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『君しかいない』解剖図①🍬 NAGOYA演劇SEKIGAHARA伍〜本番までの道のり〜編🍬

【指ペロ公演を振り返るシリーズ】

ああ、もう2年前ですか。

2024年8月に開催された『右脳中島オーボラの本妻presents NAGOYA演劇SEKIGAHARA伍』について書いていきます。

今振り返ると、このイベントへの参加は我々にとってかなりショッキングな出来事だったなと思います。

そもそものきっかけは、2回目の短編公演「薬でペロペロキャンディー」が終わってすぐ。
閑散としていた劇団のメールボックスに企画書とメッセージが届いたこと。

「全国から演劇を主に活動する団体を愛知に迎え、共通の作品テーマで短編を上演する企画をしています。ぜひ参加してみませんか?」

ざっくりいうとこんな内容。
名古屋の劇団・右脳中島オーボラの本妻さんから来た、イベントへのお誘いでした。

当時劇団はコロナ禍が明け、やっと活動を再開しはじめたくらいの時期で、本公演すらまともに打てない状況。集客力も皆無です。

だから初めは動揺したし、お返事もかなり慎重になってしまいました。(…ごめんなさい。)

でも、企画書を拝見すると「もしかしてコレは運命では?」と思うほどタイムリー。

共通テーマは「HAKO」で、しかも短編。
つい1年前上演した『君しかいない』の内容にぴったりな条件だったのです。

とんだサプライズをプレゼントされた気分でした。

👇ちなみに戯曲公開中。よければご覧ください。


・参加への経緯

しかし、参加するには問題がひとつ。

上演できる役者がいない。これに尽きます。
(……いや、ほぼひとり芝居なんすけど。)

そもそも当時の私たちには、客演を頼める術もコミュ力もありません

短編公演すら、無理を忍んで同級生や高校生に頭を下げて「当日に人前で台詞言うだけでいいから」と泣きついたくらい。

👇短編公演の全貌はコチラから。

仮にそんな形でも、自主公演なら多少は調整も効きます。
でも、全国から団体が集まるイベントとなるとそうはいかない。

「こちらの都合で先方に迷惑が…」という不安も大きく、普通に考えてかなり無理寄りだったと思います。

それでも私は、参加する意味があると感じていました。

テーマと脚本の相性はもちろん、これから劇団として活動していきたいと思っていたタイミングで、このように声をかけてもらえたこと自体が、当時の私たちにとって本当に大きく、嬉しい出来事だったからです。

👇初めての企画参加に浮かれて作った、抱腹絶倒間違いなしの超絶オモシロ宣伝動画。

・役者との出会い

そんな時に出会ったのが、主演を務めたしのんさん
それは私が講師をしていた学校の授業に、彼女が見学に来てくれていたタイミングでした。

「高校時代は演劇部にいて、演劇の学校に進学したみたいだよ。」

他の講師からそのことを聞いてピンときた私は、出会ったばかりの分際に関わらず企画書と脚本を渡し、客演をお願いしやがったのです。

そして彼女は、それをOKしてくれやがったのです。もう一度言います。『OKしてくれやがったのです。』


今思うと、かなり危ない橋でした。

それと同時にあの橋を渡らなかったら、指ペロ初めての名古屋公演も叶いませんでした。


【稽古期間を振り返る】

・演出としては、かなり手探り。

この期間を通して、私が1番学びを得たと思っているのは“演出面について”です。

外部イベントの参加と同様、フリーの役者さんとの稽古も初めて。
人となりを把握したうえで挑む演劇の稽古とは違い、関わり方がよく分かっておらず悩みました。


しのんさんの脚本の解釈を細かく聞いたり、「稽古って今までどうやってました?笑💦💦みたいなことを聞いたり、愚問にも程があるだろう。

こっちが客演として呼んでおいて、稽古すらまともに進められんて。
向こうからすれば「いやいや、そっちが誘ったんやがな」という話であって。

動線を提示できずに行き詰まることもあったのですが、彼女は“一緒に考えて演技をする”を最後まで付き合ってくれました。


逆に、私が考えすぎると「そこはそんなに固めない方がいいですよ」と忌憚なく意見をくれたり。


そのやりとりを積み重ねがあり、なんとか形にできたんだなぁと思っています。どうもありがとうございました。


・オーボラさんのご助力もあり

続けて、企画運営の劇団・右脳中島オーボラの本妻さんにも、本当に助けてもらいました。

まず、指ペロが社会人劇団であることを踏まえた上で、場当たりや当日日程を組んでくださったこと。
ど素人の我々が鬼のように送った質問LINEにも、丁寧に対応してくださったこと。

本番中も、場違いに持ち込んだ大量の装置や小道具の置き場を調整してくれたり、転換のサポートだったり、終始助けられっぱなしでした。

👇動画はオーボラさんが違う公演で行った劇の劇中歌。Xでみてお腹抱えて笑いました。どうか再演してほしい。

さらに印象に残っているのが『音響・照明オペ』についてです。

私は高校演劇出身だったので、最初は参加劇団ごとにスタッフを用意するものだと思っていました。
それがこの企画では、それ専門のスタッフさんたちがついて、各劇団の作品をまたいで効果をつけてくださる。

よく考えたらそれが普通なのかもですけど、そんな仕組み自体が、当時の私にはかなり新鮮でした。

音響は主宰にやってもらう気満々だったのですが、現場に入ったところ先方の技術が明らかに卓越しており「お願いするっきゃない!」と速攻で方針転換しました。

👇エンディングにケイティ・ペリーを入れました。からあげくんを手掴みで食べるわんぱくなお方です。

外部参加型の企画は、作品そのものの質だけじゃなく、こうした運営側の気遣いや技術にどれだけ支えられているかで全然違うんだな、ということを実感しました。

今、自分たちで絶賛企画・運営中の短編公演にも少しは繋がっているといいなぁ。


書いてるうちに長くなったので、
後編に続こうと思います。

次回は、〜公演本番を振り返る〜編。
4日間に渡る公演の間にもトラブルや新しい発見は沢山…沢山ありました。

演出としてやっちゃいけないことについても話したいので、最後まで付き合ってくれると嬉しいです。

先ほども触れましたが当劇団は4月に第4回目の短編公演「指ペロ式ドロップス〜ごめんねペロペロキャンディー〜」を控えています!

ご予約まだまだ受付中✨
ぜひぜひ遊びに来てください🤲

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