美容は、若く見せるためだけじゃなく、自分と対話しながら「感覚」を取り戻していくためのもの
感情を抑え込むと、顔は硬く見える。
顔が硬く見える。これって、単純に「表情筋」とかの話だけじゃないんですよね。

ヘアメイクをしていると、肌に触れた瞬間にわかることがあります。
なんだか力が抜けない。呼吸が浅い。ずっと気を張っている感じ。
ちゃんとしようとしている人ほど、じつは、自分の感情を後回しにしていることが多いんです。
本当は疲れている。本当は傷ついている。本当は休みたい。
でも、自分の内側を置き去りにしたまま、外側だけ整えようとする。
「もっと頑張らなくちゃ」「迷惑をかけちゃダメ」「こんなことで弱音を吐いちゃダメ」
でも、外見を整えるには、内面を見つめることがすごく大事なんですよね。だって、内面と外見はつながっているから。
美容は、自分との対話に近い
私は最近、美容って、“自分との対話”に近いなと思っています。
スキンケアをするとき、どんな香りを心地いいと感じるか。クリームを塗ったとき、肌がどう感じるか。
精油の香り。肌に触れたときのテクスチャー。お湯の温度。呼吸。
そういう“五感”を使うことで、人って、少しずつ自分の内側に戻りやすくなる。

逆に、感情を感じないようにしているときって、五感も鈍くなるんです。
何を使ってもピンとこない。何をしても満たされない。
それって、美容が足りないんじゃなく、“自分とのつながり”が薄くなっている状態なのかもしれません。
実際、私が主宰するメイク講座の受講生を見ていても、変わりはじめる人って、最初に「感覚」が戻ってくるんですよね。
「あ、この香り好きかも」「この質感、気持ちいい」「今日ちょっと疲れてたんだな」

そうやって、自分を感じられるようになる。すると、不思議と顔つきまで変わってくる。
無理につくった笑顔じゃなく、ふっと力が抜けた表情になる。
私は、その変化がすごく美しいなと思うんです。
美容って、ただ若く見せるためだけのものじゃない。自分の感覚を、もう一度取り戻していくためのものなんですよね。
自分の感情と向き合い、大切にすることで、
あなたの顔はもっとやさしく、もっとやわらかくなります。
私が書いた本『なんとなくの自己流から抜け出す 今の自分に合うメイクの正解』でも、ヘアメイクとして30年以上の経験からわかった、感情を整え、表情を整え、習慣を変える、いわば「メイク以前」「美容以前」の大切さについてもお伝えしています。
「感情 → 表情 → 顔(習慣) → 美容 → メイク」
「感情」を起点に、「表情」として表れ、それがしだいに「顔」としてかたちづくられ、「美容」で整え、「メイク」で彩られる。
これからのnoteでも、そのための気づきや習慣もお届けしていきますね。
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