毎日12時間ヒマ:なぜ不安にならないのか
起業初年度のころ、暇さえあれば「どうやって売上を伸ばそう?」と考えて、YouTube配信やリアルセミナーをやったりしていた。
さらにツイッターをぼーっと眺めて、「何かいいアイデア転がってないかな」と探してみたりして。だけど成果なんてほとんどないし、結局、疲れるだけで終わった気がする。
いま思えば、暇なときほど不安が襲ってきて、“何かしなきゃ”と無駄に焦って動いていたのかもしれない。
それが起業初年度の僕には普通だった。だけど、たいして生産性のない仕事を抱え込みすぎると、本業でトラブルが起きた時に対処しきれない。
ひとり社長だから、余計な作業を増やしすぎると、そこへ本業の仕事とトラブル対応が加わって、頭も体もパンクする。
しかも無闇に動き回ると脳機能まで落ちてくる感覚があって、なんだかバカになっていくような感じ。よく考えれば悪循環なのに、焦っているから止まれない。
そんな反省もあってか、起業2年目ぐらいからは暇ができるたびにゲームをして過ごすようになった。むしろ“暇”を見つけると、ゲームを起動して遊ぶというサイクルが定着して、気づけばかなりの本数をクリアしている。起業6年間で40〜50本はやった。
ドラクエはほぼ全シリーズ制覇して、ゼルダの「ティアーズ オブ ザ キングダム」なんて200時間以上もプレイした。最近はリメイク版のバイオハザードにハマっているところ。もっとコミカルなホラーゲーム「ルイージマンション」も大好きだ。
ゲームはストレス解消にいいという話をどこかで読んだし、僕自身やってると頭がリラックスする感じもあって、すっかり定番の暇つぶしになった。
といっても、何か仕事が入るときは突然だったりするから、そういう管理は全部Googleカレンダーに入れている。
もしスマホがなくてもMacBookで確認できるし、MacBookが壊れたらスペアを用意してあるから「どんなに記憶力がなくても何とかなる」ようにしているわけだ。
これは起業関係なく昔から記憶力が本当にないから、「外付けハードディスク」としてデジタルツールをフル活用している。
そうはいっても、何に何回かは仕事のことを考えすぎて目が冴え、夜なかなか寝つけないときもある。
まぁ深夜1〜2時には寝て、8時間ほどガッツリ眠ってるから、不眠症でも何でもないんだけど、「来春のあれ、どうなるかな」と考えていると頭が冴えてきて目も冴えてしまう。
でも、昔みたいに「暇=不安」になって無闇に動いていた頃よりは、ずっとラクに過ごせるようになったと思う。
ゲームにしろ散歩にしろ、本当に何もしたくなければただぼーっとするだけでもいい。あれもこれも手を出さなくたって、意外と困らないものだと、ようやくわかった。
いまでは毎日12時間も暇を抱えているけど、不安に駆られたりしない。
むしろ、そこまで暇でいられるのは起業して得た特権だと思っていて、ちゃんとしたい部分はきっちりやるけれど、それ以外はゲームでもしながら頭を冷やすくらいでちょうどいい。
少なくとも、不安になれば海馬を萎縮させてしまうし、そうまで無理やり働くよりは、こんな適当なやり方が自分には合ってる。
結局、暇とどう向かい合うかで、心の安定ってずいぶん変わるものだと実感している。
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