「死んでよかったわ」って笑った人に救われた
2011年に起きた、借金3500万のサレ妻未亡人の経験を書いています。
「サイッテーやな〜。死んでよかったわ、ほんと♪」
──え?って思った。
びっくりしたし、そんなこと言っていいの?って、一瞬止まった。
でも、その瞬間。
ふっと肩の力が抜けて、思わず笑ってしまったんです。
言ったのは、弁護士さん。
旦那の借金整理の相談をしていたときでした。
「言っちゃ悪いけど、旦那さんほんま最低やで」
って、その前に言ってて。
わたしも内心ではうなずいてた。
でも、それを声に出すのは、ちょっと怖かったんです。
だって、もう死んでる人やし、
誰かに責められるかもしれない。
「そんなふうに思っちゃいけない」って、
ずっと自分にフタをしてたから。
でも、あの一言が全部ふっとばしてくれた。
返済のめどが立って、生活も少し落ち着いてきたころだったけど、
気持ちのなかではまだ全然スッキリしてなかった。
怒りも、悲しみも、罪悪感も、ごちゃごちゃしてて。
でも、あのひとことで思ったんです。
──笑い飛ばしても、いいのかもって。
怒ってもいい。
泣いてもいい。
思ってしまうことを否定しなくてもいい。
世間体とか、正しさとか、
そういうものを背負い続けてたのは、自分自身だった。
あのとき、初めて、
「怒ってもいい」「笑ってもいい」って、
自分に許可を出せた気がしたんです。
今なら、笑って言えます。
ほんま最低やったわな〜って(笑)
それくらい、苦しんでたし、必死で生きてた。
そして気づいた。
自分を元気にするのは、自分やってこと。
弁護士さんの言葉は、たぶんジョークだったのかもしれないけど、
わたしにとっては、ほんとうに救いでした。
正しさよりも、正直さを選べる人生。
その第一歩を踏み出せた日のこと、今日は書いておきます。
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