20代で「辞めたいのに言えない」ときの現実的な選択肢退職代行・自己退職・転職準備を冷静に比べる(体験者の視点)
「もう限界。でも“辞めます”の一言が言えない」
20代のときの私は、まさにこの状態でした。
パワハラ・モラハラっぽい言動が続き、頭では「辞めた方がいい」と分かっているのに、上司の顔が浮かんで言い出せない。帰宅後も気持ちが休まらず、半分うつっぽい状態になり、朝が来るのが怖い。
そのとき私が選んだのは 退職代行 でした。そして退職後は 転職エージェント に相談して、再スタートが切れました。
ただ、今振り返ると大事だったのは「退職代行が正解」ではなく、自分の状態に合った“順番”を選んだことでした。
この記事では、同じように悩む20代会社員のために、現実的な選択肢を冷静に比較します。
まず結論:選択肢は3つ。正解は「状況次第」
あなたが今選べるルートは、主にこの3つです。
自己退職(自分で退職意思を伝える)
退職代行を使う(連絡・手続きを委ねる)
転職準備を先に進める(在職のまま転職エージェント等で動く)
そして重要なのは、これらは「どれか一つ」ではなく、
③転職準備 → ①自己退職、間に合わなければ ②退職代行、のように“組み合わせ”で考えられることです。
判断の軸:あなたの「今の状態」を最優先にする
迷うときは、次の3軸で整理するとブレにくいです。
メンタルの余裕:今、職場と直接やり取りできる状態か
時間:退職までに猶予があるか(今週もう無理、など)
実務:有給、書類、貸与物など、最低限の手続きをこなせるか
ここが整理できると、選択肢が一気に絞れます。
3つの選択肢を比較(メリット・注意点)

① 自己退職:いちばんシンプル。でも「引き止め」が壁になりやすい
自己退職の良さは、費用がかからず、手続きを自分でコントロールしやすいところです。
ただ20代で多いのは、ここで詰まるパターン。
上司に言う勇気が出ない
言ったら詰められるのが怖い
「今辞められたら困る」と引き止められてズルズル
もし自己退職で進めるなら、私は次の“型”が効くと思っています。
言うことは短く、理由は最小限
「一身上の都合で退職します。退職日は◯月◯日でお願いします」
詳細な事情は話しすぎない(揉める種になりやすい)
会話が怖いなら「文章」で始めてもOKです。
メールやチャットで退職意思を伝え、面談は最小限にするだけでも心理的負担が減ります。
② 退職代行:心を守る手段。ただし“選び方”がすべて
私が退職代行を使った理由はシンプルで、自分から連絡することがもう無理だったからです。
あのとき、もし「自分で言わなきゃ」と無理を続けていたら、もっと悪化していたと思います。
退職代行の大きな価値は、
退職の連絡・やり取りのストレスを切り離せることです。
一方で、退職代行はサービス差が大きいので、使うなら次を必ず確認してほしいです。
退職代行を使う前のチェックリスト
対応範囲:会社への連絡のみ?書類・貸与物の案内まで?
連絡手段:電話のみ?メール中心?
追加費用:休日対応や追加連絡で課金されないか
返金条件:万が一のときの取り決め
運営情報:運営主体、連絡先、規約が明確か
トラブル時の方針:揉めた場合の対応(専門家案内など)
また、退職後に困りがちなのが 書類 です。
離職票、源泉徴収票、雇用保険被保険者証など。
「何が必要で、いつまでに届くべきか」を先に把握しておくと安心です。
③ 転職準備を先に進める:王道だけど、できる人とできない人がいる
転職準備を先に進めるのは、理屈としては強いです。
在職中の方が選択肢が増え、焦りで選択ミスもしにくい。
特に20代なら、転職エージェントで
自分の市場価値の把握
職務経歴書の添削
面接対策
ブラック回避の視点
を早めに持てるのは大きいです。
ただし現実として、職場が辛すぎると 準備する気力が残らない。
私も「先に転職活動が理想」と分かっていても、当時はそれができませんでした。
だからこそ大事なのは、理想論ではなく 今の自分が動ける順番 を採ることです。
私のおすすめの考え方:「順番」を決めると迷いが減る
迷っている人向けに“判断の目安”を置きます。
A:会話できる余裕がある
→ ③転職準備(エージェント等)を開始 → ①自己退職
(次が見えたら心が軽くなる)
B:会話が怖い/引き止めが想像できて動けない
→ ②退職代行 → ③転職準備
(まず心身の安全を確保する)
C:体調が限界/出社も危ない
→ まず休む・受診・相談(家族/信頼できる人/公的窓口)→ ②退職代行も含め検討
(「辞め方」より「回復」を最優先)
今日の1手:今すぐできる“負担が小さい”行動
最後に、今日できる行動を3つだけ。
退職に必要な書類をメモ(離職票・源泉徴収票など)
有給残日数と貸与物を確認(PC・社員証など)
「自分で言えるか」ではなく「今の自分を守れるか」で判断
辞めるのが怖いのは、あなたが弱いからではありません。
怖い中で踏みとどまってきた分、心が消耗しているだけです。
“正しい手順”は、あなたを追い詰めるものではなく、あなたを守るためにあります。
この記事が、次の一歩を考えるための土台になれば幸いです。
