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noouchi
ざわ、僕たち友達だよな?
頻度は減ったが、バーに行くのが好きだ。その中に飲み友の『ざわさん』がいる。
ざわさんの本名は、『〇〇ざわ』か『〇〇さわ』である。言いづらいので、かわいくなるよう勝手に略した。
ざわさんは料理ができる。仕事もできる。頭の回転も恐ろしく早い。だが、女性にモテナイらしい。
嘘つけ。お前みたいなハイスペックなやつ、引く手数多だろう。
そう思ったが、私とざわさんが仲良くなったきっかけを思い出す。かつて、お互い叶わない恋をしていた。そして、めちゃくちゃに重い恋愛観が一致したのだった。
ざわさんのことは異性としてというより、幾つもの夜をへろへろになりながら飲み明かした戦友だと思っている。
なお、私はアルコールNGなので素面でざわさんが酔うのを眺める係だ。
ある日、あまりにもリア友が少なくてざわさんに弱音を吐いた。
「ざわさん、僕たちって友達だよね?」
「えっ、気持ち悪い!友達とかいちいち定義しないの!!」
わぁお。そこそこしか酔ってないざわさんからの超高速カウンターパンチ。効果はバツグンだ。
でも、バーに行かなくなった今ならわかる。あそこでできた人間関係って、言葉で一括りにできないんだよなぁ。
つかず離れず。それでこそうまい酒が飲める。
私はまだ友達だと思ってるけどな。
見てろよ、ざわ。
空豆もなかさんから、しりとりに誘われました。
ありがとうございます。
お誘いがうれしかったので、せっせと「ざ」をタイトルの頭文字にしてエッセイを書きました。
こちらはもともとマイキーさんの企画みたいです。「#エッセイしりとり」コンテスト。
8月31日までが締切、かつ応募者多数らしいので審査が大変そうです。勝手ながら、こちらに来たバトンは私で締めさせていただきます。
