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正解はあるのか⁈ここが大変だよ!学校の先生

私は教員時代、判断に迷う時が非常に多くありました。

世の中にはいろんな正義が溢れていて、どれも間違いではないのですが…
いろんな考えを大切にすればするほど、どちらもの可能性が考えられて判断に困るのです。

今回は私が悩んだり、迷ったりしたこと、むしろ今も答えが出ていないことも含めてお伝えしていきたいと思います。

年末には教員の精神疾患の多さが取り上げられ、話題になっていたことも記憶に新しい先生方も多いかもしれません。

2023年度、公立学校でうつ病などの「心の病」を理由に休職した教員は7,119人と、3年連続で過去最多を更新しました。特に30〜40代の割合が高く、教員不足にも直結する深刻な状況です。

※出典:読売新聞(2024年12月21日)

もちろんそれらの原因にもいろんな要因があり、全てがここに当てはまるとは言えませんが、

先生の多忙さ、苦労、大変さ…


はこういったことにも繋がっているのかもしれませんね。

今から少しずつ紹介していきますので、一緒に考えていただけたらと思います。

苦渋の判断16選

①一斉指導について

日本の一斉指導が時代に合っていないと叩かれることがよくあります。

もちろん私もそこには賛成です。

ただ、一斉指導を辞めるには「先生の補充」が絶対に必要です。ただ補充は難しいでしょう。となると、今の日本基準担任1人に対して35人学級でやるには「先生の技量と時間と努力」が必要になります。

私も「学び合い」や「自由進度学習」など、いくつか本を読んでは見たのですが、どの本でも時数や学校問題の体制の課題などは必ずと言っていいほど書かれていました。

私は比較的いろいろな実践を試してみるタイプなんですが(私の投稿をいつも見られている方ならきっとわかってくれていると思うのですが)、いろいろと学級経営や授業作りで試していることもあり、できることならやってあげたいと悩みまししたが難しい現実がありました…。


②多様性について

学級の中には様々な事情を抱えた子どもたちがいます。

発達障害と診断された子が複数人いることもありますし、家庭に事情を抱えている子や常に配慮を必要とする子もいます。

学級の在り方としての理想は「子どもたち1人1人を伸び伸びと育ててあげたい」なのですが、集団行動として同じレールに載せなければならない時もたくさんありました。

「学校は型にはめるところ」だと批判的な言葉を見れば見るほど、私は複雑な気持ちになりました。子どもたち全員への配慮を完璧にすることは私の体1つではできませんでした。

「多様性を認める」という言葉がよく聞かれるようになってから悩むことが増えたなぁと思います。

③叱ることについて

先ほども書きましたが学級の中には様々な子どもたちがいます。

そんな多様な子どもたちが1つの空間で1年を過ごすことになるので、時には厳しく指導することもあります。そうしないと学級崩壊するからです。

ただ世の風潮的には先生の指導に対して批判的な意見も見受けられます。

もちろん自分の学級の子どもたちは可愛いし、常に1人1人の個性を大切にしたいという気持ちはあるけれど「個性の全てを受け入れて、叱らない学級経営」は私には無理だったなと思います。

ただこれは見逃してはいけない、この子の成長のためだと自分なりに考えていましたが、時代は受け入れてくれないのかな?…とよく考えていました。

☟学級崩壊立て直しシリーズ☟


④完食について

毎日の給食指導の中で、完食については本当にいろんな先生方の考えがあります。

私は完食したい派です。

それは無理矢理食べさせるではなくて、「自分が申告した量は食べる」という約束にして減らす量も決めさせていました。なので子どもたちはそれで納得していたし、問題なかったです。

私としては作ってくださる給食室の先生方や食べ物が食べられる喜びや感謝の気持ちも大切にしてほしかったので、そのこともいつも伝えるようにしていました。

ただ、これもたまに報道で給食の指導をめぐって叩かれていることを見たりすると複雑な気持ちになっていたのは正直なところです。

☟以前あげた給食指導☟

⑤あいさつについて

ずっと投稿を見ていただいている人はわかると思うのですが、私の初担任はなかなか刺激のある学級でした。先生方に平気で暴言を吐く子どもたちでしたが「あいさつを通して相手を意識して大切にする」ことができるようになりました。

私の中で明確に「挨拶の必要性」が高まった出来事でした。なので私の学級経営で大切にしていることの1つにあいさつは譲れずにありました。

ただ挨拶についても「強要」と言って否定的な意見があることも知って、またまた私は複雑な気持ちになりました。時代の変化なのでしょうか?

挨拶できない子より、できる子に育ってほしいと思う気持ちはいけないんでしょうか…?

☟あいさつ指導について☟


⑥皆勤賞について

皆勤賞について、いろいろと議論がありますね。私は皆勤賞はあまり何もしない教員だったのですが、欠かさず行っている先生もいましたね。でもその分、賞をもらうために頑張って学校に来ていた子もいたと思います。

コロナになって学校を休むハードルが低くなった頃から、皆勤賞について否定的な意見が増えたような気がします。

だけど私は学校の中で輝ける場はたくさんあるので、毎日元気に学校に来た子がもらえる賞があっても別にいいのかなと思ってはいます。

それにその先生なりの考えがあって賞をあげていたのかもしれないし…。
先生の想いを聞く場もないまま批判されるのはなんだかな…と思ってしまいます。

⑦苦手へのフォローについて

読む、書く、計算、議論、発表、描く、作る、泳ぐ、走る、歌う、演奏、調理、裁縫…など。

学校という空間は本当にたくさんのことに触れます。

それぞれに得意不得意、向き不向きもあり、教え合ったり協力し合ったりして集団の絆が深まっていきます。

でも人によっては、1つだけが極端に不得意な時があり、その時には先生の出番です。ただこの時に私は毎回どこまで手伝うのか判断に迷う時がありました。特に技能教科などで多かったように思います。

これは答えは出ていないけど、他の先生方も同じように悩んでいる先生がいるんじゃないでしょうか…。難しいですね。

⑧どこまで求めるかについて

「ある程度できていたらいい」これが今の時代なのかもしれません。

厳しい指導はご法度で、ある程度でいい。多くは求めない…。
でも私は子どもたちはもっとできると信じて「もっとできる!頑張ろう!」と言うことが多かった気がします。

実際に励まし続け、出来るようになることが増えていく子どもたちもたくさん見てきましたし、学級でも出来ることが増えて、絆が深まっていく瞬間もたくさん経験してきました。

子どもたちにどこまで求めるのか…。難しいです…。

これはまた時代の変化と共に変わってきそうですね。

⑨行事ついて

行事についての考え方は、本当に人それぞれだと思います。

特に、これまで当たり前のように行われてきた学校行事は、
“コロナ”という大きな出来事をきっかけに、一度立ち止まって見直され、短縮や縮小をされたものも多かったように感じます。

私は、運動会や音楽会などの行事には、子どもたちの中に団結力が生まれたり、育ったりする側面があると思っているので、「ないよりは、あった方がいい」派です。

また、子どもたちの中には、休みの日に家族でいろいろな場所に出かけたり、特別な体験をすることが難しい子もいます。
そう考えると、学校行事は、家庭環境に関係なく、みんなで同じ経験を共有できる場という意味も持っているのかな、と感じることがあります。

もちろん、準備にかかる時間や先生方の負担の問題はあります。それでも、子どもたちは行事が好きだったりもしますよね。

一方で、さまざまな事情や負担を考えると、「なくした方がいい」という短縮されていくのも分からなくはない……。

だからこそ、簡単に白黒つけられない、複雑なテーマだなと感じています。

⑩宿題について

宿題についてもよく議論されていますよね。

この問題こそ、いつもいつも悩んでいたと言ってもいいかもしれません。学歴社会の日本です。極端な話ですが、なくすとした場合の学力保障が出来るかが私は自信がありませんでした。

ただ全員が同じ内容の宿題をする必要はないかと思っていました。

漢字は以前の投稿のように土居先生の漢字指導法によりそれぞれの進度は違いましたし、計算ドリルも子どもたち次第でプラスアルファにしていたので、それぞれが違う内容のものを提出する時もありました。
タブレットになってからは、タブレット教材も適度に組み合わせながらやってました。

☟土居先生の漢字指導法(たくさんDLされています)☟


⑪学年で揃えることについて

これ、私はあんまり嫌な経験したことはないんですけど、なかにはすごく悩んだ経験のある先生方も多いみたいですね。

担任が違うのですから、学級経営のやり方や学習のやり方が全て同じになることは不可能なので、極端に違わなければいいのかなとは思っていました。

ただ学年主任をするようになってからは、少し考え方が変わってきまして

① 次の学年になった時にあまりにも揃っていなくて迷惑をかけそうなところは合わせておく
② 初任の先生などもいる時には合わせれるところは合わせておく

等、合わせるようになった所もあります。

⑫保健室の見極めについて

先生経験も長くなると「すぐ保健室案件」「様子見る案件」と基準も出てきますが、それでもやっぱりケガや病気など気を遣いますよね。

保健室の先生が休みの時なんてヒヤヒヤしてました!

今は本当に、「これくらい…」が命取りになる時代だと思いますので、特に初任者の先生や若い先生方は、学年主任や管理職の先生、生徒指導がじょうずな先生などに相談することをおすすめします。

⑬保護者連絡について

保護者の方への連絡も気を遣いますよね。

「この件どうしようかな?」はもう何百回思ったことか笑。

でも以前投稿したことあったんですが、“迷うならかけろ”で結局連絡することの方が多かったですね。

☟以前投稿した保護者の方とのやりとり☟


⑭生徒指導のタイミングについて

生徒指導のタイミングも悩むことが多かったですね。

時間が経ってしまうと子どもたちの記憶もあいまいになってしまい、解決するものもしにくくなってしまったり、口裏を合わせてしまって真実がわからなくなってしまったり…など色々と考えると早いうちがいいと考えるわけですよね。

ただ貴重な学習時間を自習にするわけにもいかない。

でも昼休みはみんな委員会に行ってしまう…などとタイミングによっては「一体どこで話を聞いてあげればいいんだ!?」となることも多かったです。人数が多い時なんてほんと時間かかるし悲惨ですよね…。

もうほんとこれに関しては、時間割とにらめっこしてその時のタイミングで決めていました。

⑮通知表について


成績付けは本当に気を遣うし、たくさん悩みますよね。

人を評価するというものは迷いばかりです。特に技能教科に関しては自分なりの基準はもっているつもりでも結局好みなのではないか?という疑問がいつも生じていました。いっそ通知表なしでも私はいいんじゃないかなと思っていましたね。

それに若い先生方の立場になって考えてみると、成績付けの時ってみんな忙しいので、悩んでてもなかなか聞きづらいのもあるんじゃないかなと思います。

☟評価に迷った時に読んでほしい本☟

⑯これってだれに…について


最後はすごく抽象的で申し訳ないんですけど、なんだかんだで学校って「これって誰に言えばいいの?」「誰に聞いたらいいの?」ということが本当にたくさんあるなと思います。

それだけ複雑でいろんな業務があるということだと思うんですけど、よく悩まされていましたね。

どうしても解決できず、最終的にはこれは「国か!?国なのか!?」となる時が1番絶望を感じました…。
学校にもう少し決定権があればいいんですけどね…。

今はある意味学校を離れ、イチ教員という立場だった頃よりは、少しはいろんなところで話をできる立場になれてきているかもしれません。

さて、以上が「ここが大変だよ!学校の先生!苦渋の決断16選」でした。

先生という仕事は本当にいろんな立場から物事を考えなければならないので、時には板挟みにあったり、誤解を受けたり、本当に大変だなと思います。

みんなでその大変さを持ち寄って、正解を出すというより、いろんな考えを知っていくのもいいかもしれませんね😊

最後に


今は自分の考えを誰もが発信することができる時代です。
そして数十年前のように「先生の言うことは聞きなさい」というような時代でもなく、平気で先生を叩くような投稿も見られるような時代です。

でも現実は学級の中には本当にいろんな子どもたちがいます。
もちろん保護者の方とお話すればこれまたいろんな考え方があります。

なのでまずは自分の中で軸を持っていないと、いろんな考えを聞けば聞くほど何も身動きが出来なくなってくるんじゃないのかなと思います。私もそれなりに軸はもっていましたが、時代の変化とともにいろんな考え方があることもわかって、いつも悩み、迷いながらやっていたなと思います。

今回の投稿はどっちが正しいとかを決めたいわけではなく、先生たちも悩み迷いながらやっていることを知ってほしかったです。

先生と言う仕事はいろんな立場から物事を考えなければいかず、でも時には人員的な問題も含めて、良いと思っていてもその手段を選べない時もあるということもわかってほしいなと思いました。

きっと同じような思いをもったことのある先生方も多いのではないでしょうか?

先生方だけでは決めれないことも学校現場は多いですもんね。
そのことも含めて、世の中の風潮が学校側や先生方への良い理解として深まってくれるといいなと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました😊


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