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Xの記事機能で、noteの流入が爆増した話(実測データ付きの実験ログ)

Xに記事機能が実装されたときに、一瞬、焦りました。

「これ、noteで記事を書く意味なくなるんじゃないか?」

Xの記事機能を使えば、長文コンテンツをX上で直接公開できる。しかもXには広告収益がある。
同じ労力をかけるなら、noteよりXで記事を書いたほうが儲かるのでは?
そう考えるクリエイターが増えれば、noteへの投稿が減り、プラットフォームとして衰退していくのでは?

一方で、「そんなことないのでは?」と投げかける素敵な投稿もあり。

うーん、どっちなんだろう?
うん、Xもnoteも共存共栄できそうか実験すればいいじゃない、ってことで実験してみました。
すごーく雑な実験なのですが、
(なので「Apple to Appleなのか?」「比較の期間や母数が足りなくないか?」とかガチツッコミは何卒ご容赦を・・・)
やったことをそのまま書くので、何かの参考になると嬉しいです。

実験:noteの記事をXの記事機能で投稿してみた

実験内容はシンプルです。
noteに書き溜めていた記事を、多少加工してXの記事機能を使って投稿してみました。

確かめたかったことは、次のポイントです。

  • Xに記事投稿すると、それ見て満足されて、noteには流れてこないのか?それともnoteにも流れてくるのか(かつ僕のメンバーシップにも加入する人が増えたりするのか)?

  • Xのimp(ひいては広告収入)が増える代わりに、noteに流入してくれたり、noteを購読してくれたりする人が減る(Xだけ見ておけば十分やん!的な反応になる)のか?それとも、Xもnoteも両方の収益が伸びるのか?

「それって大丈夫なの?」という声が聞こえてきそうなので、先に言い訳をしておくと

1つ目の言い訳が、実はnote公式のXアカウントも同じことをなさっておりました。
↓の素敵noteを

少し加工する形で、↓のようにXの記事機能で投稿されていました。

なので、「note公式的には、やって大丈夫な感じなのかな」と思ってます。
まあ、noteの流入数やメンバーシップ購読数が増える結果に倒れれば、note的にも嬉しいと思うので、大丈夫なんじゃないかなと。

2つ目の言い訳が、現時点でXの記事はGoogleの検索結果にヒットしません。
つまりSEO的なカニバリゼーションも起きない。
noteとXで同じ記事を出しても、検索流入を奪い合うことはないのかなと考えました。
(ここ、間違っていたら、プロの方、教えていただければと)

結果:インプレッション爆増、note流入も激増

結論から言います。

Xの記事機能のおかげで、インプレッションが爆発的に伸びました。
そしてnoteへの流入数、メンバーシップの購読者数も大幅に増加しました。

予想に反して、Xとnoteは食い合うどころか、相乗効果を生んでいたんです。

まずは、こちらのnote。

これをXの記事機能で投稿してみたものがこちら。

結果がこちら。


面白いのが、3つ山があるんですよね。
2/2の朝7時に投稿したのですが、
1つ目の山:2/2の20:00~24:00
2つ目の山:2/3の7:00-9:00
3つ目の山:2/3の17:00-24:00

普通のXの投稿と違って、2日とか3日は波状攻撃的に拡散されていきます。

ちなみに、この投稿にnoteのURLを貼っていたのですが、1000回以上クリックされています。

記事の最後に貼っている、メンバーシップのURLが結構おされている。

しかも、↑のX記事のリプライ欄に、noteの元記事のURLもぶら下げてみたんですね。

そしたら、このリプライ欄にぶらさげた投稿も↓の結果だったので、noteのURLが2500回以上クリックされています。

実際に、今週は「確認おねがいします」のnoteが4400以上のアクセスされています。

ちなみに、1つ上にある「構造化」のnote。

これもX記事投稿のおかげでアクセスが急増しまして。
X記事で投稿したものがこちら。

Xでは196万impいきました。

リプライ欄にぶらさげたnoteのURLと合わせると、4000回以上クリックされていました。
なので、noteにも結構、流入してくださっています。

しかも、noteのメンバーシップの購読者数の増え方も大きく変わりました。

1月と2月を比較するのもどうなのか?って感じではあるのですが、
昨年と今年の同時期を比較するにしても、昨年の今頃はメンバーシップの会員数も150名程度でしたので、今の10分の1くらいの存在感なんですよね。

なので、
・昨月と今月の同時期で比較するくらいしかできない
・Xの記事機能を使ったのもこの4日くらい
・でも全然伸びが違うぞ
…ってことで数字を載せておくと、

1/1~1/4のメンバーシップの伸びがこちら。
年始の心機一転ブーストのおかげか、4日で75名増加。この数字って僕にとってはめちゃくちゃ凄いことで、大いに喜んだのを覚えています。

1月のnoteメンバーシップの加入者数

次に、2/1~2/4のメンバーシップの加入者数がこちら。
4日で126名増加。すごすぎる・・・

noteでトップを走っている方々からすると、こんな数字は余裕でたたき出せるのかもしれませんが、僕にとっては目ん玉が飛び出るくらい驚く伸びでした。
普段は、1日に5名増えるだけでもすごく嬉しいくらいでしたから。

なので、あくまで僕の体感知だけでいうと、「Xの記事機能のおかげで、noteもホクホクになりました」が結論です。

なぜ「共存」できるのか…四方よしの構造

ここからは、ただの僕の考察ですが・・・
整理すると、こういう構造になっているのかなと。

  • Xにとってのメリット
    長文コンテンツが増えることで、ユーザーの滞在時間が伸びます。広告を目にする人が増え、プラットフォームとしての収益も上がる。

  • noteにとってのメリット
    Xで拡散された記事経由で、noteに新規ユーザーが流入する。noteのビジネスモデルは有料記事の売上が大きな柱なので、購読者が増えればnoteも潤う。

  • ユーザーにとってのメリット
    Xのタイムラインで、普段なら出会えなかったような長文コンテンツと出会える。興味を持てばnoteで続きを読んだり、他の記事を探したりできる。

  • 僕にとってのメリット
    Xで認知を取りつつ、noteにストックしたコンテンツへ誘導できる。両方のプラットフォームでリーチを最大化できる。

なので、僕の記事が急にタイムラインに流れてきて「なんだよこれ(怒)」と迷惑した方も一定いらっしゃるでしょうが、何となく四方よしの構造になっているんじゃないかと思うんです。

短文SNSの限界を感じていたところで、X記事機能の登場が救世主すぎた

ここで、なぜXの記事機能がこれほど有効なのかを掘り下げてみます。

従来のXは、短文の世界です。
140文字という制約の中で注目を集めるには、どうしても「尖ったこと」を言う必要があった。
大喜利的なキレ、煽り気味のワンフレーズ。

これには副作用があります。

短い言葉で注目を集めようとするあまり、本来伝えたいこととは違うニュアンスが伝わってしまう
行間を切り取られ、誤解され、変な方向に炎上する。アンチコメントがつく。

僕も何度も経験しました。
「そういう意味で言ったんじゃないのに」問題。

ところが、Xの記事機能はこの問題を解決してくれました。

長文をそのまま読ませる設計なんですよね。

行間を端折ることなく、文脈を保ったまま、僕のnoteの中でも「代表作」と呼べるような記事を、多くの人に全文読んでもらえる。
煽りワンフレーズで釣る必要がない。
クリックしたくなるタイトルと、ちゃんとした本文があれば、それなりに読まれて拡散もされます。

結果として、Xの記事機能で投稿したコンテンツは、通常のツイートと比べてアンチコメントが圧倒的に少ない
誤読されないから、変な火の付き方をしないんです。

金曜ロードショー理論と思うことにしよう

この構造を、僕は「金曜ロードショー理論」と呼ぶことにしました。

映画の代表作は、年に何回か金曜ロードショーで無料放送されますよね。
たとえば『名探偵コナン』の劇場版。
普段コナンを見ない人でも、テレビで流れていれば「なんか面白そう」と見てしまう。

そこで「面白い!」と思えば、Netflixで他の作品を見たり、原作漫画を読んだり、次回作を映画館に見に行ったりする。

無料で全部見せる入り口があるからこそ、その先の有料コンテンツや深い関与につながる。

Xの記事機能は、まさにこの「金曜ロードショー」の役割を果たしてくれています。
noteに書き溜めた「代表作」を、Xという巨大なプラットフォームで無料公開することで、普段は僕の記事に出会わない層にリーチできる。

そこで興味を持った人が、noteに来て、他の記事を読んだり、メンバーシップに登録したりしてくれるわけです。

おすすめの運用フロー

せっかくなので、今回学んだことをざっくり備忘録的に整理しておきます。
備忘録の方向性としては、「noteを始める前の自分に何か伝えるとしたら」です。

オススメの運用フローは

①まずnoteにストックを貯める

いきなりXの記事機能で書き始めるのではなく、まずnoteに記事をストックしておきます。これが「資産」になる。
僕はnoteを始める前から書評ブログを運営していて、とにかく記事を書き溜めることを重視していました。ストックがあるからこそ、後から様々な形で活用できるんですよね。

②Xで「つまみ食い」的に拡散させる

noteの記事内容を、短く切り取ったツイートにして投稿します。
記事のスクリーンショットを画像として貼る。noteへのリンクを貼る。

こうした「つまみ食い」投稿から、一定数がnoteに流入してきます。

③代表作をXの記事機能で全文公開する

特に反響が良かった記事、自分の中で「これは読んでほしい」という記事は、今回ご紹介したみたいにXの記事機能を使って全文公開します。

これにより、短文では伝えきれなかった文脈を、誤解なく届けられる。

でも、逆パターンもアリ

もちろん、逆の順序でも大丈夫です。まずXの記事機能で書いてみて、インプレッションが伸びた記事(=ニーズがある)をnoteにストックするという流れ。

どちらが正解ということはありません。自分のスタイルに合う方を選べばいいと思います。


「Xの記事機能が出たら、noteは衰退する」

最初はそう思っていました。でも実際に実験してみたら、まったく逆の結果が出た。

Xの記事機能とnoteは、共存どころか、お互いを繁栄させる関係にあります。

Xを「拡散の入り口」として使い、noteを「コンテンツのストック」として使う。この使い分けができれば、発信者にとっても、プラットフォームにとっても、ユーザーにとっても、ハッピーな状態が作れます。

これからコンテンツ発信を始める人も、すでにnoteで書いている人も、ぜひXの記事機能を試してみてください。
思っていたより、ずっと相性がいいですよ。

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