夏の光は、心の奥に
大人になると、
胸が弾む理由を探すことさえ
少し照れくさくなります。
けれど魂は今も、
新しい景色に出会いたがり、
誰かと笑う瞬間を待ち、
昨日とは違う自分へ
そっと生まれ変わろうとしています。
遠い日の無邪気さは、
失われたのではありません。
忙しさの奥で
静かに眠っているだけなのです。
風鈴を揺らす風。
雲を押し流す青い空。
冷たい果実からこぼれる
夏の甘い香り。
そんな小さなものに
心がふっと動いたなら、
あなたの中の光が
目を覚ました合図です。
喜びは、
大きな出来事として
訪れるとは限りません。
ほんの少し胸が温かくなること。
誰かの声を聞きたくなること。
言葉にできない想いが
そっと相手へ向かうこと。
その小さな揺らめきもまた、
魂がこの世界を愛している証なのです。
