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AI相場の懸念:エヌビディアのCDSは改善せず。

エヌビディアに対する懸念、引いては "AI相場全体に対する懸念" について議論しましょう。by Fund Manager yutakabu

エヌビディアのFY2028の収益は約70%成長するそうです。CFOのコレット・クレス氏が、決算発表後の電話会議でそのように言及したことで、エヌビディアの株価は急騰した(チャート参照)。ウォール街の予想は44%の成長だったため、いわゆるポジティブサプライズとなっています。

しかしながら、両手を上げて喜べるような決算内容ではなかったことも事実です。売上債権回転日数(DSO)は45日から60日へ、わずか1四半期で15日も伸びている(チャート参照)。詳細は以前の記事をご覧ください。

ということで今回は、「債券市場のエヌビディアに対する評価」について、お伝えしたいと思います。売上債権回転日数の悪化と合わせて、懸念すべき追加の論点です。

債券市場の評価(CDS):エヌビディアの決算発表および電話会議後、株価が急騰した一方で、CDSは高止まりしたままだった(チャート参照)。これは「クレジット市場が、70%の成長見通しを "返済能力の改善" として一切カウントしなかった」ということです。

エヌビディアが倒産の危機にあるわけではありません。手元資金は潤沢ですし、CDSの82ベーシスポイントという水準自体は、破綻を予想する数字ではありません。

問題は方向です。市場予想を大幅に上回る成長見通しを出した日にすら、信用リスクが改善しなかったという事実は、クレジット市場が「この成長は、エヌビディア自身が資金を貸し出して作ったものだから、返済能力の裏付けにならない」と判断したことを意味します。

つまり債券投資家は、エヌビディアの成長ストーリーそのものに疑念を抱いたわけではなく、「その成長がどこから来ているか」に疑念を抱いているということです。これまで多くの記事で議論してきたことですね。そこで、債券投資家が懸念している実態についてまとめておきます。

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