ドリカムを見て、自分も歳を取ったのだと思った
NHKの『SONGS』700回スペシャルに出ていたドリカムを見た。
90年代の初め、「笑顔の行方」がヒットして、ドリカムは一気に時代の真ん中に出てきた。
自分にとっては、それまでの昭和の歌謡曲やアイドル、青春ロックの空気から、平成のポップスへ切り替わる象徴みたいな存在だった。少しおしゃれで、都会的で、華やかで。
その後、小室系、ビーイング系、ミスチルやスピッツのようなポップロックもどんどん出てきた。
でも、振り返ると「ドリカムっぽい誰か」は、あまり出てこなかった気がする。
流行りの中にいながら、流行りだけでは括れない。やっぱりドリカムはドリカムだったのだと思う。
2000年代にいきものがかりが出てきたとき、少しドリカムっぽさを感じたことがある。
ただ、あちらはもっとキャッチーで、もっと売れ線のポップスだった。
うまく言えないけれど、グルーヴ感が違う。
ドリカムは、全部が全部好きな曲というわけではなかった。
それでも、ドラマ主題歌のような万人向けの曲を出しながら、王道の実力派として立っていた感じがある。
一方で、あのキラキラした感じや陽の強さが苦手な人もいたのではないかと思う。
自分も、どちらかといえばそっちだった。
昨年の紅白で松田聖子がトリを務めていたのを見たときも思ったけれど、結局、王道は強い。
当時は苦手だった人でも、長く残って、歳を重ねてもなお前に立っている姿を見ると、認めざるを得ないものがある。
吉田美和ももう60歳、還暦だという。
つまり、自分と同じだけ歳を取っているということだ。
90年代は、自分がいちばん音楽を聴いていた時代だった。
あの頃に活躍していた人たちが、今も現役でやっているのはやっぱりうれしい。
ただ、今回の『SONGS』を見て、さすがの吉田美和にも衰えは感じた。
そして、その衰えを見たくない自分と、見たい自分の両方がいた。
最近、若い頃のレベッカの映像もよく見ている。
NOKKOの声量はすごいし、「ヴァージニティー」は本当にかっこいい。
でも、復活後の姿を見ると、そりゃそうだよなとも思う。
人は歳を取るし、歌も変わる。
それでも、なおステージに立っていること自体に、別のすごさがあるのかもしれない。
YouTubeで「ドリカム ライブ」「レベッカ ライブ」と検索すると、全盛期のすごい映像がいろいろ出てくる。
あの頃のパフォーマンスを見たい人にはおすすめしたい。
最後に、ぱっと思いつく好きな曲だけ書いておく。
• LAT.43°N
• サンキュ.
• 忘れないで
• さよならを待ってる
• IT’S SO DELICIOUS
• すき
• 朝がまた来る
• 大阪LOVER
• やさしいキスをして
では。
#SONGS #ドリカム
