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【超かぐや姫!】平成のニコニコ動画全盛期を駆け抜けた全オタクは絶対観て欲しいっていうか観ろ。

2026年1月22日。
Netflixで全世界独占配信された「超かぐや姫!」
みなさんは、もう見ましたか?

私は公式Youtubeで見た動画に心を撃ち抜かれ、視聴した後もずっと楽曲をリピートする日々を送っています。

まずは、何も言わずにこの動画を見て欲しい
(と書きつつもサムネで察せてしまいますが!!!!)


日本最古の物語『かぐや姫』 × 豪華ボカロP 新時代の音楽アニメーションプロジェクト、開幕!

"歌"で繋がる少女たちの絆の物語。夢と希望に満ちた仮想空間『ツクヨミ』で、二人の運命のステージが圧巻の映像クオリティで描かれる。 主題歌を含む劇中歌には、ボーカロイド"初音ミク"による「メルト」のヒットで音楽界に衝撃を与えたryo (supercell)を筆頭に、kz(livetune)、40mP、HoneyWorks、Aqu3ra、yuigotの錚々たる"ボカロP"の面々を迎え、物語を音楽で彩る。

新進気鋭のクリエイターたちが繰り広げる壮大なライブ・エンターテイメントが今、始まる。

公式Youtubeより抜粋


今でこそ、Youtubeで1億回再生なんてニュースになる時代ですが、私がボーカロイド(以下:ボカロ)にハマっていた頃は、ニコニコ動画で100万回再生すれば「殿堂入り」ともてはやされていた時代。

大学から帰るとパソコンの前に直行し、その日のランキングや新着をチェックする日々。

推しのボカロP(ボーカドイドにより曲を作るクリエイター)が新曲を発表するたびに、推しの歌い手(ボカロPが公開した曲を歌うアーティスト)が歌ってくれないかなとパソコン前で待機したりして。

自分では曲を作ったり歌ったりはできないけれど、毎日どんどん好きな曲が増えて、iPodの中に何時間もかかるプレイリストを作って。
イヤホンを耳に、数時間かけて通学する毎日がとても楽しかった。


「超かぐや姫!」へ使用されている楽曲は、まさにそんな平成のニコニコ全盛期を支えた音楽たち。

ヴァンパイアではなく、KINGではなく、アンドロイドガールではなく、Alice in NYではなく、ヴィランではなく。(と書きつつ全部好き)

そして、各ボカロPが書き下ろした新曲があるのも胸熱すぎる

「超かぐや姫!」を観ていると、私が好きな音楽に溺れて、毎日楽しかった記憶がただただ蘇るのです。




正直、ストーリーがどんどん進んでいってしまうこともあり、初見だと感情移入がしづらいです。実際、ところどころスマホに浮気してしまったり…。

でも、劇中で挿入される懐かしくもエモい楽曲と、声優さんの素晴らしい歌声が何度も引き戻してくれます。

そして全編通して映像が美しいのですが、特に楽曲部分は映像が美しく、VRの世界でVtuber(という表現は正しくないが)のヤチヨが歌うシーンは非日常さも相まって圧巻です。

電脳空間特有の電飾と影のコントラスト、ヤチヨの瞳に映り込む色とりどりの光、動きに沿ってひらひら揺れるツインテールと衣服、カラフルなミラーボールのように光を纏って泳ぐ魚たち。
ヤチヨを中心にぐるっとまわるカメラワークでは、VR空間「ツクヨミ」が垣間見えて、より深く世界観に浸ることができます。

シンプルに、この動画だけでヤチヨのファンになる人も多いはず。




そして気になるストーリーは、平成ではなくむしろ近未来。
VRの世界が一般化した日本で、受験勉強と学業をギリギリまで詰め込んで一人で踏ん張っている少女・彩葉が主人公のひとりです。

今より少しだけ先の未来。 進学校に通う女子高生・酒寄彩葉は、バイトと学業の両立に励む超多忙な日々を送っていた。
日々の癒やしは、インターネット上の仮想空間<ツクヨミ>の管理人兼、大人気ライバー(配信者)・月見ヤチヨの配信を見ること。
そんなある日、彩葉は七色に光り輝くゲーミング電柱とともに現れた不思議な少女・かぐやに出会う。 わがまま放題なかぐやのお願いに振り回されながらも、 二人は仮想空間<ツクヨミ>でライバー活動を始め、少しずつ打ち解けていく。
かぐやを月へと連れ戻す不吉な影が、すぐそこまで迫っているとも知らずに

公式Youtubeより

「超かぐや姫!」は表と裏のふたつのストーリーがあります。
SF要素がふんだんに盛り込まれていることもあり、膨大なボリュームのストーリーが2時間半に詰め込まれています。
そのせいか、初見だと「むっちゃどんどん進むやん」という感じ。もっと間とか大切にしたらいいのに、とか思っちゃうくらい。

それが、ラスト30分の怒涛の展開に目を見張り、呼吸や瞬きさえも忘れて見入ってしまう
今まで見てきた物語はほんの一部、いわば水面に浮かんだ羽根のようなもので、本当はその羽根が浮いている海の物語なのだと。

この終盤部分では、主人公たちの感情の描写もさることながら、時代背景を表す描写も秀逸で。
チラッと映るパソコンの画面などを見て「これ、私もしてた」とグッときた大人は私だけじゃないはず。
もともと「寄り」「引き」がとても上手く使われている作品だなと感じますが、ストーリーにおいてもこの「寄り」「引き」が視聴者を巻き込んで溺れさせてくれるんだと思います。

ちなみに物語の背景を理解したタイミングで、涙腺決壊する人が多いみたいです。
ただ私の場合は、回想シーンで押し寄せる切なさに混乱するばかりで。
涙で視界がぼやけることはあっても、ぐちゃぐちゃになった脳内が押しとどめてしまいました。

しかし、「超かぐや姫!」はYoutubeの解説動画や公式MVを見ると、視聴して数日経ったのに、うるうるしてしまう。
いや、視聴後だからこそ、か。

多くの方が既に言及していますが、2周目こそが「超かぐや姫!」の本当のストーリーを感じることができると思います。


そして、全編を通したメッセージも力強い。

劇中では、身近な人に夢を反対された経験、身近な人への憧れが嫉妬になって向き合えなくなった経験。
誰もが持っているだろう薄暗い記憶を、普遍的な形で描いています。

そんな記憶に提示されるメッセージが、
あの頃、毎日楽しかった私は、今も楽しい?
誰かに言われて、何を諦めた?
今でもやりたいことは何?
というもの。

これらのメッセージは主人公・彩葉が、もうひとりの主人公・かぐやとともに、トップライバーを目指して駆け上がっていくシーンとともに語られます。
その中で、ずっと黒子に徹していた彩葉が、自身を表舞台に立たせたときにたくさんの人が応援してくれるシーンはとても印象的です。

そんな彩葉を見ながら、私はこんな気持ちでいっぱいになりました。
ここまでの努力を、私はしたかな?
もっとできることがあるんじゃないか?
「自分の表現が認められたい」「好きな表現を応援して欲しい」という気持ちはあっても、求めるばかりで動けてないのでは?

過去にやりたいことを諦めたクリエイター、今も光が見えずに足掻いているクリエイターには強く刺さると思います。



そんなわけで、今回はできるだけネタバレなしで書いてみました。

ここまで読んでくださったアナタは、私と同じあの頃を駆け抜けた猛者ですよね?
なら絶対「超かぐや姫!」、観るべきです。
古のオタクの必修科目です。

そして良かったら、ぜひ感想を聞かせてください。



めっちゃ余談なんですけど、この動画の3人目に出てくる男の娘(乃依)が性癖に刺さっており…!
公式からの供給が足りなくて、毎日辛いです。笑


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森山ゆりこ │ 旅と日常のフォトグラファー チップは機材か大好きなカフェ代にさせていただきます*