【ドラマ感想】ミッドナイトタクシーの世界観にどっぷり浸かる
NHKの夜ドラで面白い世界観を醸し出している作品と出会った。
30歳を控えたタクシードライバーの象子(古川琴音さん)が主役で、彼女の出で立ちを一目見ただけで、このドラマは面白そうだ!と直感した。
兵頭るりさんのオリジナルストーリーで、毎回タクシーに乗る人々は違うのだが、その人達と象子のやり取りが絶妙で、すぐに物語に引き込まれていく。
なかでも、竹中直人さん演じるカフェのオーナーが作る料理が魅力的過ぎて、こんな場所があったら、まぁ行列するでしょ、という感じ。
名前も『つかれしらず』。
是非行ってみたい。
象子は、水のデザートとか、苺料理とか、絶対に無理でしょっ、というメニューを毎回オーダーするのだが、その度に、できるよ、という、竹中直人さんは、あのヒーローに出ていた田中要次さんを思い出す。
私は、何をオーダーしようかなぁ。
時すでにおスシでも、刺さる場面やセリフが多かったが、このミッドナイトタクシーも考えさせられるセリフや場面が多い。
10話で怪しい水を売るシソンヌさんとの掛け合いは、神回でそれはもうハマり役で、LIFEのコントを観ているようだった。
『変化って幸せなんですか?』
『変わらないことを幸せに思うのはムリなんですかね?』
『幸せって何ですか?』
象子の問い掛けが、心を刺さる。
でも、それは象子自身が30歳を目前にして悩んでいる事であり、タクシーに乗る人々からそれらを学んでいるようなスタイルが共感をもたらす。
時として、常識なんて無意味な事がある。
大体の事は、己の思い込みで成り立っている。
悪者だと思っていた人でも、優しい一面があり、悩みもあり、憎むべき存在ではないのだと気付かされる。
人の裏側には何かしらのドラマがあるのだと、兵頭るりさんの作品を観ていると痛感する。
そして、登場人物達がどんな人なのだろう?と知りたくさせるテクニックが素晴らしい。
今後も要チェックな、脚本家さんだ。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートなんて嬉しすぎます。
ありがとうございます🐤
その気持ちに満たされます。