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心が失恋から進めないとき|恋愛でできた傷を、恋愛で治さなくてもいい

失恋したあと、

頭では「もう戻れない」と分かっているのに、心だけが過去に残ってしまうことがあります。

そんなときは、
無理に次の恋へ進まなくてもいい。

恋愛でできた傷を、恋愛で治さなくてもいいのだと思います。


好きな曲を聴きながら、

「この曲は何座っぽいんだろう?」

「太陽・月・金星・火星に当てはめたら、どんなホロスコープになるんだろう?」

と、勝手に星座を当てはめて遊ぶ「星座曲遊び」。

今回取り上げるのは、

KinKi Kids「鍵のない箱」です。


この曲、私は大好きなんですが……

今でも聴くと、かなり心にダメージがきます(笑)

歌いながら、何度泣いたことか。


KinKi Kidsには失恋を描いた曲がたくさんありますが、私の中では「鍵のない箱」はかなり上位に入る


心をえぐられる曲

です。

どうしてこんなに苦しいんだろう?

と改めて考えてみたのですが、

この曲って、
ちゃんと現実が見えているんですよね。

もう戻れない。
叶わない。
過去には戻れない。

それを本人も理解している。

「いつか奇跡が起こるかもしれない」

と夢の世界へ逃げ込んでいるわけでもなければ、

「絶対に取り戻す!」

と追いかけているわけでもない。

現実は分かっている。

でも、
心だけが終われない。


そこが、この曲の一番苦しいところなんじゃないかと思います。

そんな「鍵のない箱」を、
私なりにホロスコープにしてみると、

太陽・山羊座
月・蟹座
金星・蠍座
火星・魚座

になりました。

もちろん、今回も完全なる妄想です(笑)

太陽・山羊座|現実を見ながら、耐えて生きている


最初は、
「太陽魚座かな?」

とも思いました。

でも考えれば考えるほど、

これは山羊座じゃない?

となりました。

この曲の主人公は、かなり現実的です。

終わったことも分かっている。
時間が戻らないことも分かっている。
どうにもできないことも分かっている。

それでも、毎日は続いていく。

山羊座は、
時間や現実から逃げない星座

だと思います。

つらくても、

「これが今の現実なんだ」

と受け止めながら、その中で生きていく。

この曲も、

「戻りたい!」と感情のまま暴れているというより、

戻れないことを知ったうえで、耐えている。

だからこそ余計につらい。

頭では分かっている。
現実も理解している。

でも、

現実を理解することと、感情が納得することは別。

そこに、ものすごく山羊座っぽさを感じます。

月・蟹座|思い出を「箱」にしまっている


月は蟹座にしました。

なんといっても、

「箱」なんですよね。

蟹座って、大切な人や場所、過去の思い出を、自分の内側に大事にしまっておくようなところがあります。

幸せだった時間。
誰かと笑った記憶。
その人と過ごしていた頃の自分。
全部、感情ごと保存している。

そして過去の思い出って、

当時は幸せだったものほど、現在では残酷になることがあります。

もう戻れないから。

思い出そのものが悪いわけではない。

むしろ美しい。

でも、
美しかったからこそ、今との落差が痛い。

「鍵のない箱」というタイトルにも、

大切なものを箱の中に残して抱えているような、

月蟹座の感覚を強く感じます。

金星・蠍座|関係が終わっても、愛した人が消えない


そして、この曲には絶対に蠍座もいると思います(笑)

それが金星です。

蟹座が思い出を「保存する」としたら、

蠍座はもっと深い。

沈む。

心の底まで沈んで、そこに残る。

この曲って、

「昔こんな恋愛したな」

くらいの思い出ではないんですよね。

関係としては終わっている。

未来がないことも分かっている。

それでも、

愛した人が、自分の深いところから消えてくれない。

新しい出来事で簡単に上書きできない。

時間が経ったからといって、すぐに薄くなるわけでもない。

だからこれは、

「戻りたい」という行動的な執着とは、少し違うように思います。

戻れないことは知っている。

でも、
愛した事実だけが、自分の中に深く残っている。

ここが、金星蠍座っぽいです。

火星・魚座|動こうとしても、足元が沼


火星は魚座にしました。

この曲の主人公は、現実を無理やり変えようとはしません。

追いかけない。
奪い返さない。
力ずくで前へ進もうともしない。

むしろ、

悲しみに逆らえない。

そんな感じがあります。

火星は「行動する力」を表しますが、

この曲では、そのエネルギーの行き先が見つからない。

前へ進みたい気持ちはあっても、

感情が追いつかない。

動こうとしても、足元が沼みたいになっている。

進もうとすればするほど、余計に苦しくなる。

そんな火星魚座を感じました。

つまりこの曲、

山羊座が現実を理解している。

蟹座が過去を箱に残している。
蠍座が愛した人を深いところから消せない。
魚座が悲しみに足を取られている。

……かなりしんどい配置です(笑)

曲は進むのに、心だけが進まない


そして「鍵のない箱」で面白いと思うのが、
曲のテンポ自体は、けっこう速め

ということです。

じっとりとした失恋バラードではないんですよね。

曲そのものは、どんどん先へ進んでいく。

でも、心は進まない。

これが、ものすごくリアルだと思います。

時間は進む。
季節も変わる。
仕事にも行く。
人とも会う。
生活は続いていく。

外から見れば、その人の人生はちゃんと動いている。

それなのに、

心の中の一部分だけが、ずっと過去にいる。

だからこの曲は、

何もせず立ち止まっている人の歌というより、

人生を生き続けながら、心の一部分だけが過去に残されている人の歌なんじゃないかと思います。

私も、長い間「鍵のない箱」みたいな状態でした

この曲が私に刺さるのには、理由があります。

私は以前、ひとつの恋が自分の中で完全に終わるまで、

4年くらいかかったことがあります。

ただ、
4年間ずっと失恋に浸って、何もせず漂っていたわけではありません。

むしろ、かなり動いていました。

仕事もしていた。
人にも会った。
恋愛もした。
生活もなんとかしようとしていた。

……全体的にボロボロではありましたが(笑)

特にしんどかったのが、最初の2年くらいでした。

その頃は本当に、

「分かってる。でも無理なの」

という感じ。

もうどうにもならないことは理解している。
戻ろうとしているわけでもない。
でも、消えない。

新しい人に会っても、

「やっぱり違う」

と思ってしまう。

私の場合は、
前へ進もうと動けば動くほど、

むしろ記憶の中の相手が強化されていくような感覚がありました。

忘れようとして新しい人に会ったはずなのに、

「まだこんなに残ってるんや」

と確認してしまう。

だから、

動けば動くほど、しんどくなっていた時期もありました。

これはあくまで、私個人の体感です。

新しい出会いが回復につながる人もいると思います。

でも私には、

恋愛を恋愛で上書きしようとすることが、うまくいかない時期がありました。

後半の2年は、恋愛から離れていた

ただ、4年間ずっと同じ状態だったわけではありません。

後半の2年くらいになると、少しずつ過ごし方が変わっていきました。

学んだり、自分と向き合ったりする時間が増えました。

なぜ私はこんなに引きずるんだろう。
私は何を求めていたんだろう。
どういう恋愛をしたいんだろう。
これから、どんな自分でいたいんだろう。

そんなことを考えるようになりました。

でも今振り返ると、

それと同じくらい大きかったのが、

恋愛とは関係のないところで、普通に人生を楽しんでいたことだったと思います。

友人たちとキャンプに行ったり、
日帰りで小旅行をしたり。

何も考えずに遊んで、笑って、その日の時間をただ味わう。

「HUNTER×HUNTER」にハマったり、

「東京リベンジャーズ」をきっかけに、初めて推し活をしてみたりもしました(笑)

本当に、
恋愛から離れていた時期だったんですよね。

失恋を治すためにキャンプへ行ったわけでもない。
忘れるために漫画を読んでいたわけでもない。

ただ、 

「楽しい!」
「これ好き!」
「今日めっちゃよかったな」

という時間を味わっていた。

それが結果的に、すごく自分を癒してくれていたんだと思います。

恋愛でできた傷を、恋愛で治さなくてもいい


この経験があるので、

個人的には、

どうしても前へ進めない時は、無理に恋愛しなくてもいいと思っています。

もちろん、すぐ次へ行ける人もいる。

新しい恋愛がきっかけで元気になる人もいる。

それはそれでいい。

でも私は、一度恋愛から離れたほうがよかった。

友達と遊ぶ。
好きな作品に夢中になる。
どこかへ出かける。
美味しいものを食べる。
何も考えずに笑う。

自分が「楽しい」と感じる時間を増やしていく。

そうしているうちに、

恋愛だけに占領されていた心の中に、

少しずつ別のものが入ってくる。

私は、

恋愛でできた傷を、恋愛以外の喜びにかなり癒してもらいました。

今振り返ると、

「忘れなきゃ」

と頑張ったことより、

友人たちと遊んで、

その日の楽しさをちゃんと味わっていた時間のほうが、

ずっと自分を回復させてくれていたように思います。

そして、ようやく「逆夢」の境地へ


その後、私は別の人と付き合いました。

そして、その恋愛も終わることになった時、

なぜか以前の恋まで一緒に手放せたんですよね。

その頃よく歌ったのが、

King Gnu「逆夢」

でした。

リアルに言うと、

二つまとめて成仏させました(笑)
かなりすっきりしました。

私が、

「好きだったことは消さなくていい」

「愛情が残っていてもいい」

「でも、執着や見返りは手放していい」

というところまで行けたのは、

32歳くらいになってからです。

だから、
「逆夢」のような境地にすぐ行けたら、それはすごくいいと思います。

でも……

そんな簡単にいかないよーーー!
人間だから(笑)

とも思うんですよね。

私は、かなり時間がかかりました。

「鍵のない箱」みたいに、

頭では分かっているのに、心が終われない時期もあった。

そこから学んで、
遊んで、
笑って、
いろんな経験をして、

ようやく、

愛情は残したまま人生を進める

というところまで来た。

だから私にとって、

「鍵のない箱」と「逆夢」は、

同じ失恋系の曲でも、役割がまったく違います。

「鍵のない箱」は、終われない時の曲。

そして、

「逆夢」は、ようやく手放せた時の曲。

なんですよね。

今でも聴くと、心にダメージがくる(笑)


今でも「鍵のない箱」を聴くと、かなり心にきます。

本当に、

「歌いながら何度泣いたことか……」

という曲です(笑)

でも、大好きなんですよね。

おそらく私にとってこの曲は、

単なる「好きな失恋ソング」ではなく、当時の自分の感情まで一緒に保存している曲

なんだと思います。

曲を聴くと、
昔の箱が一瞬開く。
だから痛い(笑)

でも当時の私にとって、

「前向きになろう」
「次に行こう」

と言われるより、

現実が分かっていても、心が動けないことはある

と、その場所に一緒にいてくれる曲だった。


だから、今でも大切なんだと思います。

「鍵のない箱」を勝手にホロスコープにすると

今回の勝手なホロスコープは、

太陽・山羊座
月・蟹座
金星・蠍座
火星・魚座

でした。

現実を受け入れながら耐える山羊座。

過去を箱の中に残している蟹座。

愛した人を心の深いところから消せない蠍座。

前へ進もうとしても、悲しみに足を取られる魚座。

そして、
曲は進んでいるのに、心だけは過去にいる。

このアンバランスさが、

「鍵のない箱」の苦しさなのかもしれません。

「キミハカルマ」は、壮大な物語として浸れる。

「逆夢」は、愛を祈りに変えて心を洗ってくれる。

でも「鍵のない箱」は、

現実を分かっている人の“どうにもできない喪失”をそのまま見せてくる。

だから私には、一番痛い。

そして、

一番痛かった頃の自分に寄り添ってくれた曲

でもあります。

好きな曲を勝手にホロスコープにして遊んでいたはずなのに、

気づけば昔の自分の人生まで振り返っていました(笑)

でも、
こうして今は文章にできるくらいになった。

そう考えると、
思い出は消えなくても、自分はちゃんと進んでいくんだなと思います。

失恋ソングのレパートリーはけっこうあるので、

またそのうち出すかもしれません(笑)

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