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年収が2倍に増えても生活を変えなかったらどうなったか?? その②

数年して今の会社で収入が安定する部門に異動しました。
自分から希望して、もう少しローリスク・ローリターンの部門に移りました。

基本給は変わりませんが、コミッションは減ります。
予算を達成しても200万円を少し超える程度です。

ただ、その代わりに収入は安定しました。
新規開拓のような波が少なくなり、既存顧客を担当する地味な仕事です。

このタイミングで、家計簿をつけ始めました。
Zaimを使って、細かい支出まで毎日入力していました。

特別に「いくら節約する」と決めたわけではありません。
ただ一つだけ意識していたことがあります。

前年の支出を超えないこと。

今月多く使ったら、翌月で調整する。
何かを買ったら、その分どこかで抑える。

それだけです。



その結果、収入は安定しながらも、支出はほとんど増えませんでした。

新規営業の頃のような大きな当たりはありませんが、
売上ゼロの年もなくなり、100%超えることもありましたので平均年収はむしろ上がっていきました。

気がつけば、最初の会社と比べて年収はほぼ2倍になっていました。



そんな中で、ポルシェを新車で購入しました。
価格は1,000万円を超えます。

ただ、過去の経験から
人気のあるポルシェはリセールが高いことを知っていました。

それでも、買った時点では「資産」とは考えていません。
あくまで現金は減った、という認識でした。



その後コロナになり、ほとんど乗らなくなりました。
維持費ばかりかかるため、2年ほどで売却しました。

ちょうどその頃は半導体不足で新車が作れず、
中古車価格が大きく上がっていました。

結果として、ほぼ購入価格と同じ金額で売却できました。

ここで、初めて気づきます。

使ったはずのお金が、ほぼそのまま戻ってきた。



さらに、不動産も売却しました。
もともとは赤字だった中洲の物件ですが、収益化できたタイミングで手放しました。

これも約1,600万円。



そして確定拠出年金。
当時は「60歳まで引き出せないお金」として、資産に入れていませんでした。

ただ、58歳になり「あと2年ならもう資産でいい」と考え直しました。

その時点で、約1,000万円。



つまり、短期間で起きたことはこれです。
• ポルシェ売却:約1,000万円
• 不動産売却:約1,600万円
• DCの再評価:約1,000万円

合計で、約4,000万円が一気に“見える資産”になりました。



重要なのは、ここです。

新しく稼いだわけではありません。

コツコツ続けていったことを
それまで「資産として見ていなかった」だけです。

そして、その背景にあったのは一つだけ。

生活レベルを上げなかったこと。



もし収入が増えるたびに生活を上げていたら、
ポルシェも買えず、不動産も維持できず、
DCも気にする余裕はなかったかもしれません。



結果として、東京に出てきてから約24年で、
資産はおよそ18倍になりました。



そして今は、その資産を使う側に回っています。

新しい趣味として、いわゆるフーディーのように
予約困難店を巡るようになりました。

和歌山、京都、金沢、福岡。
名店を目的に旅行もします。

女性を誘って食事に行くことも増えました。

海外にも行きます。
フランス、イギリス。
飛行機もビジネスクラスに乗るようになりました。



友人にこの話をすると、
「アリとキリギリスみたい」と言われました。

確かにそうかもしれません。

ただ、自分としては
必死に節約していた感覚はあまりありません。
仕事は割と懸命に働きましたが、ストレス発散と言ったら一時期は近場の登山ぐらいで。

収入が増えても
使い方を変えなかっただけです。

その結果、気づいたら資産が積み上がっていて、
今、それを使うフェーズに入っている。

そんな感覚です。

ここ数年は毎年昇給もし、業績がよければ株式報酬もあります。

元々、贅沢をするタイプではありません。
ただ、意識していたのは一つだけです。

使えるお金であっても、「ないもの」として扱うこと。

ポルシェも、不動産も、確定拠出年金も、
その時は資産だとは考えていませんでした。

結果として、それらが後から資産として積み上がりました。

今は食事や旅行にお金を使っていますが、
それでも生活そのものは大きく変わっていません。

収入が増えたから資産が増えたのではなく、
生活を変えなかったから資産が残った。

そういう話です。

〜〜〜〜おしまい〜〜〜〜

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