭が使えない時もあるので、私はカバンに紐つけた財布を用意し、セリアかダイソーか忘れたが各金種を入れれるコインケースを入れて持ち歩いている(重いが仕方ない)
全部を一つのカゴに盛らないのも、生き残る知恵なんですわ。

最後に
現金、財布、そしてオタバレ。
多くの犠牲を払ってきた私だからこそ断言できる。

「仕組み」で解決できるうっかりは、仕組みに頼りきっていい。

もしあなたが財布を無くして絶望した夜を過ごしたことがあるなら、ぜひ明日、重い腰を上げてキャッシュレス設定をしてみてほしい。

漁師さんの網にかかるのは、お魚だけで十分なのだから。
↑この一文は校正を依頼したAIが勝手に追加してたが上手いこと言いやがるちくしょうめえ

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