エジプト#6:最終日大エジプト博物館、旅を終えて
でかいぞ大エジプト博物館
最終日。
悲しいことにWataruは腹痛でほとんど寝ることができなかったとのこと。
今日は比較的ゆっくりな1日なので、チェックアウト時間ギリギリまで過ごすことに。




度数も脅威の15%

本日の移動も昨日と同じく、タクシーでカイロへ。

運転手がだいぶ馴れ馴れしくて、日本の何かをよこせとのこと。
日本から持ってきた大切な十六茶を渡したところ、マズイと言って一口で飲むのをやめてしまった。悲しい、ここまで大切にしていたお茶が。。
3時間ほどでたどり着いたのは、数日前にオープンし、今回の旅で数々の渋滞や通行止めを生み出した【大エジプト博物館(GEM)】。
単一文明を扱う博物館としては世界最大級の規模であり、ツタンカーメンのマスクを含め5万点の展示物がある。





モテ期到来
ここでひとつ、館内にいる20〜30代前後の「現地人男性」にやたらと一緒に写真を撮ろうよと撮影をせがまれる。
しかも、hirotaとwataruはほとんど言われない。
何組も続いたので、なぜ皆私と写真を撮るのか本人に聞いてみたところ、

とのこと。人生で一番のモテ期が到来した。

最後の試練
館内は非常に広く、なんだかんだ5時間ぐらい滞在し、時刻は17時半。
23時10分のフライトまで十分な時間があるので、初日に回りきれなかったハンハリーリ市場を経由して空港に行こうと計画。
だがここでまたエジプトの嫌な所が。公共交通機関でこの博物館から出る手段がない。
ウーバーを手配するも全く捕まらず。
最終日の一番最後で疲れ果てていたので、博物館入口にいたタクシーの客引きの「仲介人」に話をつけて乗ることに。
条件は3人で大型荷物あり、途中でハンハリーリ市場に寄るので待機してて欲しいと伝えて、25ドルで交渉成立。もちろん付箋で条件面の折り合いをつけて。


いざドライバーに会うと、話が違うと口論に。
小型の乗用車だったのでスーツケースがトランクに入らずに、大型スーツケースを膝のうえに乗せろとのこと。
そして走り出すと「ハンハリーリ市場に寄ると時間がない、直行したほうがいい」とのこと。
待て待て、Googleマップだと乗車時間は合計1時間ちょいだぞ?
30分以上翻訳機を用いての喧嘩になるが、らちがあかず。
最終的に面倒くさすぎて、私たちが折れ空港へ直行してもらった。
空港には19時についてしまった。


空港で荷物整理をしていると、持ち込んだトリートメントの蓋が壊れバッグの中がめちゃくちゃになっていた。
整理をしている間に、購入した数少ないお土産のほとんどを空港に忘れてきてしまった。
帰りの飛行機では時差ボケを治すため、ほぼ寝ずに半沢直樹2を全話見て過ごした。

旅を終えてみて
#0で、なぜエジプトに行くのかと目的を列挙したが、実際に体験してどうだったか。
・ピラミッドは本当に人生で一番デカかった
とにかく質量がすごかった。
これまで見たどんな建造物よりも大きく、今後これを超えるものに出会うことはないだろうと思った。 その周りをラクダで散歩する体験も貴重だった。
ただし内部は、苦労して入るほどの価値はないかもしれない。
・世界三大ウザいと言われるほどではないかも(タクシー以外)
客引きはあるが、手を引っ張られるような強引さはなく、無視すれば追ってこない。ボッタクリもほぼない。
ただしタクシーだけは本当にウザかった。#3のホテルへ向かうときも、空港へ向かうときも嫌な思いをした。これだけでエジプトが嫌いになってもおかしくないレベル。
外国人でも安心して使える路線バスがあればどれほど楽かと思う。
・思っていた発展途上国ではなかった
まず遅れていると感じたのは交通インフラ。
鉄道はあるものの空港・ピラミッド・GEMという主要スポットに最寄り駅がなく、バスはローカルすぎて高速道路で手を上げて止める方式で行き先の記載もない。
ツアーを組まない観光客は、結局タクシーに頼らざるを得ない。
一方で、都市部は経済規模の大きさを感じるほど発展している。
カイロにはナイター設備が完備されたサッカースタジアム、Gold’s Gym、スタバなど世界的チェーンが普通にある。
スラムを除けば、かつてカンボジアで感じた「発展途上国」感は感じなかった。
・お腹は壊す
3人ともしっかりやられた。
Hirotaを見るに、生野菜は絶対に避けるべきだろう。
私とWataruはおそらくKFCでやられたので、大手チェーンだからといって安心はできない。
整腸剤と粉末ポカリは必須アイテムだった(持っていってよかった)。
・古代遺跡への興味がなさすぎた
エジプトの歴史は4000年。遺跡や装飾品を無数に見たが、私の頭の中では「なんか古いもの」という印象しか残らず、後半はどれも同じに見えてしまった。
古すぎて理解が追いつかないというのが正直な感想。
これは完全に私の問題で、実際多くの観光客やWataruは興味津々だった。
・写真撮影はとても楽しかった
遺跡がつまらなくても、お腹が痛くても、カメラが私を動かす原動力であることは変わらない。
日本の生活とはまったく異なる世界を写真に残すことは、やはり私の最大の趣味だと再認識した。
さいごに
今回のエジプト旅は、良い意味でも悪い意味でも想像していた通りではなかった。
ピラミッドの圧倒的な存在感、都市部の発展度、タクシーのストレス、そしてお腹を壊すという洗礼。
どれも含めて、エジプトという国の“リアル”を体験できた一週間だった。
そして改めて思ったのは、自分にとって旅の中心はやっぱり「写真」だということ。
歴史に興味がなくても、遺跡が同じに見えてきても、腹痛でテンションが下がっても、異世界の空気を写真に撮る行為そのものが、旅の目的になっている。
エジプトは、もう一度行きたい国かと言われれば正直わからない。
ただ、人生で一度は行っておいてよかったと心から思う。
一緒に行ってくれたWataryとHirotaに感謝。

