寒い冬には
夏が好きなわたしは、
日差しが弱くてぐっと寒さに耐えるような冬が苦手だ。
ただ太陽に向かって葉を伸ばすような、
照りつける日差しと
突然の大雨に笑っちゃうような
そんな瞬間が好きだから
辛抱強く待つとか、
見えない地中で根を伸ばすとか、
そんなのが昔から苦手だ。
秋になって気温が下がって
視界が急にセピアに霞んで
吐いたのが煙草の煙なのか
ため息なのか区別がつかなくて
赤が目立つ季節は
どうも苦手だったはずだけど。
迎えに行ったはずが迎えられてた湖畔で、
心地よい日差しと寒くても歩ける手、
布団の中で凍える足先にも
しまわれる温度はきっと36.6℃。
わたしの平熱よりも高いから、
心なしか普段より熱った身体に委ねてみて。
曝け出すよりも
はっきり見えるよりも
ただ優しいから
ぼんやりしちゃう頭の中も。
寒がりなわたしも
少し歩いたら力を抜いていられる秋は
思ったより来てもいい季節に変わっちゃった。
ねぇねぇ、
生まれた季節が好きなのかな?
だったら真逆の季節を好きになれたら
1年が好きになるね。
誰に言いたいわけじゃないけど、
わかる人にわかってほしいな。
苦手なものから好きなところを探して、
嫌いなわたしの好きなところを見つけて、
嫌いな苗字が好きになれるとしたら、
あのヘッタクソな御朱印が笑えた記憶かな。
冬はどう過ごそうね。
今日飛んでた椋鳥は真冬、
どこをお家に帰るんでしょうか。
