40代の寝具投資:予算の3倍で即決した判断の分解
夕方の時点では、10万円のマットレスを買うつもりだった。
その1時間後に、60万円の買い物を決めている。
何が起きたのかを、順番に分解する。
あとから整理した計算式も、その計算がどこまで正直だったかも、全部書く。
「今日の本命はZEROかな」と思っていた
その日は、マットレスを見に妻と出かけていた。
本命は決めてあった。マニフレックスのオクラホマ。
事前に調べて、値段も寝心地の評判も条件に合っていた。
1枚8〜9万円。予算内だった。
ところが、扱っている店が見つからなかった。
自分は一度、試していた。
でも、妻がまだだった。
それで、決めきれずにいた。
代わりに西川のエアーSXを試した。良かった。
値段を見た。約20万円。
寿命は7〜10年らしい。平均的ではある。
ただ、今のを19年使っていると、もう少し持ってほしいと思ってしまう。
黙って店を出た。
次の店で、ロマンス小杉のZEROを試した。約10万円。悪くなかった。
予算内で、寝心地も許容できる。
このあたりで、頭のなかでは決まりかけていた。
今日の本命はZEROかな、と。
最後に、なんとなく一軒寄った。オーダー枕の店だ。
マットレスを買うつもりはなかった。
19年、重くて動かせないまま寝ていた
今使っているのはシモンズのポケットコイル。
買ったのは約19年前だった。
一般的な買い替えの目安は10年前後らしい。
倍近く使っている。
ローテーションも、ひっくり返しも、やるにはやった。
ただ、ポケットコイルは重い。
何度もできるものではなくて、間隔は空いていった。
ヘタっていないほうがおかしい。
ただ、正直に書くと、買い替えたい理由の1位は「寿命」ではなかった。
順番はこうだ。
構成を変えたい(セミダブル1枚が狭い。夫婦で寝る時間も起きる時間も違う)
19年で寿命
ローテーションが追いつかなかったヘタリ
ポケットコイルが重くて、動かすのが億劫
夜中に妻を起こしたくない、という話が最初にあった。
妻は朝が早い。自分は遅い。
セミダブル1枚だと、後から布団に入るときに気配が伝わる。
つまり、壊れたから買い替えたのではない。
寝具の買い替えは「不調が出てから」だと思っていたけれど、自分の場合の入り口は不調ではなく、構成への不満だった。
ここを最初に自覚しておくと、店で見るものが変わる。
候補リストは、1つも使われなかった
出かける前に、候補表を作っていた。全部載せる。
NELL(ポケットコイル) /約7.5万円 /重さの問題が解決しない
コアラマットレス NEW /約8.4万円 /ウレタン未経験で好みが読めない
エマスリープ ハイブリッド /約10万円 /セール前提。定価だと予算オーバー
シモンズ ゴールデンバリュー /12〜15万円 /予算オーバー。重さも据え置き
マニフレックス オクラホマ ★本命 /約8〜9万円 /当日、取扱店が見つからず妻が試せなかった
マニフレックス フラッグFX /約14〜15万円 /同上
6つ挙げて、実際に買ったのはこの表にない店のものだった。
本命は、二人では試せていない。
事前の候補リストは、その日の判断には使われなかった。
ただし、無駄だったとも思っていない。
7.5万から15万という価格帯を一通り見ていたおかげで、店で数字を見たときに「相場からどれだけ離れているか」がすぐわかった。
リストは商品を選ぶためではなく、相場観を作るために作るもの、という感覚が近い。
そして最後に寄った店で、店員がマットレスの価格を出してきた。
1枚、約25万円。
予算は1枚10万円だった。一度は、無理だと思った。
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