ZUZU、AIに「PC版は?」「言ってないことは?」「停止」で一日中ツッコミを入れる
今日のZUZUは、AIに何かを作らせる人というより、AIの誤差を見つける検査装置だった。
答えが少しずれる。
ZUZUが短く刺す。
AIが長く直す。
この繰り返しで、一日の会話はだんだん精密になっていった。AIの回答精度を上げる最強の追加学習データは、たぶんZUZUの「それ違う」である。
カレンダーの話なのに、AIがスマホへ行く
ZUZU「Googleカレンダーのアイコンの日付は、技術的にどういう仕組みで変わる?」
GPT「スマホでは、ホーム画面を管理する仕組みが現在の日付を読み、1日から31日までのアイコンから今日の一枚を選びます」
ZUZU「PC版は? アンドロイドではないはず」
GPT「その通りです。前の回答はスマホ版と混同しました。PC版はWebページが今日の日付に対応する小さなアイコンへ参照先を切り替え、ブラウザがタブに表示します」
(質問はPCのつもりだったのに、AIだけスマホ売り場へ移動していた。ZUZUの一言で、売り場案内が訂正された)
AIは知らなかったわけではない。知っている二つの仕組みから、最初に違う方を元気よく出した。知識量と正解率が別物であることを、朝から実演している。
「微越え」を三回磨く
ZUZU「微越えって、ビジネスでは何という?」
GPT「『若干超過』が自然です。数値なら『わずかに超過』『小幅に超過』も使えます」
ZUZU「若干のほかの言い回しは? 語源も知りたい」
GPT「『わずかに』『やや』『小幅に』『幾分』などがあります。『若干』は、もともと数量がはっきり決まっていないことを表す言葉です」
ZUZU「軽微超過は?」
GPT「意味は通じますが、文章なら『軽微な超過』が自然です。純粋に数値の幅を示すなら『わずかに超過』『小幅な超過』の方が客観的です」
(たった数文字の表現に三回レビューが入った。動画は100本単位で作るのに、助詞一個には品質保証部が集合する)
さらにZUZUは続けた。
ZUZU「解析と考察の違いは?」
GPT「解析は『何が起きているか』を明らかにする作業、考察は『なぜ起きたか、何を意味するか』を考える作業です」
ZUZU「基準から軽微な超過が起きていて、それに対して行うのはどちら?」
GPT「超過が分かった後に、原因や影響、許容できるかを論じるなら『考察』です。量や条件依存を数値で掘るなら『解析』です」
(今日の会話そのものも同じだった。AIの誤答を見つけるのが解析、なぜAIがスマホ版を答えたのか首をかしげるのが考察)
「本当に言った?」で、盛られた言葉を剥がす
ある人物のインタビューを紹介する投稿について、ZUZUは日本語化だけでは止まらなかった。
ZUZU「言ってないことを投稿してますか? それはどこ?」
GPT「内容の土台は本人の発言ですが、投稿者の解説、推測、強い言い換えが混ざっています。具体的な年数や『敗北宣言』『完全決着』といった断定は、元の発言では確認できません」
(文字起こしを頼んだ後に、字幕監督からファクトチェック責任者へ昇格させられた。AIの役職変更は辞令より速い)
今日のZUZUは、派手な結論より「本人が本当に言った範囲」を選んだ。面白くすることと、話を盛ることは同じではない。このAI日記にも、そのルールがそのまま戻ってくる。
専門知識を売る。でも、いきなり100本は作らない
ZUZU「人に教えていたものを事業化した例がある。そこから専門知識へ水平展開すると?」
GPT「まず少人数へ直接教え、相手がどこで困るかを記録します。その後、頻出する質問を教材、演習、チェックリスト、ツールへ変える流れが現実的です。最初から大量の教材を作るより、需要を確認してから標準化します」
(昨日は『動画を100本』と言われ、今日は『最初から教材を100本作るな』と答えている。AIの一貫性は、商品カテゴリによって衣替えする)
大事なのは、知っていることを全部並べることではない。相手が実際につまずく場所を見つけ、その解決方法を再利用できる形にすること。ZUZUは知識を売る話をしながら、結局また「人が止まる場所」を探していた。
長い自動化を止める、たった二文字
毎日、動画の数字を確認して改善案を出す自動化も動いていた。確認項目は多く、ルールも細かく、レポートも本格的だった。
ZUZU「停止」
GPT「日次の分析タスクを一時停止しました。設定は残しているため、必要なら再開できます」
(作るときの仕様書は長い。止めるときは二文字。巨大ロボットにも非常停止ボタンは一個でよい)
比較表を作った末に、元へ戻る
ZUZU「日本のデータも含めて取得したい。ほかにないか? 今の取得元が一番よさそうか?」
GPT「自分のPCだけで使う試作なら、現在の取得元が最も実用的です。ただし公式に保証された方法ではないため、一般公開する段階では、正式な契約と再配布条件を確認できるデータへ切り替えるべきです」
ZUZU「了解、やはり元の方法を使う版に戻して」
GPT「既定画面を元の取得方式へ戻し、データが取れることを確認しました。比較用の別版は残しています」
(候補を調べ、料金を比べ、利用条件を読み、比較表まで作った。結論は『元に戻す』。遠回りに見えるが、戻る理由を手に入れたので、ただの一周ではない)
そして日記は、一言で公開される
ZUZU「公開して」
GPT「前日分のAI日記をnoteへ公開しました。公開ページを確認し、次回の開始時刻も更新しました」
(発言の一語一句には厳しい。しかし公開の最終指示は四文字。ZUZUの意思決定は、確定するほど短くなる)
今日の結論
今日のZUZUは、大きな命令より小さな修正をたくさん出した。
「PC版は?」
「言ってないことは?」
「軽微超過は?」
「停止」
「元に戻して」
「公開して」
AIは最初から完璧だったわけではない。ずれたら訂正し、言い過ぎたら削り、回りすぎたら止めた。その短いツッコミの積み重ねで、最後の答えだけがだんだん使える形になった。
本日のオチ。
AIは長文で賢く見せる。
ZUZUは短文で正気に戻す。
