部下との会話が続かない|関係を育てる朝の3分ワーク
「もっと普段から、部下とコミュニケーションを取ってください」
そう言われても、何を話せばよいのか分かりません。
部下とまったく話していないわけではありません。作業をお願いするときには、やってほしいことを伝える。終われば結果を確認し、間違いがあれば正しいやり方を説明する。
ただ、それは仕事を進めるための会話です。
その人が何を好きなのか。休日をどのように過ごしているのか。どんなときにうれしいと感じ、何を大切にしているのか。
知りたいと思っても、聞き方が分かりません。
「休みの日は何をしているの?」
「家族とは、どこかへ出かけたの?」
何気ない質問のつもりでも、上司から聞かれれば、答えなければならないと感じる人もいます。プライベートへ踏み込みすぎれば、ハラスメントだと受け取られるかもしれません。
結局、当たり障りのない仕事の話だけで終わる。
相手のことを知らないまま、その人に合った関わり方や、届く言葉を探し続ける。
わたしも、同じところで悩んでいました。
仕事の話だけを続けても、この距離は埋まりません。
こちらから踏み込んで聞くのではなく、本人が「これなら話してもいい」と思ったことを、自分から話せる時間をつくれないだろうか。
そう考えて、朝の3分に小さな仕組みを置きました。
もちろん、始めた翌日から、たくさん話してくれたわけではありません。短い一言で終わる日もあれば、何も出てこない日もありました。
それでも、毎日少しずつ続けるうちに、会話が変わり始めます。
今では、こちらから直接尋ねなくても、部下のほうから、きょうだいのこと、好きなもの、最近ハマっていることを話してくれるようになりました。
日々の言葉から、その人がどんなときに喜び、何を大切にしているのかも、少しずつ見えてきます。
部下同士で質問が生まれ、普段の仕事中には見えにくかった柔らかな表情も増えました。業務中に「少し相談してもいいですか」と声をかけてもらう機会も、以前より増えています。
もちろん、朝の3分だけで、すべてが変わったわけではありません。
それでも、一方通行だった会話が少しずつ行き交い、チームの雰囲気も明るくなりました。

どこまで踏み込んでよいのか分からない。
コミュニケーションを取りたいけれど、何を話せばよいのか迷う。
それは、相手との関係に真剣に向き合っているからこその迷いです。
この先では、朝の3分に何を置き、どのように会話を進めているのかを、実際のやり取りとともにお伝えします。
相手の言葉を奪わない受け取り方や、「特にありません」と言われた日の考え方、盛り上がらない時期の続け方もまとめました。
明日の朝に使える最初の一言まで、この先にまとめました。
ここから先は
¥ 2,480
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
