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【aboutマーケティング】全員が刈り取りに走るとき、認知に投下した会社だけが勝つ。

「コンバージョンが出ていないんですが、この広告、続けていいですか?」

この質問が来た時点で、認知広告は死ぬ。

フルファネルの上層部には、ラストクリックという概念がない。コンバージョンポイントのLPもない。数字が出ない。

だから経営会議では、これ流して意味あるの?とか、費用対効果ないんじゃないの、という言葉が、認知への投資を毎回刈り取っていく

でも考えてほしい。例えば。石鹸を買おうと思っていない人間に、石鹸の話をし続けることが、認知広告の本質だ。

需要が発生する前から、頭の中に居座ること。それがエボークドセットであり、第一想起だ。

法律業界でも同じだ。

例えば、交通事故に遭った人が、治療中に、大変お世話になった保険会社の担当者に優しくされて、示談書にハンコを押す。その金額が適正かどうか、確認しないまま。

実は保険金の支払い基準が3つある。自賠責基準、保険会社基準、裁判所基準。この順番で金額が上がる。

保険会社の担当者は、支払いを抑えるほど社内評価が上がる構造だ。だから自賠責より少し高い、保険会社基準で計算する。本来もらえる裁判所基準との差は、大きい場合で数百万になる。

これをトリプルスタンダードという。そしてこれを知らない国民が、ほとんどだ。

だから、本来法律事務所がやるべきことは、事故に遭う前の人間に向けて「安易にハンコを押すな」と言い続けることだ。需要が発生する前に、頭の中に入っておくことだ。

でもこの啓蒙広告は、誰か一社が莫大なコストを払って市場を育てると、競合がタダ乗りする構造を持っている。

しかも事故のタイミングは読めない。需要が発生する瞬間が極めて限定的で、いつ来るかわからない。石鹸が欲しいというタームとは桁違いに不確実だ。

だから法律業界のプレイヤーは、いますぐ客に刈り取り広告を打つ方に逃げる。

しかし、この構造の逆をつく、という発想がここにある。

全員が刈り取りに走っているとき、認知に投下し続ける。エボークドセットに入り、第一想起を取る。そしてファネルの下層部に、大きな流れをズドンと落とす。認知が臨界点を超えた瞬間、管理会計の数字が一気に動く。そしてSNS web2.0動画広告が、リーチの面でも、コストの面でもそれを実現可能にしている。

コストが先行し、効果は見えない。でも見えた時、革命が起きる。今、その経験ができる立場にいる。

認知ズドンが、いつ見えるか。それだけを楽しみに、毎日広告を出し続けて行こうと思う。

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