有料noteを売る方法は、本文だけじゃない。売れない記事を“購入前”から考える
「有料noteを売る方法」を調べていると、
タイトルを工夫する。
SNSで宣伝する。
実績を見せる。
価格を調整する。
無料部分を充実させる。
いろいろな方法が出てきます。
多くの場合が、心理的な煽りや焦りを利用するものです。
もちろん、そういうテクニックも間違いではないと思います。
でも、有料noteを出してもなかなか売れなかった経験から、
私は少し違うところを見るようになりました。
それが、
「どう売るか」を考える前に、読者が「なぜ買わないのか」を考えること。
です。
なぜなら、有料noteには少し特殊なところがあるからです。
読者は、
有料部分の中身を読む前に、買うかどうかを決めなければいけません。
そして、
有料noteを売るということは顔の見えないビジネスである、ということ。
ここを考えるようになってから、私は「有料noteを売る」ということへの見方が少し変わりました。
「良い商品ですね」と「買います」は、同じではなかった
私は普段、都内のアパレルショップで働いています。
接客をしていると、
「かわいい!」
「これ、すごく好きです」
と言ってくださるお客様がいます。
でも、そのまま購入されるとは限りません。
商品をしばらく見たあと、
そっと棚に戻されることがあります。
服が悪かったのでしょうか。
もちろん、そういう場合もあります。
でも、それだけではありません。
「私に似合うかな」
「いつ着るんだろう」
「持っている服と合わせられるかな」
「この値段を払って、ちゃんと使うかな」
口には出されなくても、買う直前にはいろいろな迷いがあります。
接客をしていると、
「良いと思っている」と「買う」は別なんだ
と何度も感じます。
これって、noteも少し似ているんじゃないかと思いました。
「スキがつく」と「買う」も、同じではない
有料noteを書いていると、
スキがつく。
無料部分も読まれている。
コメントももらえる。
「良い記事ですね」と言ってもらえる。
それなのに、売れない。
そんなことがあります。
すると、
「内容が悪いのかな」
と思ってしまいます。
もっと情報を足した方がいいのか。
もっと長くした方がいいのか。
もっと専門的にした方がいいのか。
私自身も、売れないときは本文を直そうとしていました。
でも、ここで一つ考えたいことがあります。
読者は、有料部分を買う前には読めません。
つまり、
どれだけ有料部分を良くしても、その良さを購入前の読者はまだ知らない
ということです。
だから、
「良い記事なのに売れない」
という状態は、普通に起こり得ます。
問題が、記事の中身だけにあるとは限らないからです。
有料noteを売る前に、読者はすでに判断している
私たちは有料noteを作る側なので、どうしても本文を中心に考えます。
何を書くか。
どこまで詳しくするか。
何文字にするか。
どんなノウハウを入れるか。
でも、読者側から見ると順番が違います。
有料部分を読むより先に、
「これは私に必要かな」
「この先を読んだら何か変わるかな」
「この人から買って大丈夫かな」
と考えます。
そして、その時点で不安が残れば、
購入ボタンを押さずにページを閉じることもあります。
だから私は、
有料noteを売る方法を考えるなら、
本文だけではなく「購入する前の読者」を見る必要がある
と思っています。
売れないと、つい「売る方法」を増やしたくなる
これは私もやってきました。
売れない。
だからSNSでもっと宣伝する。
それでも売れない。
タイトルを変える。
価格を変える。
文章を追加する。
また新しい記事を書く。
一つずつは間違った行動ではありません。
でも、
読者がどこで止まっているのか分からないまま施策だけ増やしても、
原因と違うところを直し続けることがあります。
たとえば、買う直前に迷っている人がいるのに、
アクセス数だけ増やしても、その迷いは残ったままです。
逆に、そもそも記事を見つけてもらえていないなら、
購入前の文章を何度直しても読者は増えません。
だから「有料noteを売る方法」は、一つではないんですよね。
大切なのは、
今、自分のnoteはどこで止まっているのか。
そこを見ることだと思っています。
「買わない理由」は、コメント欄には書かれない
ここが、私が接客とnoteは似ていると思う理由でもあります。
店舗なら、お客様の表情を見ることができます。
商品を手に取った。
鏡の前まで行った。
値札を見た。
少し迷った。
そして棚に戻した。
その行動を見ながら、
「ここで何か引っかかったのかな」
と考えられます。
でもnoteでは、それがほとんど見えません。
読者は、
「ここが不安だったので買いませんでした」
とは、普通はコメントしてくれません。
何も言わずに離れます。
だから売れなかったとき、
書き手から見えるのは、
「購入されなかった」という結果だけ。
そこから、
「内容が悪かったんだ」
と決めてしまうのは、少し早いのかもしれません。
私は「売る」より「不安を下ろす」と考えるようになった
私はアパレルの接客でも、
無理に買ってもらうことが良い接客だとは思っていません。
迷っている理由が分かれば、
必要な情報を伝える。
似合うか不安なら、一緒に考える。
使う場面が浮かばないなら、
具体的なコーディネートを見せる。
それでも違うと思えば、
買わない選択もあります。
noteでも同じだと思っています。
強い言葉で煽る。
限定感を出す。
「今買わないと損」と迫る。
そういう売り方ではなく、
読者が購入前に抱えている不安を、一つずつ下ろしていく。
その結果として、
「これは今の自分に必要だ」
と思った人が購入できる状態を作る。
私は、そんな売り方をしたいと思っています。
では、自分の有料noteはどこで止まっているのか
ここまで読んで、
「じゃあ、自分の記事では何を直せばいいんだろう」
と思った方もいるかもしれません。
ここからが、実は難しいところです。
読者が止まっているのは、
タイトルかもしれない。
無料部分かもしれない。
購入直前かもしれない。
あるいは、記事とは別のところかもしれません。
「購入前を見ることが大事」
と分かることと、
「自分の記事では、どこを最初に見直すべきか」を
判断できることは別です。
私自身も、売れないたびに本文を直していた時期がありました。
でも、何度も売れない経験をして、
「記事の中身」ではなく、
買う前の読者がどこで止まっているのか
を見るようになりました。
有料noteを売る方法を探している方へ
有料noteを売るために、
もっと宣伝しなければ。
もっと記事を書かなければ。
もっと有益にしなければ。
そう考える前に、一度だけ、
「読者は、買う前に何を迷っているんだろう?」
と考えてみてください。
売れなかったからといって、
その記事に価値がなかったとは限りません。
まだ、購入前のどこかで止まっているだけかもしれません。
そして、その場所が分かれば、
新しい記事をゼロから作らなくても、
今ある記事を育て直せる可能性があります。
私はこれを、
売れなかったnoteを、終わった記事にしない
という考え方で続けています。
スキはつくのに、有料noteが売れない方へ
この記事では、
「有料noteをどう売るか」だけではなく、
「買う前の読者を見る」という考え方
について書きました。
ただ、
「自分の記事では、どこで読者が止まっているのか」
「最初に何を見直せばいいのか」
まで考えようとすると、もう一段深く見る必要があります。
そこで私が、実際に売れなかった経験と接客心理をもとにまとめたのが、
「購入前デバンニング」
です。
売るためのテクニックを増やすのではなく、
購入ボタンの前に残っている不安を見つけて、
今ある有料noteをもう一度見直すための考え方をまとめています。
スキはつく。
読まれている。
でも、なぜか購入されない。
そんな状態の方に近い内容です。
売れなかったnoteを、終わった記事にしない。
終わりかけのnoteを、もう一度届く記事へ。
ゆりっぺでした🌸
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