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話題の「オルカン高配当」を、あえて私が買わない3つの理由

最近、ネットやSNSを見ていると「オルカン高配当(eMAXIS 高配当全世界株式など)が9月30日に設定される」ということで、かなり盛り上がっていますよね。

​全世界株式の安定感に「高配当」というスパイスが加わるとなれば、気になる人が多いのも無理はありません。私自身、「おっ、面白そうなファンドが出るな」と商品としての魅力は感じています。

​ただ、結論からお伝えすると、私はこの「オルカン高配当」を買いません。

​なぜ買わないのか? 自分なりの理由を3つほど整理してみました。投資判断のひとつの材料として、お付き合いいただければ嬉しいです。

​1. 自分のポートフォリオの役割と被るから

​まず1つ目は、すでに自分のポートフォリオの軸が固まっているからです。

​オルカン高配当は、全世界株式という分散の効いた土台を持ちつつ、ディフェンシブな性格を強めながら配当(インカムゲイン)を狙いに行くスタイルのファンドになるかと思います。

​ただ、今の自分の投資方針やポートフォリオ全体を見渡したとき、「ここにこのファンドを組み込む必要性」がそこまで感じられないんですよね。すでに役割分担ができてしまっているため、あえて新しい枠を作ってまで買う理由が見当たりません。

​2. 今は「配当」より「資産成長」を優先したい時期だから(ライフステージとの不一致)

​2つ目は、いま自分が「資産形成期」の真っただ中にいるからです。

​投資において「配当金(インカムゲイン)」はもらうと嬉しいですし、モチベーションにも繋がります。それは頭ではよく分かります。

​ただ、資産をこれから大きくスピード感を持って増やしたい「形成期」というフェーズにおいて、高配当・分配型の値動きやリターンの構造は、自分の目指す速度感とはちょっとズレがあるように感じます。もし資産を大きく育てたいのであれば、分配金を出さずに内部で再投資に回してくれる「資産成長型」のほうが効率的です。ディフェンシブに安定を求めるのであれば、それこそ王道の「通常のオルカン」で十分という結論に至ります。

​3. 「分配型」の構造に不安がある&配当を狙うならETFを選ぶから

​そして3つ目は、過去のほろ苦い経験と、分配金の「仕組み」に対する考え方があるからです。

​これは過去に投資信託の分配型で失敗した経験に基づくものなのですが、投資信託の分配型は、ファンド自体の調子が良いときは問題ないものの、相場全体の調子が良くない局面に入ると「元本を取り崩して配当に充てる(特別分配金)」という仕組みが存在します。

​相場が悪くて基準価額そのものが下がっているところに、追い討ちをかけるように元本を切り崩して分配金が出る……。いわゆる「基準価額の下落と元本の減少のダブルパンチ」を食らうと、長期で淡々と積み立てるはずのモチベーションがすごく削がれてしまうんですよね。

​もちろん、元がオルカンですから、長い目で見ればいつかは持ち直していくのだろうとは思います。ただ、「下がり続ける期間のメンタルを保てるか?」と自問自答したとき、私にはあまり自信が持てませんでした。

​さらに言うと、「もし純粋に配当金を狙いに行くのであれば、投資信託の分配型ではなく『ETF』を選ぶ」という考えもあります。

ETFであれば、仕組み上「元本を切り崩して配当を出す」ということができず、あくまで中身の株式から実際に生み出された配当金のみが原資になるからです。中途半端に元本を取り崩される心配がない分、インカム狙いとしての納得感がまったく違います。

※実際私も少額ですが配当金狙いのETFを持っています。

​まとめ:大切なのは「流行り」より「自分の現在地」

​新しいファンドが登場すると、どうしても「良さそう」「みんな買っているから」と心が揺らぎます。

​もちろん、この「オルカン高配当」自体が悪い商品だとは全然思いません。インカムが欲しいリタイア世代や、配当を受け取りながら運用したい人にとっては、非常に強力な選択肢になるはずです。

​ただ、投資において一番大事なのは、世の中のトレンドに合わせることではなく、「今の自分のライフステージや目的に合っているか」なのだと思います。

​配当をもらう高揚感も素敵ですが、自分のゴールの形から逆算して、あえてスルーするという選択もまた、立派な投資戦略のひとつ。

​皆さんは、この「オルカン高配当」、買いますか? それともスルーしますか? よかったらコメントなどで教えてくださいね。

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