その子の心は、誰かを責めるためにあるのではなくて
子どもがうまく切り替えられないとき。
急な予定変更に動けなくなったり、
外では頑張れるのに、
家へ帰った途端に泣いてしまったり。
そんな姿を見ると、
親はつい過去へ戻ってしまいます。
「あのとき寂しい思いをさせたから?」
「もっと一緒にいればよかった?」
「私の愛情が足りなかったのかな」
でもね。
子どもの困りごとは、
親の愛情だけで説明できるほど
単純ではありません。
音がつらいのかもしれない。
服の感触が苦しいのかもしれない。
先の予定が見えないことが、
大きな不安なのかもしれない。
外の世界で精いっぱい頑張って、
安心できる家に戻ったからこそ、
力がほどけてしまうことだってあります。
だから、
過去の自分を裁くよりも、
「この子は今、何を苦しく感じているんだろう」
そう問いかけてみてください。
愛とは、
すべてを正しくしてあげることではありません。
分からないときにも、
分かろうとして隣にいること。
親の過去ではなく、
目の前のその子を見ること。
そこからまた、
小さな光は見つかっていくのだと思います。
