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母を迎える決意と、ちいさなわだかまり|母が来てくれた1ヶ月間②

私には、いくつか懸念がありました。

25歳で一人暮らしを始めてから、誰かと一緒に暮らしたことがないこと。
そして、母が喫煙者で、わたしはタバコが苦手なこと。
母はこれまで一度も、私の暮らす家に遊びに来たことがないこと。

母の家では、母の再婚相手も喫煙者で、家の中であたりまえのようにタバコを吸っている環境。
わたしは、自分の家にタバコの匂いを残したくなくて、自宅での喫煙は絶対にしてほしくありませんでした。

小さい頃、家族4人で車に乗ってドライブしていた時のこと。
たぶん高速道路を走っていたと思う。
父も母も、ずっとタバコを吸い続けていて、それがどうしても苦しかった私は、「お願い、もうタバコ吸わないで」と言った。

多分、小学生くらいだったと思う。
今では考えられないけれど、当時は大人がタバコを吸うのは当たり前の時代で、子どもが隣にいても関係ないという空気があった。

あの時、残りの2時間ほどの道中、父も母も多分タバコを吸わなかった。
だけどその代わりに、ずっと文句を言われていた気がする。
何を言われたかは覚えていない。けれど、それがすごく苦しくて、強く記憶に残っている。
たぶん、それがわたしの最初の「トラウマ」だった。

それ以来、タバコを吸っている人がそばにいる時は、できるだけ近づかないようにするか、我慢するようになった。

でも今回は、わたしひとりの問題じゃない。
生まれてくる赤ちゃんのためにも、どうしても譲れなかった。

母がタバコを吸うこと自体を責めたいわけじゃない。
もう何年も「やめた方がいい」と思いながら、それでも吸い続けている人だって知っている。
だから吸いたければ吸えばいい、とは思っている。

ただ、私はタバコのにおいが苦手だし、
赤ちゃんには、少しの影響すら与えて欲しくなかった。
だから、「うちではタバコを吸わないでほしい」とお願いした。

でも実際には、今はどこででも吸える時代ではない。
路上喫煙ですら罰金になるところもあるし、
吸える場所はかなり限られている。

駅の周辺には喫煙所もあるけれど、四六時中タバコを吸っていた母に、「そこで吸ってきて」と言っていいのか。
そのことが、ずっと私の中で引っかかっていた。
しかし母なりに調べたようで、朝と夕方、駅の喫煙所まで吸いに行くことで納得したようだった。

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