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komaki_kousuke
『射的』 【シロクマ文芸部】
みなさん、こんばんは。
今週のシロクマ文芸部のお題は「夜店から」から始まる創作です。
ワクワク、ドキドキしますよね〜
『射的』
夜店から始まる話にロクなことはない。
だって、ボクは射的オンチだったから。
女子は、欲しい物がもらえかも、ときらきら眼〔まなこ〕で期待する。
が、そんなこと、あるかーい。
ボクは君が欲しいらしい射的の的を当てるために生まれてきたんじゃないんだよ。
そう言ったら、彼女の顔は歪んだ。
あれ、こんなブスだった???
唐突に彼女は言った。
「別にアンタみたいに冴えない男に興味ないしー」
いや、いや。
「ブスの暇つぶしとかゴメンだしー」
と、本音が飛び出していた。
「てか、射的ごときでバカみたいじゃない!?」
「・・・・。だね」
と、彼女は笑った。
ボク達はマニュアル至上主義の世代に生まれたけれど、感情がないわけじゃない。
ちょっとしたことで火も灯る。
ああ、これが愛!?
とか、なのか?
〈了〉
