ハブラシは歯を磨くのに向いてない
1日に3回、ハブラシで歯を磨く。
1年に1095回も歯を磨いていることになる。
1095回の間、ずっと気になっているのだけど、ハブラシは歯を磨くのに向いていないと思う。ほかに代替案がないので仕方なくハブラシを使っているだけであって、これが最適解であるとは認めたくない。
たぶん水回りの掃除の方が向いていると思う。水回りの掃除用にデカいハブラシを買うことがあるくらいだ。
人類は、より歯を磨くことに適した道具を発見してほしい。
なぜそう思うのか、について話そう。
みなさんは定期的に歯医者に通っているだろうか。私は3ヶ月に1回、メンテナンスと検診を兼ねて、行きつけの歯医者に通っている。行きつけのイオンの中にある行きつけの歯医者だ。隣には行きつけのキャン★ドゥもある。
歯医者の予約の日の朝は、いつもよりちょっとだけ念入りに歯を磨く。でも本当は歯医者の日にだけ念入りに磨くのは意味がないんじゃないかと思っている。いつものやり方で磨いて、その状態を歯科衛生士に診てもらうのが1番いいはずだ。でも、ちょっと見栄を張って「これがいつも通りですよ」感を出しながら念入りに磨いている。たぶんこういうのは歯医者にバレている。
歯医者に行って、マイナンバーカードで受付をするのだが、カードを読み取る機械が病院ごとに違っていて、毎度どの方向で差し込めばいいのかが分からなくなる。戸惑っていると、受付のお姉さんがいつも「あ、こっち側に向けてー」と教えてくれる。このお姉さんは1日に何回このセリフを言っているのだろう。ありがとう。
個室に案内されて「え、ほんとに口を治療する用ですか?」と疑いたくなるイスに座らされる。イス単体で見れば、歯医者のイスは他のどの病院のイスよりもすごい治療をされそうなフォルムをしている。そして左側に置かれた紙コップに水が溜まったらうがいして下さい、と言われるのだけど、あの紙コップに水が溜まるまでの時間が絶妙に長い。あんなに大袈裟なイスなのに水圧は弱い。
で、やっと本題なのだけど、口の中をピンクに染める謎の液体がある。そもそもあれはなんだ。なんであんな得体のしれない液体を口の中に入れてもいいと思えるんだわれわれは。人間の慣れが怖い。そしてそのピンクを塗られてまたうがいをして、歯科衛生士に口の中を見られて、終わったら私に手鏡を渡してきて確認してくださいと言われる。わたしは口の中を確認して驚く。ええ?あんなに磨いたのに?とてもショッキングだ。ピンクだけに。
わたしはどうも自分で磨くのが下手なポイントが3カ所くらいあって、どこかを気を付けると他の場所が疎かになってしまう。3ヶ月前に指摘されたところを今回は気を付けてきたのだけど、他の2カ所がピンクになっている。悔しい。私はなにも成長していない。でも世の中の全てに気を配ることはできない、人間だもの。
だから、もっと適当にやっても上手く歯を磨ける道具が、人間には必要なのだ。たのむぜ、文明。期待してるぞ、サイエンス。
ところで、前々回行ったときに「フロスってどのくらいの頻度でやってますか?」と聞かれて「シューイチくらいですかね」と答えた際に、「週に2~3回くらい頑張ってみましょうか」と言われた。最近は頑張って、2~3日に1回くらいの頻度でやっていた。
先日行った際にまた「フロスってどのくらいの頻度でやってますか?」と聞かれたので、わたしは心の中では自慢げに、しかし平静を装って「2~3日に1回くらいですね」と答えた。
「あー、できれば毎日がいいですね」と言われた。ねえー。
こんなことが1年に4回ある。次は7月だ。
