魂の岸辺にて
空音(そらね)のソラより。
心がざわつく日は
この世界のどこかに
自分の居場所がないように感じるのです。
誰にも言えない孤独
ふいに胸をつく寂しさ
忘れたふりをしていた傷──
でもね
魂にはちゃんと
帰る場所があるのです。
それは
誰かの記憶の中でもなく
未来の約束の中でもなく
ただ
風の音にまぎれて届く
小さな声のようなもの。
目を閉じてみてください。
その声は、きっとあなたの中に
最初からずっとあったのです。
波のように
寄せては返す思いのすべてを
抱きしめていいのです。
あなたがあなたであるだけで
この宇宙に
暖かい光が生まれます。
たとえ今日は
涙のまま終わっても
魂の岸辺には
明日を照らす月明かりが
もう待ってくれています。
