Aputure STORM 400xと80cを旧製品と比較してみた
新発売のAputure STORM 400xと80cを購入したので、手持ちの旧製品と光量を比較してみました。結論から言うと、これまでメインに使っていたLS600と300は、全部STORMシリーズに買い替えることにします。
比較検証の方法
今回比較したのは、手持ちの旧製品(LS 600x、300x、300dⅡ、60x)と新製品のSTORM 400x、80cです。アガイ商事のサイトのフォトメトリクス(https://www.agai-jp.com/products/brand-search/aputure/storm/2967-storm400x.html)で優秀な数値が出ているのは知っていましたが、実際に自分の機材で測定してみたくなりました。
測定条件は以下の通りです:
ISO 800
シャッタースピード 1/50
距離 2m
リフレクターなしのベアバルブ状態(純粋な光量を測定するため)
測定結果
露出計で計測した数値がこちらです。

この結果には正直驚きました。STORM 400xはLS 600x proより約1段明るく、300xとの比較では2段半ほどの差があります。消費電力500Wとはいえ、これが新型LEDチップの進歩なんですね。

気になったのは、スペック上は600xの方が上のはずなのに、300dⅡの方が明るく出たこと。ただし300dⅡは購入したばかりの新品なので、コンディションの差かもしれません。一旦気にしないことにします。
STORM 400x

Aputure STORM 400x
室内撮影でメインに使っていたLS 600xと300xですが、STORM 400xへの完全移行を決めました。その理由をいくつか挙げてみます。
色調整の大幅改善
従来のLSシリーズは色味がグリーンに傾く問題があり、グリーンキャンセルのフィルターを付けて使用していました。しかしSTORMシリーズではその必要がありません。フルカラーの80cはもちろん、バイカラーの400xでもグリーン・マゼンタ方向に±100まで調整可能です。現場での運用が格段に楽になります。
安定した光量出力
色温度を4300k、3200kと変更して測定しましたが、光量にまったくブレがありませんでした。旧製品だと使っているLEDチップの関係で色温度により光量も変わります。撮影中の色温度変更時にも明るさが一定なのは、とてもありがたい特徴です。
カラーライティング対応
新型LEDチップの搭載により、バイカラーモデルでありながらカラーの光も出力できます。色味によってはカラーライティングにも十分活用できそうです。


使い勝手の向上
ボーエンズマウントは継続していますが、ポジティブロック機構になって確実な固定ができるようになりました。電源ケーブル端子がバラスト上面に移設されたのも嬉しい改良点です。旧製品で不満だった部分が解消され、ケーブル差し込み口のロックも剛性感のある形状に変わっています。

STORM 80c

Aputure STORM 80c
STORM 80cも期待通りの性能でした。300xよりも光量が強く、しかもフルカラーでこのコンパクトさ。追加でもう1台購入を検討しています。
当初は60xとの比較になると思っていましたが、そもそも60xはLED前にレンズが搭載されていてスポット光を作りやすく、コンパクトさが売りなので、80cとは用途が異なります。60xは60xで、引き続き特定の場面で活躍してくれそうです。
80c用にはボーエンズマウントアダプター、フレネルレンズ、バーンドアも同時購入しました。おそらくフレネルレンズを装着しての運用が多くなると思います。
まとめ
STORM 400xと80cは、素晴らしい進化を遂げた製品でした。光量の向上だけでなく、色調整の改善、操作性の向上など、現場で嬉しい改良が随所に施されています。
旧製品も決して悪い機材ではありませんが、STORMシリーズの登場により明らかに一世代前になったと感じます。買い替える価値は十分にあると判断し、メイン機材の入れ替えを決めました。
