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現実味のなさこそ、リアルな終わりなのかもしれない|2026年4月30日

武尊選手の引退試合を観に行った。
最高の試合であり、最高の大会だった。

数年前、YouTubeで魔裟斗さんが武尊さんとコラボしているのを見て以来、好きになった武尊さんの最後の試合を、この目で見られて本当に良かった。


当時、たまたま相模大野に通っていたので、
そのYouTubeを見た翌週には入会しに行った。

今まで格闘技の試合を、自分でお金払って見に行ったことなかったのに、
THE MATCHは数万円払って見に行った。

そして今回、引退試合を見に行った。


「人の心を動かす」というけれど、
人は心を動かされた時、体が動いて、行動をするのかもしれない。
あるいは、心を動かされたい時、人は体を動かすのかもしれない。


今、こうやって書いていた気づいたけれども、
僕のこの数年は、武尊さんの影響を大いに受けていたんだな、と思う。


職場が相模大野じゃなくなってから、ジムには行かなくなったけれど、
ランニングをすれば、公園にあるゴールポスト相手にミット打ちをしたりしている。


最近は、井上尚弥選手にハマって全試合見ているけれど、
ボクシングを見るようになったのも、武尊選手をきっかけに格闘技にハマったからだ。


元々、高校生の頃に魔裟斗選手が全盛期で、
当時の男たちはみんな世界一に憧れ、格闘技ごっこをしていた。
けれど、実際にジムに通ったり、頻繁に観戦をしたりするまでは至らなかった。


だから、ジムにまで通い、試合も見に行くようになるほど、
僕は武尊選手に、心と体を動かされたんだな、と思う。


それにしても、最後の試合は本当に映画のような完璧にドラマチックな展開だった。

なのに、我を忘れるほどの喜びではなく、「現実味のなさ」の方が大きい。
「ふわふわしている」という感じだ。

一夜明けて、今日の朝。
電車に乗ってぼーっとしていたら「あぁ昨日勝って良かったなぁ」という思いが込み上げては来たけれど、
それでもやっぱり「ふわふわ」している。

それは何を信じられないのだろうか。
武尊選手の引退だろうか。あの劇的な試合だろうか。
わからないけれど、
ずっと夢を見ているような感じがしている。


まだ、1日しか経っていないから結論を出すこともできないのだけれど、
「終わり」とはこれくらい「はっきりしない」「ふわふわした感じ」のものなのかもしれない。

今回は、武尊選手という遠い場所にいるスターだから、さらにそう感じるのかもしれないけれど、
きっと、自分にとっても、自分が何か終わらせる時も、
「終わり!!」というわかりやすさはないのかもしれない。

そう考えるとやはり、いいことも悪いことも含めて、
「人生はじんわりと継続していくもの」と思って生きていくのがいいような気がする。

そうすることで、過度な期待も過度な失望もせずに、
やるべきことをやれて、ありふれた日常を楽しめるのかもしれない。
と思ったりもした。


いずれにしても、
武尊選手とともにずっと戦い続けてきた、奥様の川口葵ちゃんも本当にお疲れさまでしたと思う。
本当に最高の夫婦。


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