このままではいけない、と思った日から
人生を変えるのは、
大きな決断ではなく、
「このままではいけない」と気づく、
小さな違和感だと思っています。
それは、
何かが起きた瞬間ではありませんでした。
ある日の帰り道、
いつもと変わらない顔で歩く、
末っ子の後ろ姿を見ながら、
私はふと立ち止まりました。
⸻この子は、
どんな世界を「当たり前」として
生きていくのだろう。
理由ははっきりしないのに、
胸の奥がざわついた。
その感覚から、
私の夢は始まりました。
経験が、人生をつくると知っているから
人生を彩るのは、
ただ時間が過ぎていくことではない。
自分で一歩踏み出し、
自分で経験し、
その中でしか手に入らない
「色」を重ねていくこと。
それが、
人生を深くしていくのだと、
私は思っています。
私はこれまで、
自分で選んだ色も、
選べなかった色も、
抱えながら生きてきました。
困難や予期せぬ出来事から
目をそらさず、
「経験すること」を選び続けてきたからこそ、
これからも、
迷いながらでも前へ進む人生を
選びたいと思っています。
今、末っ子に目を向けている理由
私には、5人の子どもがいます。
それぞれが、それぞれの場所で、
それぞれの歩幅で生きています。
上の子たちは、
「こうあるべき」という型の中で、
苦しさを抱えることがありました。
その姿を、
母として長い時間そばで見てきたからこそ、
私は今、末っ子に目を向けています。
末っ子は、とても純粋です。
大人から見れば、
「やさしくて、可愛い子」
けれど、
子ども同士の世界では、
その純粋さが、
必ずしも守られるとは限りません。
走るのが遅いから。
動きが少しゆっくりなだけで。
そんな理由で、
「あなたは入らないで」
「それは使っちゃダメ」
そう言われる場面を、
私は何度も見てきました。
ある日、末っ子が言いました。
「今日は、誰も遊んでくれなかった」
理由を聞くと、
「みんな、あなたのことが好きじゃないからだよ」
そう言われたのだと、
静かに話してくれました。
泣くことはありませんでした。
でも、
「悲しかった」と、本人はそう言いました。
その言葉を聞いて、
私は胸が詰まりました。
何か特別な出来事が
あったわけではありません。
毎日を大きく揺るがすようなことでもない。
ただ、
こうした小さな出来事が、
「当たり前」として
積み重なっていくことに、
私は強い違和感を覚えました。
この子は、
理不尽を理不尽だと感じる前に、
「そういうものなんだ」と
受け入れてしまうのではないか。
そうやって、
自分を守る感覚を、
少しずつ手放してしまうのではないか。
このままではいけない。
それは、
誰かに言われた言葉ではなく、
母として、
確かに感じた直感でした。
私の夢 ― 親子留学という選択
私は、
末っ子を
もっと強い場所に放り込みたいわけではありません。
ただ、
「違っていても、ここにいていい」
そう感じられる世界が、
確かに存在することを、
この子自身の感覚で
知ってほしいのです。
競争や比較の中で
生き抜くことだけが、
人生ではない。
自分の感じ方を大切にしながら、
世界と関わる道もある。
そのことを、
言葉ではなく、
経験として、
親子で体感したい。
そう考えたとき、
私の中でひとつの選択肢として
はっきりと浮かび上がったのが、
親子留学でした。
今は行けない。でも、止まらない
正直に言えば、
今の私には、
親子留学をすぐに実現できる
経済的な余裕はありません。
夢として思い描きながらも、
その本当の理由や覚悟を、
誰かに語ることはできず、
長い間、
胸の奥にしまってきました。
それでも私は、
この夢から目をそらしません。
親子留学は、
末っ子の未来のためであり、
同時に、
私自身が人生を立て直すための
自己投資でもあるからです。
長い間、
誰かの役割を生きることに精一杯で、
自分自身の人生を、
立ち止まって考える余裕がありませんでした。
この留学は、
母としてだけでなく、
一人の人間として、
これからの人生を選び直していくための
一歩でもあります。
夢を現実にするために、すでに始めていること
この夢を現実にするために、
私はすでに動き始めています。
・家族の状況や、末っ子の特性を踏まえ、
在宅でできる仕事を選び、
無理のない形で収入の基盤を整えていること
・親子留学に向けた情報収集を進め、
渡航先や学びの環境について、
現実的な検討を続けていること
・新しい世界と向き合うために、
心と身体のコンディションを整え、
自信を取り戻すためのケアや治療を、
自己投資として進めていること
どれも、
夢を語るためではなく、
夢を叶えるために欠かせない準備です。
私の「かなえたい夢」
末っ子との親子留学を実現すること。
この子の未来を守り、
私自身が自立した人生を築くこと。
そしていつか、
同じように悩み、
立ち止まっている誰かに、
「違う選択をしてもいい」
そう伝えられる存在になること。
今は、まだ行けません。
でも、
目標は2年後。
そこから逆算して、
今の私にできる準備を、
ひとつずつ重ねています。
これは願いではなく、
計画です。
私は止まりません。
この夢を、現実にします。
それが、
私の「かなえたい夢」です。
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