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自分のコミュニケーションと人間関係についての振り返り

私は私生活において、人との関係で違和感や不満を感じても、その場ですぐ感情をぶつけることは少ない。

「ここで言っても仕方がない」「空気を悪くするくらいなら一歩引こう」「我慢すれば平和に過ごせる」と考え、言いたいことを飲み込む癖がある。

自分では怒りを抑えているつもりだったが、実際には怒りや不満を消化しているのではなく、心の中に保管しているだけなのかもしれない。

小さな違和感を言わずにいる。

その結果、相手は自分が何に違和感を感じているのか十分に理解できない。

同じようなことが繰り返される。

そして私は「やはり言っても無駄だった」と感じ、さらに言わなくなる。

この繰り返しによって、最初は小さな違和感だったものが、次第に不信感や諦めに変わっていく。

これは、自分がもっと我慢すれば解決する問題ではない。

むしろ必要なのは、問題が小さいうちに、まだ自分の考えが完全に整理されていない段階でも伝えることだと思う。

「怒らないこと」と「黙ること」は違う

自分は感情的にならないことを大切にしてきた。

しかし、怒鳴らないことや感情をぶつけないことが、そのまま良いコミュニケーションとは限らない。

相手にとっては、理由の分からない沈黙や距離のほうが不安になることもある。

自分の中で感情が整理できていないなら、無理に説明しなくてもいい。

ただ、

「今ちょっと引っかかっている」

「まだ自分でもうまく説明できない」

「少し気持ちを整理したい」

「無視したいわけではない」

と、一言伝えるだけでも違う。

自分に必要なのは、怒らないことよりも、黙って消えてしまわないことなのだと思う。

「正しい結論」を作ってから話す必要はない

自分は、相手に何かを伝える前に、

  • 自分が本当に正しいのか

  • 相手が悪いのか

  • 自分の考えに矛盾はないか

  • どう説明すれば納得してもらえるか

  • 原因は何なのか

をかなり考えてから話す傾向がある。

そのため、話し始める頃には自分の中では論点が整理されている。

しかし、相手はその場で初めて問題を提示されることもある。

自分は冷静に話しているつもりでも、相手からすれば、すでに結論や論理が完成した状態で話をされるため、圧迫感や「詰められている感覚」を持つことがあるのかもしれない。

話し合いは裁判ではない。

自分が100%正しいと確信してから話す必要もない。

「自分でも勝手だと思うけど」

「まだ整理できていないけど」

「今は少し寂しい気持ちがある」

という未完成な気持ちを、そのまま渡してもいい。

完成した論理を伝えるのではなく、自分の内側を共有することも大切にしたい。

相手を変えることより、二人の違いをどう運用するか

人は性格の根本を簡単には変えられない。

忘れっぽい人は、ある程度忘れっぽいままだろうし、感覚的に物事を捉える人は、論理的な人と同じようには考えない。

だから「相手が自分と同じようになること」を求めるよりも、違いによって起きる問題を仕組みで減らすことを考えたい。

例えば、

  • 大事な約束は言葉だけで済ませず、記録する

  • 予定は早めに共有する

  • 帰宅が遅くなるときの連絡について決めておく

  • 即答できない話は、その場で結論を求めない

  • 「覚えているはず」という前提を減らす

といった方法がある。

相手の性格を矯正するより、二人が噛み合わない部分を工夫するほうが現実的だと思う。

期待は、言葉にしなければ相手には伝わらない

自分の中では、

「せっかくの休みだから一緒に過ごすだろう」

「家族ならこう考えるだろう」

「犬たちもいるから、みんなで出かけることを考えるだろう」

と思っていても、それを実際に提案していなければ、それは自分の中だけの期待である可能性がある。

相手には相手の休みの使い方や予定がある。

自分が望んでいることがあるなら、察してもらうのを待つのではなく、

「今度の休み、みんなでどこか行かない?」

と早めに言う。

期待を共有せず、後からがっかりすることを減らしたい。

寛容さとは、何でも我慢することではない

自分は「大人ならこれくらい我慢すべきだ」「ここは一歩引くべきだ」と考えやすい。

しかし、寛容さとは何でも許すことではない。

相手の性格や苦手なことを理解した上で、

「これは仕方がない」

「でも、これは自分にとって重要なので伝える」

という線引きを持つことも必要だと思う。

我慢し続けた結果、相手への見方が、

「かわいい」

「仕方がない」

「またか」

「どうせ言っても無駄」

「この人の言葉を信じていいのか」

と変わってしまう前に、小さく伝える。

違和感が不信感に変わる前に話すことを意識したい。

相手を「どうせ」と決めつけない

長く一緒にいると、

「どうせまた忘れる」

「どうせ話しても噛み合わない」

「どうせ変わらない」

と思ってしまうことがある。

しかし、この考えが強くなると、相手の言葉を最初から信用できなくなる。

そうなると、相手が実際に変わろうとしても、自分がそれを受け取れなくなる可能性がある。

相手の変化を期待しすぎる必要はないが、最初から変化の可能性をゼロにする必要もない。

今後意識したいこと

  1. 違和感を感じたら、小さいうちに伝える。

  2. 完璧に整理してから話そうとしない。

  3. 「自分は今どう感じているか」を先に伝える。

  4. 相手が即座に答えられないことを前提にする。

  5. 相手を論破したり、正しさを証明することを目的にしない。

  6. 黙る必要があるときも、無視するのではなく理由を一言伝える。

  7. 自分の期待は、察してもらうのではなく提案する。

  8. 大事なルールや約束は、記憶や解釈だけに任せない。

  9. 「自分が悪い」「自分には人として欠陥がある」と必要以上に決めつけない。

  10. 我慢することと、関係を大切にすることは同じではないと忘れない。

最後に自分へ

自分は、今まで変わろうとしてこなかったわけではない。

ただ、自分のやり方で一生懸命、関係を壊さないようにしてきた。

怒鳴らない。

一歩引く。

相手の気持ちを考える。

空気を悪くしないようにする。

それ自体は悪いことではない。

ただ、これからは「関係を壊さないために自分が消える」というやり方だけはやめたい。

言いたいことを言うことは、相手を傷つけることではない。

怒らずに伝える。

未完成なまま伝える。

自分の弱さや寂しさも、少しだけ見せる。

それができれば、今までより少し違う関係の作り方ができるかもしれない。

今すぐ大きな決断をする必要はない。

別れるか、続けるかを今日決める必要もない。

ただ、自分がこれからどう人と向き合いたいのかは、少しずつ変えていける。

自分自身を責めるためではなく、これから少しでも楽に生きるために。

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