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令和7月12日探求三昧IN熊本

こんにちは!
水俣市の環境アカデミアにて、探求三昧IN熊本という、中高生の研究内容等の発表がされました。内容について簡単に紹介します。
私が聴講したのが1つ目の発表の質疑応答からだったので、最初の内容が少ないです。すみません。

1. 私達のリアルアクション~キラキラかがやけ!地元と未来~

テーマ: 「食べる職と働く職」をテーマに、地元志向を促進する取り組み。

  • 内容: 共同開発商品として「おれ鉄こめせん」を発表。

  • 質疑応答の要点:

    • 協力企業の選定方法に関する質問があった。



2. 災害時でも安心安全:「お野菜ゴロっとミネストローネ」の開発

テーマ: 災害時でも安心して食べられるレトルト食品の開発。

  • 内容:

    • 商品: 地元食材(はちべえトマト、県南産かぼちゃ等)を活かした「お野菜ゴロっとミネストローネ」。

    • コンセプト: 小さな子どもから高齢者まで、幅広い世代の心の癒しとなる、栄養豊富で手軽な(5分湯煎)商品。具材を柔らかくする工夫もされている。

    • 改善: アンケート結果に基づき、トマトの風味、具材の量や偏りを改善。

    • 実績: 水俣市の道の駅にて、3月から6月の期間で400箱を販売。

  • 質疑応答の要点:

    • 災害対応の工夫: 賞味期限を延ばすため、レトルトパウチを採用し、半年間の保存を可能にした。


以下の発表からは全て同一人物によるものです!

3. 水俣で確認された外来種「バナナツヤオサゾウムシ」

テーマ: 水俣市で確認された害虫「バナナツヤオサゾウムシ」に関する調査報告。

  • 概要:

    • 生態: インド・東南アジア原産でバナナに寄生する害虫。天敵がおらず、バナナの内部に寄生するため農薬も効きにくく、効果的な駆除方法が確立されていない。

    • 発見経緯: 農園からの依頼で調査したところ、本種であることが判明。九州では4県目の確認となる。

    • 考察: 地球温暖化によりバナナの栽培可能地域が北上しており、それに伴い害虫の生息域も拡大する可能性を指摘。本研究は論文として発表予定。

  • 質疑応答の要点:

    • 対処法: 被害を受けたバナナを伐採・焼却する、水に1週間沈めるなどの方法があるが、コストや手間の問題がある。

    • 定着の証拠: 幼虫が確認できたため、繁殖・定着していると考えられる。

    • 越冬: 虫自体の越冬温度は3℃だが、バナナが枯れない限り(-3℃程度まで)、その中で越冬可能と考えられる。

4. 「ウスバキトンボ」の水俣市内での越冬調査

テーマ: 本来越冬しないとされるウスバキトンボが、水俣市で越冬している可能性の検証。

  • 内容:

    • ウスバキトンボ: 熱帯・温帯に生息し、長距離移動するが寒さには弱いとされるトンボ。

    • 調査: 冬季に市内の中学校・高校のプールで、幼虫(ヤゴ)の探索を実施。

    • 結果: 抜け殻は発見したが、越冬を証明する決定的な証拠には至らず、継続調査の必要性を述べた。

  • 評価・質疑:

    • 「トンボ図鑑を書き換える可能性のあるポテンシャルの高い研究」との評価。

    • 越冬を証明するには、春先に飛来する個体ではないことを示す必要があるとの指摘があった。

5. 西日本初記録「タスキガケサカマキガイ」の発見

テーマ: 外来種タスキガケサカマキガイの西日本初記録。

  • 内容:

    • 概要: 北米原産の巻貝で、従来は関東圏でのみ確認されていた。理科の実験用に持ち込まれた水草などに付着して侵入したと推察される。

    • 発見: 水俣市内での発見が、西日本での初記録となった。

    • 考察: 意図しない外来種の侵入経路が存在することへの注意を喚起。

  • 質疑応答の要点:

    • 繁殖している可能性は非常に高いと考えられる。証拠を残すことが重要との助言があった。

6. 「水俣市内における淡水魚・海水魚目録」の作成

テーマ: 水俣市内の魚類の種類と分布状況の調査。

背景: 魚類の生息環境が失われつつある中、市内の調査が不十分であったため、現状を把握することを目的とした。

内容:

  • 調査方法: 捕獲、漁師からの提供、SNS、聞き取り、標本確認など多角的な方法で実施。

  • 成果(2020年〜):

    • 303種の魚種を確認。

    • 純淡水魚は16種(うち外来種5種)。

    • 絶滅危惧種は7種(国・県リスト合計)。

    • 絶滅種としてアユカケカマキリを1種記録(過去の聞き取り調査に基づく)。

評価・質疑:

  • 「地道な積み重ねによる非常に価値の高い研究。市から出版されるべきレベル」と高く評価された。

  • 絶滅種としたアユカケカマキリは、過去のレッドデータブック作成時の調査(40年以上生息確認なし)と、その後の聞き取り調査に基づいて記載したとの説明があった。


最後に

今回は沢山の高校生の発表を聞くことができました。
高校生たちが地域に目を向けて関わろうとする様子が、発表内容から良く伝わってきました。
なんでも口で言うのは簡単なのですが、実際に自分が動いて人と関わって形にしているというのはとても素晴らしい事です。
そして最後の4つの研究は1人の学生がまとめたものでした。まだまだネタはあるみたいで、この先も楽しみです。これらの研究報告を聞いていると、好きな事を一生懸命やるって事は本当にすごい事だなとしみじみ思いました。
こうした生徒さんたちの活躍は、本人の情熱はもちろんのこと、それを温かく見守り、支える地域の環境や人々の繋がりの賜物なのだろうと、心強く感じた次第です。


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